はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

The Birthday「STAR BLOWS TOUR」@HEAVEN'S ROCK 熊谷

昨夜は寒空の中、熊谷でバースデーを見てきました。
2月に4thアルバム「STAR BLOWS」をリリースしてのレコ発ツアー。
4月に始まり、この日の熊谷が5ヶ所目。
熊谷は05年春の松浦コンで来て以来5年ぶり*1
熊谷のヘブンズロックはVogue時代から含めても初めて来る会場。

中の造りはさいたま新都心のヘブンズロックと似たような、まあ地方のライブハウス的な感じ。
300人ちょっとのキャパでステージは低い。
この日はハルキ側の中段で見てたけど、メンバーの胸から上しか見えなかった。
楽器はほとんど見えなかった。
ドラムのキュウちゃんに至ってはまったくと言っていいほど見えなかった。。*2



19時10分頃開演。
まあキャパが小さいだけあって、演者が近くに見える。
チバの鋭い眼光はさすが。
そしてギターを構えるや、、、
「I GOT A FREE STONE I GOT A FREE STONE I GOT A FREE STONE yeah!」
の咆哮と共にアルバム一曲目の「FREE STONE」が投下される。
この「FREE STONE」は一発目でこその曲。
ミッシェルで言うと「ブラック・ラブ・ホール」。
もう最初のチバのしゃがれ気味のシャウトだけで客はロックされる。
そしてCDの何倍もの爆音で浴びせられるバンドサウンドはたまらない。
そう、バースデーのライブは音がバカでかい。
もちろんこの日もバカでかい。
忘れていたわけじゃなく覚えてはいたのだがバカでかい。
ライブ中は感覚がマヒっているが、一日過ぎた今でも耳鳴りがする。。


そんな爆音の中でライブは進行していく。
「カレンダーガール」「ダンスニスタ」「いとしのヤンキーガール」と陽性で踊れる曲を連発。
この時点でフロアもすでに熱狂の渦と化している。
中段でマイペースで見ていても汗を感じずにはいられない。
特に「ダンスニスタ」は跳ねるリズムが体を動かさずにはいられない。
続く「ディグゼロ」「BABY507」「GILDA」の流れはアルバムと同じ曲順。
淡々として、それでいて時に激しい曲が続き、心の内側から熱くなっていくのを感じる。
「GILDA」はサビに向かっての高揚感とサビでの爆発力が最高。


前作に収録の「グロリア」を挟み、キラー曲の一つ「ALRIGHT」をこの序盤で投下。
「ALRIGHT」の美しすぎるメロディーラインはやはり鉄板。
そして続けて「マディ・キャット・ブルース」と「泣きメロ」の2連発。
もう酔った。
激しいだけじゃなくこういう美しい旋律を奏でられるのも、チバの、このバンドの凄い所。
と思ってたら次は荒々しい「オオカミのノド」で幅の広さを見せつけられる。


幅の広さと言えば、チバのMCもそうw
とにかくやたらと「クマガヤ〜ン」と連呼してたw*3
ご機嫌なのか知らんけど、最近お茶目がひどすぎる気がw
他にも
「クマガヤボーイズ!」
「熊谷って埼玉?」
「あ、、熊谷に来て数時間、、ようやく慣れてきたぜ」
など、チバ語録はこの日も健在でしたw


後半戦は「ピアノ」から緩やかにスタート。
「リトルリル」「Hey Johnny」「狂っちゃいないぜ」と徐々にヒートアップさせていく。
一時の間を置きハルキが力を込めて弦を弾き「風と麦とyeah!yeah!」が始まる。この曲はかなり好き。8分以上という曲の長さを感じさせないスリリングな展開。淡々とループするリフがカッコ良い。そしてチバの渋みがかったヴォーカルがたまらない。「yeah!yeah!!!!!!」と叫ぶ声の説得力たるや。。魂が震わされるとはこういうことを言うんだろう。。
ザックリしたギターから「The Outlaw's Greendays」が始まる。サビの「ジ アウトローズ グリーンデイズ!」のフレーズでは客も一体となって叫び拳を上げる。カッコ良し。
そして「愛でぬりつぶせ」の一体感たるや。。。ライトが点いた中、俺の周りの客もタオルを掲げたりサビを歌ったりと思い思いに楽しんでいた。俺も楽しんだ。なぁパンクス。
チバがゆっくりとギターをかき鳴らし、アルバムのラストを飾る「SUPER SUNSHINE」で本編が締められてゆく。この曲のスケール感はラストでこそ。中盤から曲が徐々にテンポアップしていく。「カモン!」と連呼するチバ。終盤では怒涛の高速セッション・・・この凄まじさたるや・・・只ステージを眺めることしかできない。キュウの鬼のような叩きっぷりはさすがだった。


アンコールで登場したチバはオールバック。渋すぎ。そしてハーモニカを吹き鳴らして「ローリン」がスタート。ローリンベイベー!イッツオーライ!
さらに代表曲の一つ「涙がこぼれそう」が始まる!この曲の展開、そしてサビの美しさはまさに代表曲と呼ぶに相応しい。あの子にラブコール。。
これで終わりと思いきや、この日はダブルアンコとして静の「ハレルヤ」、そして動の「Nude Rider」という対極にある2曲を披露。。ホントすばらしいとしか言いようが無い。。


レコ発ツアーなのでもちろんアルバム曲は全曲披露。アルバム曲では「FREE STONE」「ダンスニスタ」「風と麦とyeah!yeah!」「GILDA」「SUPER SUNSHINE」が特にカッコよく聴こえて印象に残ってる。アルバムには入ってないが「マディ・キャット・ブルース」も良かった。
新作以外では、やはり「ALRIGHT」「涙がこぼれそう」「ハレルヤ」あたりは鉄板。


次に首都圏に戻ってくるのはセミファイナルとなる7・19のZEPP TOKYO
この日のライブを見てしまうと、やはりZEPPも行きたくなるわなぁ。

1.FREE STONE
2.カレンダーガール
3.ダンスニスタ
4.いとしのヤンキーガール
5.ディグゼロ
6.BABY507
7.GILDA
8.グロリア
9.ALRIGHT
10.マディ・キャット・ブルース
11.オオカミのノド
12.ピアノ
13.リトルリル
14.Hey Johnny
15.狂っちゃいないぜ
16.風と麦とyeah!yeah!
17.The Outlaw's Greendays
18.愛でぬりつぶせ
19.SUPER SUNSHINE


アンコール1
20.ローリン
21.涙がこぼれそう


アンコール2
22.ハレルヤ
23.Nude Rider

*1:ちなみにこの時が人生初の最前列観戦だった

*2:途中の暗転で「キュウさん立って〜!」って言ってる客がいたけどそれはオレではないw

*3:「ハワイヤ〜ン」的な口調でw