はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

G-Emotion@市川市文化会館

ごっちん系ブログ」で始まった我がブログですが、ここ最近ごっちんネタはほとんど出ないことからもお分かりの通り、すでに身も心もBerryz工房に売り払ってしまい完全にベリサイトになってしまいました。。。
でもやっぱ「きっかけは後藤真希♪」*1ってのは疑いようも無い事実なワケで、ごっちんを完全に切ってベリオンリーになるのは無理なんですよね、ボクは。やっぱ「ハワイまで逢いに行った女」なんでw


それでもやはり、かつてほどの「ごっちんLOVE!」って感覚は無くなってるんで、今回のツアーもこの市川のみの参戦の予定です。
それだけに今回のライブをすごく楽しみにしてました。「アウェイ」でことは無いが「昔の家」のような感覚。かつてのような「開演前の変な緊張感」みたいなものも無く、すごく自然体・フリーな感覚で開演を迎えました。
結局、セットリストのネタバレは無しのまま開演を迎えられたことで、繰り出される曲繰り出される曲に新鮮な反応をしながら最後までライブが楽しめました。


クールでスタイリッシュな舞台セット。
男2人、女2人の本格派ダンサーを引き連れてのステージ。
6月の新木場スタジオコーストでのシークレットライブを見た時からなんとなくは分かってた。この時のライブを見た者なら今回の内容はある程度「想定の範囲内」だったのではないか。その時に演った7曲は今回の「G-Emotion」でも全て披露されていることからも、あの日のライブの延長線上に今回のツアーが位置していることが分かる。
今年リリースされたシングル「ガラスのパンプス」「SOME BOYS! TOUCH」の曲調・ジャケ写・衣装・雰囲気と併せて、わかりやすいまでの今年に入っての「路線変更」。
その集大成が今回のツアーだと思います。
特に序盤ね。
従来のごちコンの既成概念を覆す構成。
従来の「観客参加型コンサート」から「魅せる・見入るライブ」への変化。*2
そんな「路線変更」だけど、、
ボクは好き。これは上辺とか、これは「とりあえずそう言っとけ」的なものでは無くて本心です。だってカッケーじゃん。ごっちん。実際昨日のライブの間でも何回もシビレタよ。
でも嫌いというか合わない人もいっぱいいるかもね。その気持ちも分かる。
はっきり言うと、↑にも書いたように、03年04年の頃のような「激熱」のごっちんライブでは無いです。むしろ「Cool」です。イメージ違いすぎます。
だからかつてのごっちん・もしくはごっちんコンが好きな人の中には、このコンサの内容では満足がいかない・違和感がある、と言う人もいると思います。
かつてのイメージ「腕サイ付けて、フリコピして、『ごっちーんっ!』って叫んで、バラードでガッツリ聴きこんで、終演後は汗がダーッ!!」*3みたいな、そんなライブでは無いですから。実際ボクはライブ中踊るどころかほとんど動いてないし、終演後に汗はかきませんでした。だからと言ってつまんなくて棒立ちしてた、って意味では無い。リズムとステージには超ノッてました。
今回のコンサ、特に序盤はサイリウムを振るような曲のノリでは無いです。既存曲のアレンジも大幅に変えてあります。ほとんど別の曲になってるのもあるぐらい。
そして踊りも超ハイレベル・超難度・超ハイスピードのフリです。ほとんどの曲で4人のダンサーのいずれかがステージに居ることからも、従来のハロプロのライブっぽく無い。そしてこれも既存曲のフリも変えてあり、ごっちんやプロのダンサーだからできるレベルのものになってます。あんなのシロートのヲタがマネできるわけ無い。ってかいたとしても客席でアレを完璧に踊られたら逆に邪魔です。ウザイですw
そんな感じで昔の後藤真希の幻影しか見えない人には、この内容はムリだと思います。諦めて違うハローのコンサ行ってください。それかヲタ辞めたら?
ごっちんも21歳だよ。そりゃ変わるよ。音楽性とか表現方法とかも。17・8の時はイケイケでも、20を超えるといろいろ変わるんだよ。実際自分もそのくらいの年代の頃はいろいろ変わってるし。ましてや自分なんて想像もつかないくらい激流の芸能界に身を置いているごっちんなんだから、このような「変化」も当然だと思います。その結果、彼女がカッコ良いパフォーマンスをしてくれるのであれば、ファンとしては嬉しいことですよ。
まあ一番消えてほしいのは「暗転のたびにアフォの一つ覚えみたいに『ごっちんコール』するヤツ」ですけどね。久々にごっちんの現場行って「まだこいつら生き残ってたのか」って思った。まあこれには構成とかもあるけどね。なぜこれだけコンセプトにこだわったステージを造ろうとしてるのに、無駄な暗転時間を作るのか疑問。ダンサーが繋いでた時間もあったけど、暗転コールが減るのであればもっとその比率を多くしてもいいと思うし、むしろ今回こだわっているであろう「音」で曲間を繋いだりすれば無駄なごっちんコールは減るのになあ、と思いました。もったいないんだよね。ツメが甘い感じがした。
もちろん盛り上がって感極まって口からこみ上げてきた「ごっちんコール」は別ですよ。実際この日のライブでも「うわべだけのごっちんコール」と「心からのごっちんコール」ってのは明らかに違って聞こえました。本物は声に魂が込められているんだよね。だからもういい加減ごっちん本人も分かってると思うよ。「ハイハイ、またぁ?」みたいに飽きてしまって、本当にウチラがごっちんに感謝の念を伝えたくて「ごっちんコール」をした時に伝わらなくなるような気さえした。


