はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

ダブルレインボウ@東京厚生年金会館 4日夜公演

今日はようやく亜弥コンに参加してきました。
オイラは亜弥コンだけは昔から比較的良席で見てきた*1んだけど、今日も1階6列という好位置でした(他力だけどw)
で、今回の「ダブルレインボウ」ツアーへの参戦はこの1回だけなんで、そんな好位置にも関わらずほとんど踊ったりせずステージを目に焼き付けようとしてました。
ワンマン自体が一年ぶりだったんだけど、近くで見るとやっぱまっつーの顔ってホントちっちゃいんだわw今さらだけど先週品川で初めて握手をしたわけだけど、やっぱまっつーかわいいんだよなw
まあ冗談は少なめにしておいて、でもマジでこの位置だと彼女の力強い歌声を間近でビンビン感じるわけですよ。だから余計に体が硬くなっちゃうんだよね。これ昔から起こる現象。



亜弥コンと言えば、昨年からライブ中に「生楽器」を取り込んでいおり、昨春は「弦楽四重奏」とのコラボ、昨秋は「べっちょないバンド」(ブラス隊&ギター&キーボード)と組むことで、より深化した松浦亜弥を見せてきたわけですが、今回は「ギター・ベース・ドラム・キーボード・パーカッション」の5人編成と、これまでと比べるとオーソドックスな感じ。
5人は途中の「blue bird」から登場し、最後までこのバンド編成(+所々にダンサー)というスタイルで進む。
ってかダンサーとして久々にカオポン*2を見た!!懐かしい!!まさか亜弥コンで再びカオポン見れるとは!!コアスカとかなにやってんだろうなー。*3


話がまたずれたw
今回のバンドは過去2回に比べると、そこまで前に出ないで終始かなり抑え気味な演奏をしていた印象。
それでも過去の楽曲にスパイスを施しアレンジを加えることで今回も聴覚的に楽しめた。
例えば「桃色」のベースラインが昔から好きなんだけど、実際に目の前でそれをプレイされると結構高まったね。それに「絶対解ける問題」なんかもオケだけより疾走感が増すから良い。
亜弥コンでの生楽器はこれからも続けていってほしいな。
まあ生楽器の導入等、これまでも常に観客を驚かす構成のライブをしてきたけど、今回はセットリストの内訳に驚きました。
ってことで今回は早めにセトリを載せてみます。

1.笑顔(Short Ver.)
2.ドッキドキ!LOVEメール
MC
3.LOVE涙色
4.灯台
5.宇宙でLa Ta Ta
6.100回のKISS
7.引越せない気持
8.女 Day by Day
9.ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)
MC
10.blue bird
11.今はレットイットビー
12.砂を噛むように…NAMIDA
13.HAPPY TO GO!
MC
14.トロピカ〜ル恋して〜る
15.桃色片想い
16.絶対解ける問題
17.Yeah! めっちゃホリディ
アンコール
18.ダブル レインボウ
MC
19.I Know

「宇宙でLa Ta Ta」を除き、初中期の曲が9曲、最新アルバムからは9曲と見事に二分された。
3rdや前作「NAKED SONGS」、それに中期のシングルなんか一切セトリ入りしてない。
これはいわゆる「アイドル時代のあやや」と最近の「オトナの松浦亜弥」をなんとか両立させようとした結果なのかな。今回のツアーは、てっきり最近のバラード中心の「オトナの松浦亜弥」を全面に出してくると思ってたんだけどね。ってか実際に一曲目に「笑顔」を持ってきて、このままそういう感じの流れで進むんだろうなあと思ってた。
しかし2曲目に流れてきたイントロはなんとデビュー曲の「ドキLOVE」でした。そしてMCを挟んでは「LOVE涙色」。その後も「100KISS」「トロ恋」「桃色」「めちゃホリ」。。
気付けば「ドキLOVE」「トロ恋」「涙色」「100KISS」「桃色」「めちゃホリ」と、1st〜6thシングルまで全て披露。7thの「The美学」のカップリングである「I know」も最後にやっているし、「絶対解ける問題」「ナビが壊れた王子様」も昔からのライブの定番曲。
このあたりの曲だけ見ると、完全にアイドル時代のあややのライブ。特に「トロ恋」から始まる後半4曲のラストスパートなんてまさに「めっちゃライブ」とか「松リングPINK」あたりのイメージでした。
このあたりの昔の代表曲をやれば当然観客は盛り上がるよね。
ツアーが始まって、このセトリだって知ってから、要は昔の曲がセトリにあるから亜弥コンに来た人も結構いるみたいだし。



ノリの良い曲と言うとどうしても昔の曲を多くイメージしてしまうけど、最新アルバムが全部バラード系かと言えばそんなことは無く、アップテンポも曲はいくつかありまして。
「女 Day by Day」なんかは久々にコミカルな感じの振付。「Me」「B型」の歌詞に合わせて自分を、「You」のトコではかわいく上前方に指差ししたりね。この次の曲が「ラブチャン」というこれまたフリが特徴的なライブの定番曲なんだけど、「女 Day by Day」から繋ぐことで違和感がほとんど無かった。
「HAPPY TO GO!」なんかも軽やかな感じがライブでは映えるね。
あとは「引越せない気持」が良かった。元々リズムが気持ち良くて好きな曲だったんだけど、ライブではサビの「春夏秋冬」「朝昼夕夜」と言い回していく歌詞がすごく美しく聴こえた。松浦が情動的に歌ってたのも印象深い。
昨年の楽曲大賞1位にした「砂を噛むように・・・NAMIDA」では最後のブレイクで(過去の亜弥コンでも「100KISS」とかでやってるような)意図的な静寂タイムが。。今回はキレイに見事に決まりました。
表題曲「ダブル レインボウ」はアンコール1曲目。黒のタイトなオトナな衣装で歌い上げる。品川でも聴いたけど、この曲はスケールでかいから大会場のほうが似合うな。曲のラストで舞台セットの虹にグラデーションがかかっていく演出がすごいキレイだった。ホント、グッと来る曲ですわ。



