はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

COUNTDOWN JAPAN06/07

携帯からの感想を基にもうちょっと付け足して書いておこう。


前日に忘年会とやらで夜遅くまで(ってか早朝まで)飲んでいたため、起きたら明らかに「寝坊」と分かる時間。予定より一時間多く寝てしまったようだ。さらには珍しく二日酔い状態。。。行きの電車の中では完全にグロッキー。マジでリバースするかと思って途中の池袋や新木場で休み休み向かった。
そんなことしてたら海浜幕張の駅に着いた時には、もう開演時間の13時を回ってましたとさ。
しかもトップバッターはお目当ての一つZAZEN BOYSなのに・・・
こればっかは自業自得なのでしょうがないが・・・
駅から会場までも(気持ち悪いんで)あまり急ぐこともなくゆっくりと向かう。
入口でリストバンドと引き換え、いざ会場へ。
荷物や上着をクロークに預ける前に、隣接しているグッズ売場で今年のフェスTと、友人からの頼まれモノのキーホルダーを買おうとしたのだが、自分の目当てのTシャツとキーホルダー、共に完売とか。。。フェスTは色やデザインなど何種類もあるのだが、その中で自分なりに目を付けていた商品だけが無いでやんの。。でもせっかく来たんだし、通販で後日買うのもなんだかなあと思ったのでいちおう購入しましたけれどもね。。キーホルダーも友人に連絡して、代わりのモノを買いました。
でも13時に完売ってどういうことなの??そんなにプレミア感つけてどうすんの?いきなりこの仕打ちにはちょっと腹が立った。


まあそんな気分のままフェスを過ごすのは勿体無いので、心を入れ替えるためにTシャツ姿に着替え、残りの上着と荷物はクロークへ預ける。
この時点で13時半。
まだザゼンやってるかなと思い、とりあえずアースステージへ向かう。
その途中にこのフェスのシンボルとなってるでっかい地球が見えてきた。

これを見て「あぁ、今年もここに来たんだなあ」と改めて実感した。
「05年12月30日、ちょうど一年前もこの場所に来たんだ」
「あのPENPALSの解散ライブから今日でちょうど一年経つんだなぁ。。。」
とか、この地球を見ていろいろと感じるものがあった。
あのPENPALSのラストパーティーはマジで最高だった。自分がこれまで見てきたライブでもトップ5には入る。それくらいのモノだったから。。。
そんな感じでシミジミしつつも、過去に浸ってばかりもいられないわけで、足は一歩一歩アースステージへと向かっていく。
すると遠くからかすかに音が聞こえてくる。
そのエッジの効いた音は間違いなくザゼンの音。しかもこのジャキジャキしたリフの音は「RIFF MAN」だ。
そう確信すると、急に歩くスピードも速くなった。
アースステージに到着すると、確かにそこでザゼンが「RIFF MAN」を鳴らしていた。
ラストの曲「半透明少女関係」では、自分の周り、つまりは客席の後ろのほうでもラッセーラッと踊る人がわらわらと出没。この曲の人気の高さを知る。
一月前にAXでワンマンは見ているが、やはりザゼンの音は唯一無二。でっかいステージの後方で見ていても伝わってくるものはある。
遅刻してしまったのは心底悔やまれるが、「RIFF MAN」と「半透明少女関係」の2曲を聴くことができて良かったと思う。
MVP曲「半透明少女関係」(ってこれしかまともに聴いてないし・・・)



そのあとはアースステージとほぼ隣接しているコスモステージに移動してRYUKYUDISKOをチラッと見る。こういう音は好きですよ。やーさーさー。
でも途中から周りがすげえ混んできた。
かなり後ろで見ているはずなのにすごい窮屈。。これはたまらんということでギャラクシーのPuffyに行くことにする。
このコスモステージは今年からできた「第4のステージ」であるが、アースと音がかぶるようなこともなさそうだし、アースが入れ替えをしている間タイミングよくやっているもんだから、「アースで見る→コスモで見る→次のアースの人を見る」が可能。だからアースから相当数の客が流れてくるので、アースのライブが終わった後はすごい混雑していた。
まあそれでなくても年末フェスはステージ間の移動が夏より大幅に楽なので、いろんなアーティストのライブが見れるんだよね。それがいいか悪いかは置いておいて。。
夏はあの炎天下の移動だけでもハードだもんなあ。。まあその暑さこそが、夏フェスの良さの一つでもあるんだが。。。