話は逸れるけど、アムロちゃん(安室奈美恵)の路線変更時もファンはこんな感じだったのかなーとか思った。即ち「スーパーモンキーズ→ソロでTKプロデュース→それ以降」って流れが「モーニング娘。→ソロでつんくプロデュース→ガラパン以降」というごっちんの流れに似てるなーとか思ったのです。年齢的な変化も似てる気がするんだがね。(ごっちんはまだつんくプロデュースだけど・・・)
まあボクはアムロファンでは無いのでこれ以上詳しいことは分からないのであくまで推論なんだけど、「TKサウンドが好きなアムラー(古)」はブラック系に傾倒しだした頃のアムロちゃんを見て違和感を覚えたんじゃないだろうか。それと同じ感覚が今のごちヲタのような気がします。
そういう意味で悪い意味ではなく「過渡期」のような感じがしました。この日のライブ見て。



もうちょっと細かく。


・魅惑のイントロから「SOME BOYS! TOUCH」、ポニてっちんなごっちん
そこから6曲目の「デート注意報」までほぼノンストップの序盤。クールな曲で固め、ライブの統一感が出ててすごく良かった。
特に「LOVE LIKE CRAZY」「LOVE缶コーヒー」「ステーション」はリズムも含めてすごく好きな曲なのでセットに組み込まれてて嬉しかった。
ただボーカルに必要以上にエコーがかかっていたのが個人的にはあんまり・・・だった。
・「横浜蜃気楼」もイントロ部分が変わってて、最初何の曲だか分からなかった。でもこれカッチョイイ。この曲を聞くとなんか「あゝ真希の調べ」が思い出されました。2年前の桐生で「ニワトリの着ぐるみ」で「はーばたいてー」ってコミカルにやってたごっちんを思い出してw
・「LOVE缶コーヒー」や「ステーション」などでは、舞台上のダンサーと歌詞に合わせた小芝居をたまにしてるのがちょっとおもしろい。缶コーヒーで乾杯したりとか、ステーションですれ違いになるとことか。
・初めてのMCでごっちんの歌声とは違うフツーの声を聴いて、ようやく「これはごっちんコンなんだ」と思いなおす。これまではごっちんコンって感じがしなかったから。
そしてここから第2部スタートと言った感じ。
・「スッピンと涙」はいい曲ですね。最後のサビでオケが消えアカペラで歌うごっちん。綺麗に静まり返る客席。感激で涙ぐむごっちん。うん、すばらしい。やー、ごちヲタはたまにものすごくいい仕事するんだよねえw
・「溢BE」「ラブビリ」共にアレンジ・フリともに大幅に変わってる。ボクは今回のも好きですよ。
・懐かしい「ペイゴー」。あー、この曲のイントロ超懐かしいわー。自分がまだ黄金戦士だったころの代表曲だもんな。ライブ披露は04GMS以来だからあの「涙の星サイ」の仙台以来2年4ヶ月ぶりに聴く「ペイゴー」。それに加えて「炎の演出」も懐かしい。。。この曲を久々に聴けてホント嬉しかった。ただ「G」を描くフリが変わっていたのが残念。
