はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

あやや音楽館

昨夜、NHK総合で放映された「夢・音楽館 ゲスト:松浦亜弥
今まで多少なりとも松浦亜弥をかじったことのある者でこの番組を見なかった人。
いたならば間違いなく負け組だね(笑)
って言うか純粋にもったいない。


4月にフジで放映された「僕らの音楽」。
これを更に「深化させた」と言うか更に大胆なアレンジで松浦亜弥を料理した、と言うか…
出だしのローテンポな「ね〜え?」
オリジナル?ってくらいあやや色に染まってた「買物ブギー」
低音伴奏のみの「ドキLOVE」
久々に聴く「100KISS」
とにかく30分間圧倒された。TVに釘付けにされた。
松浦亜弥の歌の力」でね。
いやあ「ね〜え?」なんて聴いてて惚れたもんなあ。(笑)
そして番組サイドが数いる女性アイドルの中から、彼女を最年少ながらゲストに招いた理由。
「歌が抜群に上手だから」
なんかその言葉を聞いた時は自分のことのように嬉しかったし誇らしかったな〜。


新作「X3」を通して聴いた時。
前述の「僕らの音楽」や昨年末の明石家さんまの特番でジャズを披露した時。
それらの時に思った感じを昨日の夜に改めて再確認。
それはやっぱり「シンガーあやや」ということ。
訂正。「シンガー松浦亜弥」だな。
昨秋以来、昔の高音の曲はキツイのは重々承知。
でもね、自分のキーで歌った時の抜群の音程と声の伸びはすさまじい。
一日しか参加してない今春のツアーだけど、そう思ったしね。
「可能性の道」や「初恋」とかもう会場中に響き渡ってた。
「ドキLOVE」だって半音下げて歌うと、あんなにも気持ちよく歌ってたし。
従来の「アイドルあやや」しか好きじゃない人には残念だけど、今の、これからの松浦はそれに120%答えられないと思う。
だってもう「シンガー松浦亜弥」なんだってば。


それと同時に彼女の「表現力の豊かさ」。
これにも唸りました。
元から、例えば「ね〜え?」の時とか(泣)だの(怒)だの(激怒)だのうまく表情にしたりとか、表現しまくりの人だったと思うんだけど、ここ最近は何て言うかな「表現する」ってよりかは「体から滲み出てくる」って感じがするんだよね。
曲の間のリズムの取り方とか、ちょっとしたフェイク部分からもそう思える。
言葉は違うかも知れんが、最近の松浦亜弥は今まで歩んできた自分の道を振り返ってその上でとことん自分の道を求道してる、そんな感じすら受けます(そんなストイックなものではないけどさ)
そのくらいここにきての一気の殻の脱却、一歩高みに到達した感があるもんなあ。


もうさ、ごっちんもそうだけど、この二人は今までの「アイドル」の枠組みから外そうよ〜。
「型にはまった従来通りの活動、ライブ」はもういいよ、ってかこの二人はそんなちんけな枠からはみ出してしまうくらいの才能を持ってるんだからさ。
ごっちんはバンドを従えてライブハウスツアーやったり、あややは荘厳なコンサートホールとかでオーケストラをバックにやるとかさ。
そういうこととかしてみようよ。
もちろんヲタ芸やるヤツとか一切排除してね。