はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

松戸感想

いちおう初日なので大きなネタバレは避ける。


春もそうだったが、この空間、これは従来の「ハロプロのライブ」のものでは無い。
メロン記念日のライブも「ハロプロのライブ」では無いと思うが、それとはまた異なった意味でこの言葉を使いたい。


カップリングやアルバム曲が多数を占める挑戦的なセットリスト。
ヒットシングルのアレンジをガラッと変え、マンネリを感じさせない。
そしてメインはやはり生演奏。春の弦楽四重奏に続き、今回はブラス隊(トランペット+トロンボーン+サックス)&ギター(アコギもエレキも有る)&キーボードのバンド編成。
しかも今回はオケだけの曲のほうが少ない。
つまり何らかの生楽器が曲中に入り込んでくるのでとても刺激的。
本編最後のほうでバンドメンバー5人がステージ上で「五角形」を形成するように位置する。
そのフォーメーションが視覚的に美しかった。
イロトリドリ変わりゆく照明もとても美しかった。
そしてバンドメンバーを従えて伸び伸びと歌う松浦亜弥の姿がとても美しかった。


客はお世辞にも「最高に良かった」とは言えないが(奇声バカとかいたし)、アコースティックコーナーで自然に着席し、後の松浦のMCで「今回は何も言わないでも座ってくれてる、嬉しい」的な賛辞を送られる。
春を経験し、彼女のライブの本質を分かる客が増えたのだと思う。
ただバカ騒ぎするばかりがライブじゃない、と。


02年春の「FIRST DATE」から始まり、「Yeah!めっちゃライブ」「松リングPINK」「あややヒットパレード!」「私と私とあなた」「松◇クリスタル」「101回目のKISS」「OTONA no NAMIDA」
そして「進化ノ季節・・・」
これまで松浦のワンマンは毎回最低一回は見てきている。
そこで今日のライブを見て感じたこと。
今回この「進化の季節」というツアータイトルを聞いて、最初は松浦が「進化」してることを意味してるのだと思ったのだけど、実際は「進化」ってのは松浦本人というよりも「コンサート内容」「環境」なのでは、と感じた。
松浦は「進化」っつーより「成長」って感じがするんだよな。
松浦がなんと言おうとオイラはそう思う。
松浦亜弥の成長と共にライブが進化してる。
、、、微妙に違うこの感覚、わかるかしら。理解してもらえるかしら、、、
んー、でもこのツアー見た人には理解してもらえるような気がするんだよね。
どうでしょう。
自分が表現したい方法が明確にあって、そしてそれを表現する環境が次々と与えられていく。
やりたいことができる環境が整備されていく。
それは明らかな「進化」だと思うんだが。
(これは松浦だけに限ったことではなく、最近のメロンやなっちもそうかもね)
何度も言うけど、前回の「OTONA no NAMIDA」ツアーがすごい良かったから、もう簡単なことでは驚かないだろうと思ってた。
そのくらい個人的にはものすごくハードルを上げたつもり。
でも今回、いとも簡単にクリアされた。
ブラス隊が出てきた瞬間は鳥肌が立った。
「今回はこうくるかぁ、、やられたわぁ、、、」と思わず唸った。
しかもホーンと松浦の声は合う。
スカパラのゲストボーカルに今度どうですか?冷牟田さん。
いやマジでイケルんじゃね?彼女なら十分太刀打ちできると思うんだよね。


ネタバレなしと言いつつも数曲挙げると、今回は「ハピネス(アコースティックver.)」が非常にすばらしかった。
また「恋してごめんね」もバンドアレンジにより強靭な曲に進化したように感じて大興奮。
そして「デート日和」を久々に聴けたことが嬉しかった。
この曲は03年春の「松リングPINK」において途中からカットされた曲。そのときは幸運にも宇都宮で聴けたのだけど、DVD収録の時には既に外されていただけに、こうして復活して再度日の目を見たことに感動。
終わった後に「青春宣誓」「NAMIDA」「トロ恋」「ドキラブ」「ラスナイ」「香りダンス」「絶対解ける問題」「初恋」などをやってないことに気付いたが、それでもとても満足できる内容だった。


また10月22日の東京厚生で松浦のライブを見れる歓びがとても大きい。
当初は夜だけの予定だったが、この公演を見て急遽「昼も見せてくれ!」と連番者に懇願。
だって「昼と夜で演る曲を変える」とか松浦が言ってたし、、ねぇ、松浦さん??
おそらくアコギコーナーで、↑に挙げた曲のいくつかが差し替えになるんじゃないかなと思うんだけど。



以降翌日追記。
渡良瀬橋での「生ピアニカプレイ」で歓声
・やたらとノリのいいブラス隊。フリマネを一生懸命する姿に好感w
・特にトランペットの人のセンスがいい。ヲタ向きw
・逆にサックスの人(松浦の父に近い年齢らしい)は年のせいかやや動きが硬いw
・でも生楽器により「美学」と「夏男」の「新味」が引き出される。
・今回のモニターは曲によって「吊り下げ式」で出てくるだけ。センター固定では無い。
・しかも小型モニター(20型テレビみたいの)が4つ登場。
・みきてぃ、そのモニターで登場。(PVだけど・・・)
GAMの曲でみきてぃパートはそのまんま流れる。
梨華ちゃんもモニターで登場。(映画でだけど・・・)
・「テメエの全存在がうぜえんだよっ!」で会場は阿鼻叫喚ww
・あー「スケバン刑事」超見てぇ〜!!
・松浦着替え中に「ルパン三世」を演奏するバンドメンバー
ハロプロのライブに来ていることを忘れる。
・「好きすぎて」「桃キャタ」「ね〜え?」「SHALL WE LOVE?」「LOVE涙色」「めちゃホリ」のメドレーはどれもこれもアレンジを変える。
・小型モニターが再度登場しメドレーの間は曲名が映し出される。
BPMを落として超まったりとした「桃キャタ」と超ハイスピードの「めちゃホリ」
・「デート日和」の前にサックスかトランペットの人に突き飛ばされる寸劇ってか小ネタ。
・ラストの「I know」まで一気に突っ走る。
・「I know」で「ピンクのハッピ」を羽織るブラス隊の3人。
・途中「あなたとなら」の歌詞の時に片ひざ着けて「あーややーとならぁ」と叫ぶブラス隊w
・メンバーとの絡みが見ててホントに面白い。ツアーが進むとさらにおもしろくなりそう。
・どこかでみきてぃがサプライズゲストとして出ないかなあ。「GAM」もあるし「女の友情問題」もあるんだし。
・と思ってツアー日程見たら10月29日(日)の東京厚生年金会館の日、娘。は予定無いよ!!前日は武道館公演あるけどこの日は無い!!うん、クサイ!!w