ブルトレには

ＪＲ九州の誇り、執念、熱き魂を感じた。そして車内には旅好きのロマンみたいなものが充満していた。
山口からでも12時間22000円を費やす。飛行機など他の交通手段と比べると効率は明らかに悪い。それでも寝台にしか無い「良さ」はある。移り行く街並みを楽しんだり、真夜中に一つ一つの無人となった駅を通り過ぎていったり、大阪で寝て起きたら浜松だったり…等々。そんな「良さ」は分からない人にはいくら説いてもわかるまい。「効率」しか重んじない人にはわかるまい。
「旅を楽しめる人」のみが共有できる感覚だろう。

この先、ブルートレインに乗る可能性は極めて低いだけに、この体験は貴重でした。
あの空間は（今回乗った車両が建造された）30年前から時が止まってたよ。