ギャラクシーに移動するとちょうどPuffyのライブが始まった。
一曲目は「働く男」。これに関してはちょっと前にも言及したが、オリジナルのほうが断然好きです。。まあこれは思い入れの違いが大きいとは思うが。。
初見のPuffyのライブは可も無く不可も無くと言った感じ。
いい意味でも悪い意味でも素人感があった。
(これならあのステージにメロン記念日がいても・・・と思ったのは結構リアルな話)
それでも「サーキットの娘」「これが私の生きる道」「アジアの純真」など、「みんなが知ってる」「みんなが歌える」ヒット曲があるのはやっぱり強みなんだよなあ。10年位前の曲なのにねえ。。盛り上がるよねえ。
かく言う自分も学生時代を思い出したりなんかしてすげえ懐かしかったです。
話はずれるが、「これが私の生きる道」のサビ前のあたりで周りがいきなりPPPHやりだしたのには吹いたwこれってデフォなの?w
加えると、この曲のサビを聴きながら、すげえイタイなあと思いながらも「これならマワれるんじゃね?」と思ったのは内緒だw
MVP曲「アジアの純真



次は自分の中でこの日最大の目玉・電気グルーヴ!!!
「VITAMIN」を買って好きになってから10数年。
もう待ちに待った「初電気」ですYO!!!
卓球が登場した少し後に「富士山の着ぐるみを着たピエール瀧」が登場しての「富士山」
「ふっじっさ〜んっ!ふっじっさ〜んっ!」の連呼。
この時点でもうテンションMAXでした。
その「着ぐるみ富士山」はてっぺんから煙が出るという精巧な造り。最高。
すげえぜ!細かいぜ!電気グルーヴ!!
「富士山」に続いては名曲「シャングリラ」!
さらには「かっこいいジャンパー」「スマイルレススマイル」「新幹線」「レアクティオーン」「あすなろサンシャイン」と踊らずにはいられない曲の連打連打!
特に「レアクティオーン」では「日本の若者の全てがここに集まっています」のフレーズがドンピシャに決まってた。
そしてラストはフロア中がむぜび泣く名曲「虹」!!
DJイベントなどで聴くだけでも盛り上がるのに、それをライブで本物が聴けるんだから、、もう、、、最高でしたよ。
その他、瀧の中年太りの身体からは想像できない俊敏なダンスや、大技「タキバウワー」の披露、瀧も卓球もステージ狭しと駆け回る、歌いまくる。
電グルのライブってこんなにアクティブだったんだなあ、と思い知らされた。
そして卓球も瀧も事あるごとに「電気グルーヴで〜す!」と叫ぶのだが、その叫びですらいちいち興奮する。ただ自分らのグループ名を言っているだけなのにも関わらず。。
さすがはジャパニーズテクノの帝王や〜、と言わんばかりの圧巻のライブアクトでした。
結構前のほうにいたのにそんなに窮屈になるでもなく気持ちよく踊れました。
今度はワンマンで是非見てみたいですわ。
MVP曲「虹」



電気で満足してアースステージを出ると、ちょうどコスモでVOLAがやってるので寄ってみる。(やっぱこういう人が多数いるからコスモステージ混むんだろうなw)
VOLAは好きなバンドの一つだけど、ライブは夏のRIJFでちょろっと見たのと、今年2月のポリとの対バンのヤツくらい。
なんかライブだとどうしてもアヒトの声の軽さなのかなんなのか、どうしてもガツンと来るものが無いんだが、曲はむちゃくちゃいいと思います。自分のツボに入ってくる。
「Song of Ruin」「Principle of machine」あたりは後ろで見ていてもグッと来たもんね。
あとワンパンチあればな〜。
MVP曲「Principle of machine」



そうこうしてるうちにアースではまたライブが始まる時間。
次はKEN YOKOYAMA、そう「KEN BAND」で・す・YO〜!!(これは電グルネタだw)
05年のRIJFで見た健さんのライブは、自分でも驚くくらい前のほうに突っ込んで見たりした記憶がある。
しかしこの日は「30分後に違うステージでモーサムのライブがある」ことで、時間の都合上どうしても途中で抜けなくてはならなかったため、あらかじめ後方でライブを見てました。
有無を言わさず怒涛のハイスピードで駆け抜けるパンクチューンの数々。
やっぱり健さんスゲー!
健さんのライブはMC込みで超ハッピーになれるよね。そういう空気が作れるのもあの人の人徳なんだろうなあ。サージとの掛け合いはお笑い芸人かと思うものねw
途中、来年の2月に出るというシングル曲の途中で退出してしまったのがホント悔やまれる。
MVP曲「Running Of The Winding Road」ワイディングロードイェ〜!!



