ザ・クロマニヨンズ「FIRE AGE 08-09」＠横浜BLITZ
一年ぶりのクロマニヨンズのワンマンに行ってきた。前回は中野サンプラザだったので、スタンディングでのクロマニヨンズライブはそれこそ約2年ぶり。でも久々に見たクロマニヨンズのライブはなんも変わっちゃいなかった。
まずは客層の幅広さが変わってない。高校生くらいの若いカップルから、それこそ50代くらいのオジサンオバサンまでいるし、服装もヒロト意識で黒の革ジャンでビシッとキメた人、タトゥーをバリバリ入れた人、オレみたいなヲタク、とホント幅広い。音のデカさも変わってない。スピーカー近くにいたってのもあるけど、一日過ぎた今でも耳鳴りがしてるなり。
会場はこれも久々の横浜BLITZ。整理番号が後ろだったことで入場にかなり手間取った挙句、中のロッカーの場所が渋滞ってか激流で朝の通勤ラッシュ以上だった。横浜BLITZはロッカーの造りが悪いのをすっかり忘れてた。。まあ思い出したところで冬では対策の立てようも無いけど。。
そんな感じでロッカーに荷物入れて会場に入ったらすでに前説が始まっていた。ドリンク券を替えてるヒマもありゃしない。。しかし相変わらず前説の彼はオモローやね。「燃えているかー！完全燃焼できるかー！真っ白な灰になれるかー！」とかのフレーズを低い熱量で言うもんだから、そこに生まれるなんとも微妙な空気がステキｗ
そして今日はほとんど押すことも無く4人が呼び出される。一曲目の「エイトビート」が流れた瞬間から最高のロックンロール空間が始まった。ロックにもいろいろあるけど、クロマニヨンズのロックはホント楽しくてサイコーなロック。ヒロトの声、マーシーのギター、コビーのベース、カツジさんのドラム、もうどれも最高。特にヒロトのあの笑顔ってか表情は若輩者にはマネできん。深いんだけど、観てるモノを虜にさせるんだよなあ。
あと以前よりMCってか客との対話みたいのが増えたような気がした。機嫌良かったのかな。なのでこの日のオモロなMCを思い出すまま記載します。
客が「頑張れ〜」とか言うのに対して「俺は天邪鬼だから『がんばれ！』とか言われると逆に萎えちゃうんです」と返すヒロト。そこで客が「帰れ〜」とかヤジを飛ばすと「ぜってぇ最後まで帰らねぇ！」とかｗそんでもって「死ね！」とヤジられるとすかさず「生きる！」とFUJIWARA的な返しをするヒロトｗ
グッズの販促をするときって、フツーなら「物販で買ってください」とか「ロビーで売ってます」とか言うもんだけど、ヒロトにかかれば「このタオルは貴重なタオルです。あまり売ってないのでフツーには手に入らないです。無いと思うけどもし見つけたらそれはラッキーです。ぜひ買うことをオススメします」となるｗしかもアンコールでは「人も殺せるタオル」とかｗｗそんなこと言っても誰もが「不謹慎だなぁ」とか思わないのがヒロトの魅力。ちなみにTシャツやバッジなんかも珍しいからフツーでは手に入らないんだってｗもう天才だと思いましたｗ
中盤あたりで曲の間に鼻を嚊んだヒロトがいきなりステージ上で笑い出した。笑いながら「この笑いの理由はあとで説明します」と言っていた答えがアンコールで判明。ヒロトは「脳ミソが溶けて鼻から出てきてしまう病気」にかかってるらしいｗので、いつもステージにティッシュが置いてあるらしいのだが、今日はその病気ｗのことを知っているスタッフがティッシュの横にあるカップに「脳ズイ」って書いたらしく、それを見てヒロトは大笑いしたようですｗヒロト的には「脳髄」の「髄」の漢字が分からず「ズイ」ってカタカナだったのがツボだったみたいｗ
あとモノマネをやたらたくさんしてた。ナベアツ、ミッキー、ミニー、キティちゃんのマネもあったけどｗ、この日のメインは「歩くチブ」のラストフレーズのタメの所で、西城秀樹風、森進一風、大友康平風に「チブ〜」と言ったりｗ、極め付けは織田裕二風に「ここ横浜BLITZにぃ〜織田裕二がぁ〜チブ〜〜〜！！」とかした所ｗはい、すげえ面白かったですｗこんなバンドだったっけクロマニヨンズｗ
この日「くじらなわ」で引っ張ったのは「猪木、高田、泰葉」という「プロレス繋がり」でしたｗ最初「泰葉」の名前が出たときは「泰葉をネタにして得する人は居ないよ」と言って笑ってたし、一時は「猪木、高田、前田」で決まりぽかった*1から、てっきり泰葉は無いと思ったのにｗってかあまりにプロレスラーの名前が出るもんだから「ここはプロレスラーの名前を言うコーナーじゃありません」とか言ってたものの、意外にプロレス詳しいんだなヒロトｗってことでしっかりと泰葉も引っ張ってきましたｗ
あとどこか忘れたけど「苦情などは事務所に言ってください」「我々の所属事務所はイエローキャブです」とかも言ってたなｗ
MCのネタばっか書くとPerfumeのレポ書いてるみたいになってきたので、そろそろMC以外にも触れますｗ
