はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

MO'SOME TONEBENDER「スターダストヤングパーソンの為のおとぎ話〜MOMO NIGHT〜」@LIQUIDROOM

そんなまっつーの聖誕祭を蹴ってまで向かったのは恵比寿でした。
今日はモーサムのマンスリー企画ライブ最終回。
トリを飾るのはギターボーカルのモモによる「モモナイト」。4月のタケイナイトと5月のイサムナイトが各人の個性を活かしたすばらしい内容だったので、当然今月のモモにも期待してしまう。


期待に胸膨らませて中に入ると、、ステージには幕が張られている。。
この時点で、また今日も特別な夜になりそうな予感がプンプン。
15分くらい押して開演。
ファンファーレが鳴り響く中、幕の向こうにモモがいるのがシルエットで判明できる。
そのモモは影絵を作ったり、指揮者のマネをしたりといつもに増してお茶目だw
ファンファーレが終わると幕が落とされる。
すると客席からはどよめきに似た歓声が上がる。
そこにはいつもいるはずのタケイとイサムの姿は無く、5人の管弦楽*1が座っている。SEのファンファーレは生演奏だったとは。。
セットも凝っており、ステージの上からはシャンデリアのような照明が3つ吊るされていたりと、格式高いステージ。
そしてセンターには、まるでマエストロのように正装したモモが立っている。
しかも赤いムスタングを持たずに。。
なにこれ?クラシックのコンサートでも始まるの?
こんなモーサムライブ、見たことないよ俺。。
これがモモの趣味、モモの世界、モモがやりたかったことなのかw



●奇跡の歌
●GREEN&GOLD
●ニッケ
この2曲はオリジナルではなく、トランペット・ホルン・トロンボーン等の伴奏によるミニオーケストラver.によるもの。
いつも以上に音程をしっかり取りながら、メロディを丁寧にしっとりと歌いあげるモモ。
客席もなんか良く分からないままステージを見入っていたように思う。
だってこんなクラシカルなモーサムライブ、みんなだって見たことないよ。。
正直「奇跡の歌」なんか久々に聴くからさ。オリジナルのあのサビで「グワー」っとなる所を聴きたかった思いもあるけど。。まあ「マンスリーライブだからな、、」と思い、ムリヤリ自分で納得させましたw
まあ「グリンゴ」ではメロディラインの美しさに改めて気付けたけど。
そんな「グリンゴ」が終わると、ようやくタケイさんとイサムさんが登場。
二人とも黒尽くめの衣装にオールバックとコワモテの迫力ある風貌。。
イサムさんはタブラとかボンゴみたいな打楽器担当。タケイさんは楽器名が分からんw
そのまま8人で「ニッケ」を披露。これはレア曲だ。ライブでは06年12月の「GOLD LUSH」以来なんだな。


●ロッキンルーラ
●RED GUITAR C'mon
ここからは3人に戻り、通常形態のモーサムライブ。
まずは「Rockin' Luuula」から2連発。
このあたりモモナイトだなーって感じがした。
●idiot
久々だなー、と思ったけど昨年末のCDJでもやってたわw
でもワンマンとなると05年8月のクアトロ以来なんだね。
跳ねるリズムがたまらない。

●MUSIC MASTER
本日2発目のレア曲。「ニッケ」と同じく06年12月の「GOLD LUSH」以来。
だめだぁ〜。できな〜ぃ。

●FOOL GOES ON
シンクロニシティ
●マカロニ
●アイドンノウ
●君とどこまでも (トランペット・トロンボーン

新曲たくさんやってくれた。
打ち込みも取り入れたポップで聴きやすいモーサム。悪く言うと中毒性が少ないモーサムソング。。このあたりはまた後ほど触れるか。
「アイドンノウ」(表記は不明)のイントロがバカらしくて吹いたw
新曲に挟まれた「マカロニ」がいつも以上に愛らしかった。
「君とどこまでも」からは再度トロンボーンとトランペット×2の3人が登場。ここで原曲でゲストコーラスとして参加してる木村カエラが出るかと思ったがそれは無し。


●ルルル (トランペット・トロンボーン
これ良かった。ホーンが入って厚みが出た感じがすごくした。
あと途中で「モモが一旦引っ込む→タケイが「モモ!モモ!」と客に煽りかける→会場中にモモコールが巻き起こる→モモ再度登場」というウルフルズ的なプレイをしてたけど、これってモモが希望した演出なのか?w


●黒になれ
この日最大のレア曲!もちろんオレ初聴き!!
いやあ、カッコイイ!!尖りまくって最高でした。
この曲見てたら、当時のライブに行きたかったなーとシミジミ思いました。

