はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

吉井和哉「宇宙一周旅行」(7.11)@代々木第一体育館

土曜は宇宙一周旅行に行ってきた。

ライブは06年のRIJF、ワンマンでは05年の「AT the WHITE ROOM」以来4年ぶりとなる吉井和哉のライブに行ってきました。
木曜のくるりと同様、セトリとかは見ないで行ったのですごく新鮮だった。
今春発売されたソロでは5枚目となる「VOLT」がかなりの佳作。
今年リリースされた作品の中でも上位の出来だった。
そんな「VOLT」の曲群を引っさげてのツアーなので楽しめないはずはないというか。
「魔法使いジェニー」の「T・M・P!T・M・P!」のすさまじいまでの一体感、「SNOW」の曲の展開・流れの見事っぷり*1、「ONE DAY」の多幸感、本編ラストの「ビルマニア」の疾走感、等々、ライブ映えする曲が多く、最高に高まれました。
新作以外にも「20GO」「TALI」「PHOENIX」「トブヨウニ」といった個人的に好きな曲があったのも満足。
「20GO」ではなぜか「頭にコードが刺さったピカチュウ」(エフェクター?)を手に持ち、そいつをいじるとカワイらしい「ピカァピカァ」の声がwそして間奏の「F××Kを送信します」の部分ではピカチュウを弄って低く歪んだキモイ泣き声が響き渡って、、、なかなかカオスティックな空間でしたw
アンコール一発目にやった「PHOENIX」もカッコよかったなあ。この曲ホント大好きですわ。泣きのメロディーがたまらない。あとこの曲、自分のカラオケの十八番っていうか採点モードでこの曲歌うといつも高得点が出るんです。はいどうでもいい話で申し訳w
ちなみに今回のイエモン曲は「ROCK STAR」の一曲のみ。正直これより好きで聞きたいイエモン曲はたくさんあるけど、それでもこの曲が聞けて嬉しかったし、なによりそこまで好きでないとか言っておきながら、久々に聞いた曲でありながら、歌詞がすらすらと出てきたのが不思議だった。やっぱイエモン曲は自分の血となり肉となってるんだなあと思った。
あと前に見たときはドラムがRIZEの金子だったけど、今回はトライセラの吉田さんでした。独特の叩きっぷりはさすがに目を引いた。「ヘヴンリー」ではドラムのリズムに合わせてバックモニターに火花が散るとかいう演出がグッドでした。



序盤こそ2階席の端で見てた事も重なり客席とステージの間に「隔たり」「距離感」を感じたけど、中盤以降は見事に吉井和哉に惹きつけられました。
それもこれも吉井さんの「声」ですな。あの艶っぽい独特の声は健在。
音楽が好きなバンドはたくさんいるけど、「声」が好きなアーティストって、、チバユウスケ奥田民生甲本ヒロト、ナカコー、中村一義、、とかぐらいか?パッと思い出す限り。まあそうはいないもんです。
ロックの爽快さ、怪しさ、艶やかさ、力強さ、、なんかもういろいろ感じたライブだった。
吉井和哉って人の「華」に久々に触れたことが出来たのでとても満足しております。
「死んだら新聞に載るような」ロックスターはやっぱ違うわ。

1.ノーパン
2.フロリダ
3.Biri
4.HOLD ME TIGHT
5.ウォーキングマン
6.ヘヴンリー
7.20GO
8.魔法使いジェニー
9.MUDDY WATER
10.ROCK STAR  
11.SNOW
12.シュレッダー
13.ONE DAY
14.恋の花 (オリジナルver.)
15.TALI
16.ルビー
17.トブヨウニ
18.ビルマニア

  • encore-

1.PHOENIX
2.I WANT YOU I NEED YOU
3.WEEKENDER
4.Shine and Eternity
5.またチャンダラ

*1:あのリフを黙って聞いてると、なんともいえない気持ちよい気分になる