はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

ダンス☆マン・掟ポルシェ・宇多丸師匠。

今回の個人的な楽しみの一つとしてダンス☆マンのインタビューがあった。
なので別枠で少し書いておきます。
ダンス☆マンのVTRは長くなったらしいので2回に分けて放映。
合わせて一時間近くあったんじゃないかな。


VTRに映るダンス☆マン。もちろん本物(笑
しかし最初のつかみこそ「ミャオ〜ン」と登場しテンションは高かったが、あとはかなりのローテンション。ってか根がマジメな人なんだろう。ウケ狙いの発言はほとんどなく、淡々とインタビューを受けていた。ってか声ちっちぇえ!ボソボソとした声で聴きとりづらいYO!それでいてかなり当時のことを忘れてたりしていたし。。インタビュアーの言葉に「あぁ〜そうでしたか〜そうでしたねぇ〜」みたいな感じだったし。しかも「ダンサイ」を1位って言ってたり…(実際は2位。同発の「TSUNAMI」が1位)
それでもインタビューの内容は世のヲタが知り得ない「実情」をいっぱい知っている(ってか当事者な)人なワケで、「へぇ〜」って思うことがいろいろあった。
以下覚えている限り箇条書き。


・きっかけはつんくダンス☆マンのライブとかを見てオファーして、会った時に「なにかおもしろいことやりましょうよ」とつんくが熱く語ってきて二つ返事で了承。
・99・9・9リリースの「ラブマ」だが、初めてつんくダンス☆マンが会ったのは8月8日。。。
・さらには8月15日には工場(プレス工場?)に持って行かなければならなかった。つまり異常なまでの急ピッチ作業でラブマは完成した。
つんくにはシャ乱Qのイメージがあったが、実際会うとすごく落ち着いていた。
つんくはとにかくすごい。「プロデューサー」とはああいう人のことを言うんだ、と思ったらしい。常に「ワクワクさせてくれるなにかをしてくれるんじゃないか」と思うらしい。
・ラブマの歌詞を書いているとき、「Wow Wow Wow」の所を「魚魚魚」と、「Yeah Yeah Yeah」の所を「家家家」って書いていたらしい。。それ見て「すげえ」と思ったらしい。
・曲を渡される時、「これはシングル曲・これはアルバム曲」と指定されて渡された(これに関しては去年のチェルさんや永井ルイさんは違うのでダンス☆マン限定か)
ハピサマのオープニングはエレキシタールの生音を入れている。(サンプラー使ってない)。これをきっかけに「生音」がマイブームになった。
・一番好きなのはなっち。(一緒にラジオに出た時にも優しくされたらしい)
・メンバーとはほとんど会ったことがない。会ったとしてもTV番組での共演とかそんな感じ。
・当時のつんくは忙しく、つんくダンス☆マンのスタジオに来て作業をすることもあった。
・「すっごい仲間」(03'リリースの娘。の5枚目のAL曲)以降のハロー楽曲を編曲してない理由について、単純に「オファーが来ない」らしい。
・最近のハロプロ楽曲はほとんど聴いていない(聴く機会が無い)、メンバーの名前も分からない
Berryzのことはかろうじて知っていた
とかまあそんな感じ。
一番に印象に残っているのは、「00〜02年の頃はつんくと娘。にすごい大きなパワーがあって、僕(ダンス☆マン)もそのパワーに影響を受けていた」のように語っていた所。
この言葉はなんとなく理解できる。
たしかにボクも当時の娘。は「目に見えないパワー」みたいのがあった気がするから。。。



次の登場は掟さん。
ベリーズサンバイザー+『まるごと』Tシャツ(東京ver.)+りしゃこうちわ」を着用して登場してつかみはOK(笑 
さすがは掟ポルシェ!こちらの期待に応えてくれる漢だ!
もちろん今年も上位5曲はBerryz工房なのは言うまでもない。「なん恋」「スッペジェネ」「ギャグ100」「21時までのシンデレラ」「秘密のウ・タ・ヒ・メ」を挙げてたかな。
あとは「りしゃこのすばらしさ」について延々と語っていたww
りしゃこは『犬』属性をもっている。こちらに従順で裏切らない」「(ホリプロではまず歯の矯正をさせるのに)あえて歯の矯正をしない部分がすばらしい」とか言ってた。たしかにボクも「りしゃこの歯並び」にはロックを感じるw(ってかまだ乳歯だろうから完璧に生え代わりしてないというツッコミは無しで。。。)



宇多丸さんは「マンパワー」を一位に。あとは「愛の意味を教えて!」「セクシーオトナジャン」「春の歌」とか。。しかし全体的にトーンは低めでした。ハロプロに冷めてきてるのかな。。まあダブルユーと矢口に関しては熱弁してた。
マンパワー」に関しては「曲として、J-POPとして成立してない。でもそこがいい」みたいなことを。そしてそれには裏話があるらしい。
宇多丸さんは「マンパワー」の編曲者である松原憲さんと飲み会の場で会ったことがあるらしく、その時に「マンパワー」のことを聞いたらしい。
その際、松原氏から返ってきた答えは「マンパワーはまだ未完成」といったもの。
今僕らが耳にしている「マンパワー」に、本来ならもう少し「色」をつける予定だったらしい。
しかし何らかの事情で途中で手放し、リリースに至ったのだ、と言う。
「まだ8割の出来です。あと2割分いろいろ音を足していきます」と言う感じなのだろうか。
「音数の少なさ」がこの曲に退廃的な世界観のようなものが生まれ、それが逆に魅力に感じていたボクにとっては、この事実はかなり驚きだった。
「あえて」あのサウンドでリリースしたものだとばっかり思っていたからだ。つまりあのサウンドは「確信犯」では無かったということになる。
いったい松原氏が描いていた「完成形」はどんな姿だったのであろう。。