はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

レインボー7@さいたまSA (ファイナル)

この春の娘。のツアーは34公演あったものの、結局この最終公演1公演のみの参加。


最初にして最後、そして完全にベリにシフトしている今の自分にとって久々の娘。コン。はすごく新鮮だった。
「新鮮」ってのもおかしな話なんだが。。
でも客のノリ・娘。のパフォーマンス、それがとても新鮮に映った。
と同時にものすごい「羨ましい気持ち」も産まれた。
この気持ちは「嫉妬」と言っても良いと思う。
悔しい、、、では無いな。やはり「羨ましい」だな。
何に対して、何と比べて「羨ましがって」いるか。
「何と比較してるか」はお分かりだろう。
Berryz工房モーニング娘。」の比較ですよ。


この日、5月7日は、石川梨華の卒業・久住小春の加入の日。
あの日、ボクはスーツを着て武道館にいました。
梨華ちゃんの卒業、そしてあの時の娘。コンに入れ込んでいた。
あれからちょうど一年。
自分と娘。との距離はかつてないほど離れている。
それはライブへの参戦数と言う事以上に、すごく実感している。


娘。や娘。ファンに失礼だなと少しは思いつつも、この日の公演をボクは「ベリヲタの視線」で見てました。
ライブ見て「こりゃアウェイだな」とか「つまらない」とか「娘。とは決別だな」と思えるほうが楽だった。
でも娘。のライブはやっぱすごいんよ。


さいたまSAでの公演」とは言いながらも、この日は400レベルをつぶし、収容人数に関しては全盛期(例えば圭ちゃん卒業の時のような)には及ばないのは一目瞭然。
しかしながら10000人以上の人を興奮させていることには代わりは無い。
スタンド席から見ていて、アリーナの客が一斉に拳を突き上げる・サイリウムが同じタイミングで上に上がる。
この光景を見て鳥肌が立った。
そして一般客の比率も多い。
訴求力は一時より確実に減ってるとは言え、まだまだ高い。
自分の席の周りにも、そこらを歩いてるフツーの兄ちゃん・姉ちゃんが楽しんでいる姿を見ることができた。
その姿を見ても羨ましく思えた。


Berryz工房のライブはすごい。
Berryz工房のメンバーの頑張りは賞賛に値する。
多くの人に彼女たちのすばらしさを伝えたい。
そして今でも2〜3000人規模の舞台でライブをし、同等の人を満足させるだけのパフォーマンス力は持っているだろうし実際にできるだろう。
でも、、、
この同じ会場で娘。に匹敵するライブができるか。
10000人を楽しませ・酔わせ・狂わさせ・乱すことができるか。
観客の気持ちをバラバラにせず、同じようなテンションでライブに臨ませることができるか。
ボクはまだムリだと思う。
そんなのアタリマエ。
モーニングとは歴史もキャリアも場数も年齢も全然違う。
モーニングには及ばないのは当然。
それでも、ベリのファンである以上、彼女たちにもいずれは娘。と同じ舞台でライブをやらせてあげたい。大舞台でやらせてあげたい。
それがいつになるのかは分からない。
できない可能性だって大いにある。
そのあたりにモヤモヤとした気持ちを抱いたのかもしれない。
スタッフでもプロデューサーでも無い。
ただの一ファンとしての気持ち。


とりあえずベリ側から見るのはこのあたりでおしまい。
以下、セットリスト共に娘。コンの感想でも。

01.HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜
02.THE マンパワー!!!
03.Go Girl 〜恋のヴィクトリー

モニターでのメンバー紹介

04.SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜
05.パープルウインド

MC

06.色っぽい じれったい
07.愛あらばIt's ALL RIGHT
08.友達(♀)が気に入っている男からの伝言 吉澤/高橋/紺野/小川/新垣/藤本/田中/亀井

寸劇

09.レインボーピンク 重ピンク(道重)/こはっピンク(久住)
10.銀色の永遠/ 藤本美貴
11.NATURE IS GOOD! 吉澤/高橋/紺野/小川/新垣/亀井/田中

MC

12.無色透明なままで 吉澤/高橋/紺野/小川/藤本
13.大阪 恋の歌 高橋愛
14.レモン色とミルクティ 新垣/亀井/田中/道重/久住
15.青空がいつまでも続くような未来であれ!
16.ザ☆ピ〜ス!(VTR→2番からメンバー登場)
17.INDIGO BLUE LOVE 新垣/亀井/田中
18.恋は発想 Do The Hustle! 吉澤/高橋/紺野/小川/藤本/道重/久住
19.直感2〜逃した魚は大きいぞ!〜

MC

20.女子かしまし物語
21.浪漫〜 MY DEAR BOY 〜
22.なんにも言わずにI LOVE YOU

アンコール

23.ラヴ&ピィ〜ス! HERO がやって来たっ。
24.さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャッチャ!


まずはネガな意見から。
9→10への繋ぎは最悪。
曲の良さを殺してた。
(もちろん「銀色の永遠」のほう)
同じく18→19の流れにも。。
「恋は発想〜」と「直感2」にはどうしても馴染めない。
いろいろな意味で今回最大の問題作「レインボーピンク」だけど、やはりと言うかボクはダメ。
小春がやりきればやりきるだけ、プロに徹すれば徹するだけ、ボクはダメなのかも知れない。
「ピース」のVも、「スイッチON」や「にょきにょき」のクオリティの高いVを見た後だとしょぼい。


否定的な意見はこれくらいで、あとは良かったところを。
ライブで聴く「HOW DO YOU LIKE JAPAN?」は物凄く低音が響いてカッコよかった。


その他、冷静に見つつも冷静でいられなかった曲として。
・友達(♀)が気に入っている男からの伝言
・NATURE IS GOOD!
大阪 恋の歌(高橋ソロ)
INDIGO BLUE LOVE
・なんにも言わずにI LOVE YOU


それと「青空がいつまでも続くような未来であれ!
これはCDで聴くよりは良い。
娘。コンに参加した人の多くが絶賛してた理由も分かる。


あとは新垣里沙の順調な成長と、吉澤ひとみの存在感。
特に吉澤。
声は枯れ、出し惜しみ無しにパフォーマンスするその姿はやはりボクの胸に響く。


紺野と小川のソロコンラスト、と言うのには「ご苦労様」以上の特別な感情は湧かなかった。
現場で見て、本人たちの口からメッセージが聞ければ心も揺れたのかもしれないが、実際のコメントは当日のハロモニ。のそれとほぼ同じだった。
「自分(当事者)の声」としてボクの胸には響かない。
それだったら追い出しのVの演出のほうがグッと来た。
そうは言っても彼女たちの卒業まで残された時間はわずか。
特に紺野に至っては最終公演を観ることができる。
誤解を恐れずに言うと、その時、その公演で、自分が彼女にどう接するのか、どう思うのか、自分でも興味がある。