この日はコビー側の前方エリアが意外に快適に見れたのでずっとそこにいた。位置的にあんまマーシーが見れなくて、コビーやカツジさんのプレイを注視しながら踊ってたらすげえ気持ちよかった。やっぱリズム隊が強いよなー。カツジさんのドラムは腹に響く。でもアンコの最後だけは中央に飛び込んでいったｗあの時だけは自分を止められなかったｗ
最新作「FIRE AGE」からは「海はいい」「ナントカドン」「まーだーまーだー」「化石とミイラ」「ドロドロ」あたりが披露されなかったのが意外だった。新作群を序盤に固めてきたのはたぶん意図的なんだろうな。良かったのは「エイトビート」「スピードとナイフ」「ジェームス・ディーン」「ぼうふら」「太陽さん」とか。まぁもちろん全部良かったんですけどねｗ*2しかし「ジェームス・ディーン」の
「人類はわりと最低だけど 人類はてんで最高なんだぜ」
ってフレーズは、オレの中で今年1、2を争うベストフレーズだわ。
昔の曲では「エレキギター」→「グレート」の繋ぎとか懐かしかったし、「キラービー」はテンション上がるし、「くじらなわ」では自然と拳が上がっちゃうし、「渋滞」は踊れるし、「あさくらさんしょ」は染みるし、「タリホー」は永遠の名曲だし。。まとめると全部最高でした。ってかこうして新旧聴くと、やっぱ1stの曲はパンク色が強いので、最近の曲とはまた別の意味で盛り上がる感じがした。
アンコールではマーシー、コビー、カツジさんの3人は上半身裸。ヒロトは「Tシャツを履いて」登場ｗ去年の中野でのアンコールでも「これがホントのTシャツ一枚！」とか言って同じカッコで出てきたっけｗ
アンコール一発目は「太陽さん」。終わった後にヒロトが納得いってない様子。ヒロト曰く、「この曲は専門用語で言う『ブレイク』が難しい」曲らしく、今日はその「間」に失敗してしまったとのこと。確かに2番の入りや最後の「さん さん」連呼の所なんか難しそうだもんなあ。実際1回目は2番の入りでつまずいてたしなあ。そこでヒロトが三人に「もう一回やらせてー」とお願いして、なんと急遽もう一回演奏することに！！律儀にもう一度「アンコールどうもありがとう」から言い直して2回目の「太陽さん」。今度はブレイクのところも「成功」してヒロトも満足していました。いやあDVD撮影とかでもないのに「太陽さん」をフルで2階も聴き直せるなんて、これはお得なサプライズだったわー。
ラストの「弾丸ロック」→「クロマニヨン・ストンプ」は卑怯すぎる！ そりゃあオレも中央に飛び込んでいってしまうよｗそんなトコに入り込んだ代償として「クロマニヨン・ストンプ」では久々に「発射台」役にさせられましたｗあんな短い曲の中で2人立て続けにダイブの補助を頼まれるってｗしかもそいつのダイブがヘタで、足をバタつかせるもんだからメガネに当たって曲がったんですけどｗまあ悪い気はしないんだけどねｗ
そんで「ストンプ」が終わったとき、コビーが投げてくれたピックが自分の方に向かってくる展開！！！「これは頑張ったオレに対するコビーの優しさ？」とか思ってｗこっちに向かってくるピックに左手を伸ばしキャッチしようと試みるも、なんとこれをファンブルｗｗまさかの痛恨のエラーでキャッチし損ねて他の人に取られちゃいましたとさｗ嗚呼オレ、サイテーｗ
ヒロトはもちろん最後はTシャツを脱いで全裸で帰っていきましたとさｗそんでもって最後は一人の客がステージに上ってヒロトと抱擁してたｗしかも黒い革ジャン着て細身だったその風貌はヒロトに似てたｗ
あと↓のセトリは拾い物なんだけど、曲はこれで合ってると思うけど、順番は正直合ってるのか微妙。最初や最後は間違いないんだけど特に中盤が。。「くじらなわ」の次って「渋滞」だっけ。。「ロージー」やったのこんな後だっけ。。うーん、覚えてないなあ。。
って感じですげー楽しかったです。クロマニヨンズのレポ書くときはだいたい「楽しかった」しか言ってないけど、まあ事実なんだもんしゃあない。
来年もこのツアーは続いて、2月の9日・10日の月・火にはCCレモンであります。その週はBuono!で忙しいんだけど、やっぱクロマニヨンズも行きたいなあと思ってます。ってかたぶんどっちか行く。
1.エイトビート
2.ゴーゴーゴー
3.ぼうふら
4.独房暮らし
5.ギリギリガガンガン
6.紙飛行機
7.ニャオニャオニャー
8.自転車リンリンリン
9.スピードとナイフ
10.ジェームス・ディーン
11.エレキギター
12.グレート
13.くじらなわ
14.渋滞
15.悲しみのロージー
16.レッツゴー宇宙
17.キラービー
18.歩くチブ
19.あさくらさんしょ
20.タリホー
アンコール
21.太陽さん （2回）
22.うめえなあもう
23.弾丸ロック
24.クロマニヨン・ストンプ