そこまでしても見たいモーサム
移動してギャラクシーについてまずびっくり。
ライブ開始予定時刻まで5分を切っているのに客席ガラガラ・・・
余裕で最前エリアまでザクザク歩ける。。
こりゃーどうなることかとマジで心配したが、終わって外に出ようと後ろを見たらそれなりの人は集まってたみたい。始まる直前、それか始まってからぼちぼち集まったのだろう。まあいつもワンマンでもそうだもんな。開演ギリギリまで客席スカスカなのはw うん、これがモーサムクオリティw
肝心のライブのほうもそりゃあもうカッコいいものでした。
もうモーサムのことをいちいち書くのはいいでしょ。
(たぶん久々の)SE「ワルキューレ」に乗せてタケイさんは「白スーツにチャンピオンベルトを引っ提げて」登場するし、そのベルトをラストの「ロッキンルーラ」で身体に巻きつけて演奏するし、モモはモモで「来年は誰が何と言おうと寅年」「来年4月8日、日比谷に集合!」などいつもより饒舌なMCをするくらい気分が乗ってたし、イサムさんは相変わらずバカバカ鬼のように叩いてたし、「Tiger」での「なに〜ができるかなっ!」の叫びは痛快でした。
新曲(って感じがもうあまりしないけど)「We are Lucky friends」では今日も気持ちよく踊れました。早くアルバム発売すれ!
「ロッキンルーラ」の時に人が後ろからどっと押し寄せてきたけど、この曲そんなに人気高いんだね。フェス向きなのかも知れないが。。
そんな感じでモーサム最高。
来年もよろしく。

・Have you ever seen the Stars?
・You are Rock’ n Roll
Tiger
・ダミアン
・ばちかぶれ!
・GREEN&GOLD
・We are Lucky friends
・ロッキンルーラ

MVP曲「We are Lucky friends」



モーサムが終わってしまい、この先は特にお目当てがいないのでダラダラと過ごす。
と言っても12月30日は冬。
室内と言っても場所によっては18時ともなると寒さがきつくなってくるわけで・・・
そこで「みなと屋」に並ぶ。
超人気商品「ハム焼」は相変わらずものすごい行列だったけど、目当てがいない分時間もあるし、せっかくフェス来たのだから並んででも食っておこう、と言う事でね。
10分くらい並んでハム焼とハム汁を食す。
ハム焼やっぱりウマス!!!!!
そしてハム汁。やぁ〜身体が温まるねぇ〜。。。

そんな感じでダラダラしてたら林檎ちゃん(ってか東京事変)が始まってたのでアースにおもむろに行ってみる。
椎名林檎時代を含め、実はライブを見るの初めてだったりする。
「歌姫」という感じでは無いが、独特の「声」は魅力的ですよね。
曲をほとんど知らなくてもステージに目を向けさせてしまう「力」があるもんなあ。
まあ知ってる曲は「群青日和」だけだったんで、MVP曲はこの曲です。すごい良かった。新宿はぁ〜豪雨〜♪


後はトリのエルレを残すのみなんだけど、エルレ後は大変な混雑が予想されたので、事変が終わった後にクロークに荷物を引き取りに行く。
そしたらそのクローク係の子の態度や接客がすごく良かった。ハキハキ・キビキビ・ニコニコしていてね。
オレの荷物を持って戻ってきたときに名札をさりげなく見たら「○○ 雅」とかw 
さすがだぜ「雅ちゃん」!!ものすごい推せる!!!w



エルレはさすがでした。今の人気の高さを会場にいて改めて感じることができた。
会場中に「エルレTシャツ」を着た人はうようよいたことで分かりきっていたことだが、その集客力の高さはこの日最高のもの。
でっかいアースステージの後ろまでびっしりと詰まって、大多数のコブシが挙げられている光景は圧巻。さらには曲に合わせて客がジャンプをするとその反動で床が揺れるのだ。
すごいなあ。。エルレ人気。。
自分は「space sonic」「missing」「ジターバグ」「サラマンダー」あたりを聴くことができたので満足です。
「ジターバグ」が終わったあたりで会場を後にしました。
会場の外に出ると寒さが尋常じゃないほど身に染みた。。
ライブで熱くなった直後ならまだしも、そうでなかったから余計に堪えた。
去年も感じたんだけど、この寒さがボクが冬フェスをそこまで好きになれない要因だってのを再確認。
ってかエルレを途中で抜けたのは、「終演後の混雑がヤダが2割・体調不良が8割」です。
別にエルレに興味ないとかじゃないんでね。
正直最後のほうは体調があんま良くなかった。。
最初は二日酔いかと思ったけど、思えばこのところムチャな生活をしてたので疲れも溜まってたと思うし、それとモーサム後の冷え込みで一気に来たんだと思う。。
なんか最後はネガなアレになってしまったけど、一日に好きなアーティストがいろいろ見れる「フェス」という環境は好きですよ。実際この日もいろいろ楽しめたし。
社会人やってた時は年末フェスなんて行きたくても行けなかったわけだし、それを思うと今の環境に感謝しなくてはならないくらいだ。
でもやっぱ4日連続で幕張行く気にはならないなあ。
来年も(あくまで「アーティスト次第」だけど)一日くらいは参戦を前向きに考えてま・す・YO〜!!