・「LIKE A GAME」の途中のコール合戦は一回ぐらい参加したいかな、って思った。あの煽りはハンパないね。「ヲイ!ヲイ!」じゃなくて「フォイ!フォイッ!!」だもんな(謎w
・「ALL OF US」。
今回一番心を掴まれたのがこの曲。今回のMVP曲です。正直、この曲を聴きにもう一度ごちコン行きたいと思ってる。スケールがあるのにサビで一癖ある展開。派手さは無いがすごく「残る」一曲。「愛しくて〜」のサビは今年度屈指のサビだと思います。
衣装もこれまでとガラッと変わって紅白の衣装みたいなでっかいドレス。フツーなら「統一感が無ぇ」とか言うところ、この曲には引き込まれたのでそんな文句なんて湧くわけも無い。「スッピン」とは別の意味で息を呑む空間でした。
・イリュージョンは時間の無駄ってか謎。別にそれを見たくて行ってるわけじゃないし。。もちろん新しいことをやりたい気持ちは分かるが、これはいらんでしょう。第1部のクール路線の新規取り入れはカッコイイから理解できるけど、このイリュージョンは理解不能ごっちんがやる意味があまり無いと思う。特に「ペイントイットゴールド」で「宙に浮いて歌うごっちんとそれを推すヲタ」の構図は誰が見てもオウム(ry つまりごっちんは尊(ry
、、、マジメにね。そんな宙に浮いた状態で歌われても気持ちが篭ってないような感じがしてちょっとイヤでした。特に「ペイゴー」は自分にとっても特別な曲だけに、なんか変に茶化されたような感じがしてね・・・
・でもダンサーはホントにカッコイイ。ハロプロメンバーのダンスが好きなのはもちろんだが、こうして本格派のダンサーがステージに居ると別の意味で映える。ダンサーが「男だけ」「女だけ」ではなくて「男と女がいる」というのも良い。女はしなやかで「艶」なダンス。そして男は肉体的で力強い「剛」なダンス。違った面が見られるから。
ちなみに男のダンサー(通称「男サー」)の一人は、DRAGON ASHのダンサーのATSUSI(YOUとフライデーされたほう)に外見の雰囲気が似てると思った。で、もう一人(「マロくん」とか呼ばれてたっけ?)はSNKの格ゲーの主人公(日本人)にいそうな感じ。名前は「リュウ」とか「アキラ」みたいなw(両者ともすげー細かすぎて伝わりにくいなw) 
とにかくこの男サーが個人的にはすごく推せます。あの体のキレはすげーっすよ。ごっちん着替えタイムに「タップダンス」やスーパーストロングマシン2号ちゃんのような「ロボットダンス」をやったりとか、「LIKE A GAME」で「振り付けコーナー」での「フォイ!フォイ!」ってやるトコの躍動感とか、見ててホントすげーって思った。今までのハローのライブで男のダンサーが付いたことはたぶん一回も無いので新鮮だったってのもあるけど、ダンスは女性のより男性のほうがボクは好きなんで。。。だから女性の二人は正直あまり目が行かなかった・・・MISIAみたいな雰囲気の人がいたかな。。


