はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

ファイトだ宇部商!

今年の高校野球もベスト4が出揃って「いよいよ感」が出てきました。
大阪桐蔭京都外大西駒大苫小牧宇部商
一瞬の爆発力が驚異の京都外大西、連覇を目指す駒大苫小牧、辻内・平田と超高校生級を擁する大阪桐蔭
しかし、その中でもやはりどうしても贔屓目で見てしまうのは「宇部商」です。
去年は佐々木孝介主将のプレー・キャプテンシーに魅了され、駒大苫小牧を応援してたけど、今年は宇部商
と言うのも、10・23には宇部からやや離れた周南で娘。のライブを見に行くから。
ウチの妹さゆの故郷からも近いしねww


でもね、そんな「ヲタ視点」を取り除いても、今年の宇部商は応援したい。


今日の準々決勝の「宇部商VS日大三」の試合を、さっきまでスカパーの再放送でやっていたのでたまたま見たのですが…
終盤の逆転に継ぐ逆転劇は結果を知っていても見ていて興奮・ドキドキした。
文字でのデータは↓が詳しいかな。
http://sports.yahoo.co.jp/baseball/hs/scores/2005/summer/live/0818b.html
でも文字だけじゃ伝わらない「ライブ感」があった試合。
やー、「野球は最後までホントに分からない!」ってのを久々に見せてくれた好ゲームだったと思います。
両チームの粘り合戦の中で宇部商の執念、堅守、絶対的左腕エース好永の存在、が上を行ったのではないでしょうか。


8回に二死満塁から逆転打を浴び、一回は地獄に落とされ天を仰いだエース好永。
しかし直後の9回に自らのダメ押しタイムリーを含めた再逆転劇の末、またもや最後までマウンドを守り通した。
これで地方大会から宇部商のマウンドは好永しか立っていない。
「一人で地方大会から投げ抜く」と言うのは現代の野球では異常中の異常でしょう。
プロ野球では完全に「投手分業制」が確立しているけど、高校野球も徐々に分業制にスライドしていっているし。
それでも横浜・松坂や桐生一・正田のように「絶対的エースが一人で投げきる!」と言うのはこちらからするととても魅力に映る。
しかも、98年の松坂は「伝説のPL戦」直後の準決勝では先発してない(リリーフで登板)し、正田くんも全試合完投では無い。
(松坂は98年センバツの時は全試合完投して優勝しているが)
それだけに好永の投球は見るものの心を揺さぶる。
(個人的には、今年の好永はなんとなく正田樹を彷彿とさせるなあ)
そして好永はエースでありながら4番。
今日も2本のタイムリーを含む3安打を放つなど打戦でも主軸となっている。
(甲子園での打率は5割を超えているらしい)
あの純朴な顔立ちのどこにそんなスタミナが内蔵されているのだろう。
明日の準決勝は京都外大西戦。
第一試合だから、好永に与えられたインターバルは18時間しか無い。
18時間後に好永はまたマウンドに立ち続ける。
試合後に玉国監督が「(宇部商の投手は)彼しかいない」と明言してるのだから…
あの「KKコンビ」擁するPL学園に敗れて準優勝となった85年以来20年ぶりの決勝進出を目指して、彼はまた9回を投げ続けるのであろう。
好永以外の野手も彼を守り立てるべく、全試合2桁安打と好調を持続している。
投打は噛み合っている。
ここまで来たら…
山口に深紅の大旗を持ち帰ってもらいたい。
宇部商に、好永投手に頂点に立ってもらいたい。
だから・・・
頑張れ!宇部商!!