●DAWN ROCK
ドンロクも最高!!この曲のイントロでぶっ飛べるわ。
カッコよすぎ!!!
●STOP THE MUSIC
この曲で前へ駆け出す人が近くにたくさんいたけど、そんなにモッシュしたい曲か?
でも「STOP!!」以降のアウトロはやっぱカッコイイね。

●DUM DUM PARTY
でもってダムダムでこの日最大のサプライズゲストがここで登場!!!
なんとトランペットに中村達也!!!
モモと達也さんは最近JOY HEIGHTSで一緒だけどさ。まさかモーサムライブで出てくるとは予想だにしてませんでした。
や、やっぱ達也さんは存在そのものがロックです。達也さんのトランペットがすごいとかそんなんじゃなくて、達也さんが目の前にいてアクションしているだけで体が震えるんですよ。
ステージがビシッと引き締まった感じがしました。
正直今日はダムダムの曲の印象がほとんど無いw全部達也さんに持ってかれたw

●HigH
ダムダム終わって達也さんが去ると、覆面したスタッフ?が5人くらい登場。
鉄砲隊のように銀テープを発射していきました。
ってかそのうちの一発がオレに直撃したんだけどw結構痛かったんだけどw
まあそんなことは置いといて。。
やっぱ「HigH」は最高!!!!
ライブで演るの昨年の野音以来なのかあ。
ボクは「冷たいコード」と「HigH」の2曲でモーサムの虜になったので、この2曲だけは毎回演ってくれても文句は言わないです。ってかこれからもできるだけやってくださいお願いします。


●echo
本編が終わると、スタッフが忙しくオーケストラの準備。幕が無いと丸分かりだねw
そのままオーケストラ+モモギターで「echo」を。
いつもの「echo」とはまた違う荘厳な雰囲気。。
大サビ前にタケイさんとイサムさんが出てきてベース&ドラムを注入。
アウトロもいつもより長めで余韻に浸れました。
たまにはこんな「echo」もいいかなと思いました。

●流星群
ダブルアンコはイサム作の新曲「流星群」。これまたポップな感じだったかな。まあダブルアンコはあくまで「おまけ」ですかね。


そんなわけで「モモナイト」は約2時間の「特別な夜」でした。
始まる前は「モーサム王道ロックチューンの連発」や「カエラ登場」なんかを思い描いていたんだが・・・
こっちの想像を軽く上回る演出とサプライズの連続でした。
まさかカエラより大物ゲストが来るとはなぁw
あとストロボの使いすぎで目が痛いww


マンスリー企画は3ヶ月参加できて良かった。
三者三様の「色」が出てて面白かったです。
見事にセットリストがかぶることなく、3ヶ月で60曲のモーサム楽曲を堪能できました。
改めてモーサムってバンドの「幅」の広さを実感。
この「色」と「味」の違いを楽しめるのもモーサムならではだな。
こういう「ファン感謝企画」はまたいつかやってほしいな。


モモが途中で言ってたけど*2、アルバムも近いうちに出るみたい。まあこんなにたくさん新曲を披露するってことは、きっとたくさんストックが溜まってるんでしょうね。ただ今日やった新曲群は正直ガツンとは響かなかったかなあ。。ボクが好きなモーサム楽曲はどっちか言うと、尖ってたり、グロかったり、重かったり、グッと来たり、カオスだったり、、それか逆に突き抜けるくらいのアッパー感がある曲のほうが好きなんでねぇ。。そんな過去のモーサム楽曲に比べると、新曲の第一印象はどうしてもちょっと「薄い」んだよね。。それこそ「We are Lucky Friends」や「TIGER」や「C.O.W.」楽曲を新曲として聴いて「うおぉぉ!!」と思った時とは違う感覚がありました。。
まあアルバムを通して聴いたり、ライブで見重ねていったらまた印象変わるかもしれないけどね。

1.奇跡の歌 (オーケストラ)
2.GREEN&GOLD (オーケストラ)
3.ニッケ (オーケストラ+タケイ・イサム)
4.ロッキンルーラ
5.RED GUITAR C'mon
6.idiot
7.MUSIC MASTER
8.FOOL GOES ON
9.シンクロニシティ
10.マカロニ
11.アイドンノウ
12.君とどこまでも (トランペット・トロンボーン
13.ルルル (トランペット・トロンボーン
14.黒になれ
15.DAWN ROCK
16.STOP THE MUSIC
17.DUM DUM PARTY(トランペット:中村達也
18.HigH


En1
19.echo(オーケストラ+終盤からタケイ・イサム)
En2
20.流星群

*1:渋谷の安居酒屋でモモが口説いて誘ったらしいw

*2:あんま言っちゃいけないらしいけどw