・「セクガイ」から「ごちコン第3部・ラストスパート」がスタート!って感じ。
ここからはアレンジも原曲どおり(たぶん)だし、フリもこれまでに比べればオリジナルがけっこう残ってます。ボクも実際ここからの畳み掛けは「あー、ごちコンらしいなあー」って思いました。
・「セクガイ」のラスサビ前の「ごっちん銃撃ポーズ」の時に実際に火薬爆発の特効があってちょっとびっくり。ホントに撃つとは思わなかったよ、ごっちん
・「エキゾのDISCO」は去年の「はたち」の一曲目で聴いた時より好印象でした。CDのようにウィスパーボイスを使わないほうがライブではいいのかもしれない。そしてステッキで男サーを小突きまくる、変にサド要素満開のステッキプレイもステキw
・「プリゴ」がヲタの”はけ口”と化していた。「これで盛り上がらなきゃどこで盛り上がるんだよ〜」(byミニモニ。w)って感じでものすごい熱量。「ごちコンならでは!」って感じの熱量。まあこの曲で盛り上がらないわけは無いわな。ラストの締めの「あいーをくーだーさーぃ!」をヲタに言わせてこれで「ヲタすっきり」みたいな感じもするw
・ラストは「ガラスのパンプス」。これがものすごいカッコイイ。CDで聴くのとは雲泥の差といっては失礼だが、これが正直な気持ち。マジで「ライブ向きの曲」です。ライブでこの曲を聴いた後にCDで聴くと、なんかちょっと軽い感じがする。特にサビの「ねちっこさ」はライブでしか味わえない。この曲のサビでこんなにトランスできるとは想像だにしてませんでした。「ALL OF US」の次に「またライブに行きたい」と思わせる曲。
・アンコールはまず「盛り上がるしかないでしょ!」。アンコールってことでごっちんの衣装も猫耳が付いたパーカーとカジュアルな感じ。フリもコミカルな感じになっていた。でもこの曲はごっちんがステージを駆け回るような「肉体論でぶつかる」ほうが好きだなあ。ごっちんが全力で来るからこっちも全力になれる、みたいな面もあるし。どうしてもごっちんが平然と歌ってるとこっちも全力になれない感じがした。(もちろん手を抜いて歌ってるわけでは無いですよw)
・ラストは「スクランブル」。「盛り上るしか」→「スク」とアンコールは昔のごちコンに似た感じなのねw まあ「スク」もしくは「マリーン」あたりで締めないと、さすがに今までのごちコンと色が違いすぎてヲタから不満が出ると思ったのかね。うーんさすがは過渡期のライブだw
・かと言って「スクランブル」が嫌いなわけじゃないっすよ。むしろ好きだ。もちろんだ。いい曲はいい曲なのだ!(誰?w 
でもやっぱ最後に「エルオーブイイー」はどうかな、と思うんだがね(苦笑
・先に会場へお別れの挨拶をしてから、ラストの高音部分を歌い上げ、さっと舞台に引っ込む。この締め方が好感でした。今日の内容で、歌の後にダラダラとステージにいるのは今回に限っては合わないと思うから、こうしてさっぱりとスパッと終えてくれて良かった感じがした。



最後に、自分がよく行く巡回先でかなり似てる見解をしているサイトを見つけたので貼っておきます。
元ごちヲタ・現ベリヲタ等、大筋でほぼ同意。毎年9月23日に行われている「聖誕祭」を今ツアーの日程から外した理由も「(事実か事実じゃないかは置いておいて)なるほどねー」、って思いました。たしかにこの内容で、「ごっちんおめでとー」みたいなアットホームな雰囲気は作りづらいわな。まあアンコール明け一発目が「盛り上がるしか」だから、まだキツクないっちゃキツクないかもしれないけど(どっちだよw


ってことで、少しでもごっちんに興味ある人は、今のごっちんコン見ておかないと取り残されるぞ、って感じはします。とりあえず今のところ終盤は昔のごちコンのテイストも残ってるので、古参ヲタもどうぞwなんせ今は過渡期だからな過渡期w
ホント見て損は無いってのは事実よ。ヲタさえまともならいくらでも非ヲタの音楽好きと一緒に見に行きたいもん。そんくらいハイクオリティなライブだと思います。
ただやはり好き嫌いははっきり分かれるかもねー。だからこれを機に騒ぎたいだけのアフォヲタが減ればいいのにと思うんだが、それは難しいんだろうなあ。あんまりアフォアフォ言い過ぎてファンが減ってごっちんの活動が縮小してしまうのは悲しいし・・・うーん難しい。。早い話ごちヲタ全体の質が上がればいいんだよな。もちろん腐れヲタはごちヲタの一部だけってのは重々承知です。
あー、、もう一回見に行くかなぁ、、東京土曜夜か日曜昼あたりかなぁ(謎w

01.SOME BOYS! TOUCH
02.LOVE LIKE CRAZY
03.LOVE缶コーヒー
04.横浜蜃気楼
05.ステーション
06.デート注意報
07.スッピンと涙。
08.もしも終わりがあるのなら
09.溢れちゃう...BE IN LOVE
10.LOVE。BELIEVE IT
11.ペイントイットゴールド
12.LIKE A GAME
13.ALL OF US
14.うわさのSEXY GUY
15.エキゾなDISCO
16.抱いてよ!PLEASE GO ON
17.ガラスのパンプス
EN1.盛り上がるしかないでしょ!
EN2.スクランブル

*1:ブログを始めたきっかけね。ヲタのきっかけは市井ちゃんw

*2:中盤の「一緒に振り付け」〜後半にかけてはそこまででは無いが

*3:もちろんヲタ芸しかしないアホは論外で