はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

MO'SOME TONEBENDER / Entity of Rude@渋谷クアトロ

先月は4週連続月曜日に「STRIKES TOKYO」なる対バンライブを都内でやってたモーサム
1週目と最終週を見に行ったんだけど、その際「やっぱ俺モーサム好きだわ」と再確認した。
(セトリとか感想は例によってまたそのうち)
待望のアルバムは12月に出るし、久々のワンマンも来年1月からやることが決まってる。
ライブで事前に聴いてるアルバム曲は一発で持ってかれる破壊力のある曲ばかり。
こういうのを待ってたんですよ。。
音楽と人とか見ると、前のアルバムが出て以来「解散危機」的なものもあったらしい。
が、こうしてシーンに、そして僕らの前に仁王立ちしてくれるのはファンとして嬉しい限り。
モーサムに関しては「全盛期」とか「あの頃は」とかいう言葉をまだまだ使えない。
確信はないけどこれからもものごっついモノを作ってくれそうな気がする。


とまあ前置きが長くなったが、そんなモーサムのライブを観に昨夜はクアトロへ。
最近セキが出るので体調はあまり良くなかったけど。。
入口でハイボールのタダチケをもらったのでチビりつつ開演待ち。*1
対バンはあの中村達也氏率いる「EOR」というバンド。
タブゾンビ(tp)、蔦谷好位置(key)、日向秀和(b)という猛者揃いのメンツを見るだけで武者震い。
そんな猛者を束ねられる親方は達也さんしかおらへんわw
インストバンドってくらいの知識で、実際のライブや音源を聴くのは初なので楽しみにしてた。
で、ライブを見た、、
なんかもう、、息を呑むというか、、かっこよかった、しびれた。
そんな単純な言葉しか出てこない。
達也さんが醸し出すあの雰囲気ってなんなんだろう。
MCの時は笑ってとぼけてるんだけど、その時ですらピリッとした緊張感があるというか。
独特のドラムアクションとか重くて速いドラムテクニックとかそういうのを超越した存在感。
演奏中も笑顔で楽しそうにプレイしてるんだけど、時折見せる眼力鋭い表情が印象的。
ミッシェルのアベとはまた違う意味での「鬼」という言葉がぴったり当てはまる気がする。
EORに蔦谷さんはいるけどNATSUMENじゃない。
EORにひなっちはいるけどZAZENやテナーじゃない。
EORにタブゾンビはいるけどソイルじゃない。
EORは達也さんのバンド。
圧巻でした。
また機会があれば見たい。
余談だがタブゾンビの「シャブゾンビ」発言には笑ったw
ZAZENを抜けてからあまり見る機会がなかったが、久々に見たひなっちは小藪みたいだったw


そんなEORのライブの後では並大抵のバンドでは霞んでしまうだろう。
だが、最近のモーサムなら引けを取らないモノを見せてくれるだろうという期待感はあった。
実際、この日のライブはかなり良かったと思う。
共演することも多い達也さんやひなっちや蔦谷さんの後で、嫌でも気合が入るモモ。
イベントTシャツをダメージカットしたキワモノセクシーな出で立ちで登場したタケイさん。
Pコートにグラサンでスタインバーガーをのそっと構えるイサムさん。
そしてサポートドラマーのSPANK PAGE・水野氏。
雰囲気抜群で登場した4人はのっけから「壊れてるよ」を投下。その後も「カリフォルニア・ガール」「ラジカル・ポエジスト」「STOP THE MUSIC」と手を休めることなく叩き込む。
「カリフォルニア〜」は先月聴いたけど、「壊れてるよ」「ラジカル〜」「STOP THE MUSIC」あたりは久々に聴いたので、この序盤の流れにはかなり高まった。「STOP THE MUSIC」の「STOP!!」以降のアウトロはやっぱカッコイイ。
モモが「福岡の先輩の曲あるけん」と言ってこれも久々のルースターズ「新型セドリック」を。さらに「冬らしい曲を」と言ってこれも久々の「ペチカ」を。なんかここまで久々久々しか言ってない様な気もするがwまあ事実なんでw
「まったり聴けるのはこの曲(ペチカ)だけ」とつぶやき、ここからは怒涛の新曲4連コンボ。中でも先日「モーサムの新テーマソング」と言い切った「Hammmmer」が格段にかっちょえぇ!バッサマやjoyの系統なんだろうが、全てをぶっ潰す!と言う意味では「Hammmmer」というタイトルはまさにドンピシャ。「DRUM SONG」は初めて聴いたと思うが、ツインドラムが絡み合うどっしりとした展開は好みだ。もうホント、アルバムに期待をせずにはいられないっ!!
本編最後は「GREEN&GOLD」。最近は「GREEN&GOLD 2010」とでも言うのか若干アレンジを変えて、しかもこの日はこれまで聞いてたよりさらにテンポが速くなっていたように感じた。グリンゴに関してはもう語りつくしたので割愛。ツインドラムカッコ良す。
アンコールはタブゾンビをゲストで招き入れての「BIG-S」。2年前の「モモナイト」でトランペットを持った達也さんをゲストに迎えて「DUM DUM PARTY」をやったことを思い出した。ホーンが入ったことでカオス度が増した。曲の最後でタブとモモが向かい合って演奏する高まるシーンがあったんだが、モモが変に動かしてマイクのセッティングがずれてしまい*2、慌てて直すもテンパってうまくいかず、最終的にそのマイクを持ってシャウトしてごまかすとかカオスの中にも笑いを混入してくれましたw
そしてラストは「フルで聴くのいつ以来だろー」ってくらいの「未来は今」。曲が始まる前にモモが右手を天に向け、客席もそれに呼応するように右手を挙げる。そのちょっと美しい光景がモーサムらしくないように感じて微笑ましかった。やっぱ「未来は今」は名曲だなー。この曲だけは昔を懐かしんで、ちょっとモッシュとかしちゃいましたw