今日はアンコールの黒の衣装以外にも印象に残ってる衣装がいくつかある。いつもは衣装はあまり覚えてないんだけど。。
・「100KISS」の時の白いドレス。やはり「100KISS」のイメージカラーは「白」だよね。
・「ラブチャン」あたり(だったはず)の衣装が「若奥様」みたいな感じ。なんかエプロンを連想したんでw
・後半の赤のチェックの衣装がかわいかった。松浦は「女性からの支持はあるけど、露出が少ないから男性陣には物足りないでしょ」みたいなこと言ってたけど、失礼な!そんなこと無いっすよ!w Buono!みたい(もっとお姉さん系だけど)でステキでした。
衣装じゃないけど、「LOVE涙色」の時に、イントロで衣装が(ピアノ線かなんかで)パーンと真っ二つに切り裂かれて飛んでいく演出がありましたw巡回してたらこの演出、失敗のほうが多いみたいねw



ってことでやっぱまっつーコンは楽しいわ。満足できるわ。
土日昼夜で行われたのでこの公演が4ステージ目だったけど、昔と違って明らかに調子が悪そうな感じは受けなかった。100%フルパワーかと言われればそりゃあちょっとは疲れも見えたけど、それでも胸に響くパワフルなボーカルを随所に見せてくれました。圧巻だった。
昔の松浦の印象と言えば、バランスオブゲームみたいに連戦に弱く使い込まれると調子を落とすイメージがあったんだけどwこのあたりは年齢を重ね成長したのかな。
構成的には自分も昔からのファンなんで、愛着のある昔の曲をやってくれればそりゃ懐かしいし嬉しかった。
でも今はやっぱ最近の曲のほうが好き。
ライブで聴くなら「ドキLOVE」より「ダブルレインボウ」なんだよね。
それはやっぱ最近の曲のほうが松浦が等身大に自然に歌ってる感じがしたから。
見ててすごく気持良さそうだったから。
さっきも言ったけど、最近の松浦はホント楽しそうに歌うんだよね。
MCで言ってたように、心の底から「歌を歌うこと」を楽しんでいる。
すごく自由に生き生きと歌ってる。
あとこれもMCからだけど「昔は歌詞を想像しながら歌を歌ってたが、経験を少しずつ積み最近では自然に歌えるようになった。ようやく私が曲に追い付けた感じがする」的なことを言っていた。(詳細は違うけど)
これは先週の品川でも言っていたけど、すごく深い言葉だと思う。
だからこそ、最近の松浦の歌は説得力があるんだろうと思う。
今の松浦は音楽的にはすごく充実してるんじゃないかな。
もちろん松浦自身も昔の曲を嫌々歌ってる訳ではないのが良かった。
むしろ「アイドルあやや」を「楽しそうに演じてる」ような感じがしたしね。
まあ昔の曲云々言ってるけど、結果として松浦の二つの側面が見ることができたのは良かったかな。
昨日は空席・当日券があったみたいだけど、今日は当日券も発売されてなかったように満席。
ハロプロファンには根強い人気があるし、徐々にではあるけど外部・それも女性の支持が増えてきてる感じもする。
そんな満員の観客からの大声援を受けて、今日は松浦女王陛下もご満悦のご様子でした。
トークの面白さ・安定度は相変わらず抜群で、「私は褒められて伸びるタイプなんです!」と言って客に「かわいー」とか言わせたりね、今日も女王様キャラが全開でステキw
まあ「アイドルあやや」が好きな人が多くいるのは事実だけど、今残ってる松浦ファンは「アイドルあやや」が好きな上で「オトナの松浦亜弥」「素の松浦亜弥」を応援している人ばかりだと思うし。ってか「アイドルあややしか好きじゃない人」は残念だけど徐々に去っていってしまってるからね。
だからいつも言ってるように、彼女には自分自身のやりたいことをやらせてあげてほしい。
先週のごちコン@大宮を見てその思いはさらに強くなったかもね。
芸能人・歌手としてやっている以上、CDセールスが伸びないというのはファンとしても非常に悔しいことだけど、でもこれだけの逸材、何か簡単なきっかけでまたヒット曲に恵まれるとは思うんだけどな。


今日はDVDも入ってたんで、今日の公演が映像として残るんでしょう。
発売日とかは現状では未定だけど、今回は1公演しか入ってないだけに間違いなく今回も買うでしょうね。そしてじっくりと家で見返したい。

*1:これまで唯一の最前体験が05年の亜弥コンだし

*2:04年ごろのごちコンでバックダンサーやってて超推されてた人w

*3:ごちコン参加者じゃないとわからんねw