ドラムから離れ自由を手に入れたイサム氏は今回もステージをフリーキーに動き回ってた。個人的イサムさん名シーンは「ラジカル〜」の最後のドラムキメの部分。いつもは自分が一生懸命叩くのだが、この日は水野氏がバコバコ叩いてるのを尻目に、自分がヒマだからか両手で「ワッショーィ!」ってバンザイ連発wそれ以外にもパートがなく手持ち無沙汰な時はZAZENのカシオメンみたいにクネクネ踊ったり、エアドラムしたり、奇怪な動きをしておられました。どうしたの?そんなにストレス溜まってたのイサムさん?wかと思えばツインドラムの時間になり自分がドラムに専念するとなるや否や、着ていたPコートが暑い&ジャマなことにようやく気付き慌てて脱ぐとかwフリーキーすぎるw
タケイさんはタケイさんで、アンコ終わって帰る時に「タケイエキス」がたっぷり染み込んだリストバンドを外してそのまま投げ入れる、、、と思いきや、リストバンドをタオルと間違えてるんですか?と言わんばかりに自分の腕や首を拭い、体液をべっとりなすりつけて客席に投げて行きましたw嫌がらせというより一歩間違えば犯罪だと思いましたwさすがタケイさんだぜ!w
イサムさんとタケイさんがこんなだからモモの印象がちょっと薄いですwアルバムやツアーの告知もタケイさんがしてたしなw
「Hammmmer」のAメロなんてタケイさんはダンスをして、イサムさんは自分のドラムセットに片足乗せて「なんでそんなに高いところにセットするの?」と突っ込みたくなるような位置にあるタイコだかシンバルをバシバシ叩いて、サビの前ではセンターで必死に歌うモモの両サイドで両手を上にかざして「君らはカズンの冬のファンタジーか!」と突っ込みたくなるようなポーズをしてたりとか、、、もう無茶苦茶すぎるw担当パートの既成概念をぶっ壊しすぎるwつまりは「モーサム最高」ってことなんだがw
や、しかし、最近のモーサム見てると「次」が楽しみで仕方がない。
CDJは都合が合わないので今年のモーサムライブは終了となってしまうが、12月8日の新アルバム、そして来年のツアー、それを心待ちにしている。

EOR
01. Screaming of the gun
02. BLACK VENUS
03. TELL ME
04. 風林火山
05. コルトパイソン
06. ZOMBADOL
07. Pianoman
08. Hazard
09. Golden thunder horn


MO'SOME TONEBENDER
01. 壊れてるよ
02. カリフォルニア・ガール
03. ラジカル・ポエジスト
04. STOP THE MUSIC
05. 新型セドリック
06. ペチカ
07. JUNK
08. YOUTH
09. Hammmmer
10. Drum Song
11. GREEN & GOLD
<アンコール>
12. BIG-S(with タブゾンビ)
13. 未来は今

*1:今回のイベントはタワレコ企画でもあり、サントリーウイスキータワレコとコラボしてる繋がりでキャンペーンしてた

*2:マイクの先端がペットの吹き出し口からずれた