はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

すげえどうでもいい個人的な懐かし話

こちらの更新を読んで感化された。
「ヨーロッパ鉄道旅行」、懐かしいなあ。。
自分は学生時代の00年にユーレイルユースパス使って半月間旅行して来たのです。
人生で初めての海外旅行だった。


なんかすげー懐かしい気持ちになったので、部屋をガサゴソして当時のメモやユーレイルパスのガイドブック(要は路線図)なりを見つけ、今までそれを読んで思い出に浸ってた。
(パスは見つからなかった・・・現地で最終日に回収されたんだっけかな・・・当時は今より半券を大事にしない性格だったから捨てちゃったのかも知れない・・・だとしたらすごくもったいないよな・・・)
せっかく浸ったのでその当時の思い出でも記しておこうと思う。
当時はブログなんてやってなかったからねぇ。。


あれは、そう、1月下旬。。
たしか「恋のダンスサイト」がリリースされた直前だったなぁ・・・



成田から12時間半かけてウィーンへ、そこで乗り換えすぐにストックホルムへ。
表記はスウェーデン語と英語、日本語は通じない、周りは白人、、
高揚した。


最初の国スウェーデンではストックホルムで王宮を見たりした後、オーロラを見に「ストックホルム−キルナ」の寝台列車に乗り込みラップランドを目指した。4日滞在したのだが運悪くオーロラは見ることが出来なかったが、真夜中マイナス20℃の極寒の中を犬ゾリで走り回る体験をしたり、トナカイ料理を食ったり、アイスホテルの見学をしたりした。
スウェーデンの人はいい人が多かった。みんな親切。ただ物価がやはりどうしても高い。スモーガスボードはあまり美味しくなかった。メシは微妙だし高いのでスーパーやピザハットで済ませたりした。
しかしスウェーデンのRKはホントにかわいかったなぁ。。梨沙子級の妖精がいっぱい!w


キルナから今一度寝台列車ストックホルムに戻り、そこから飛行機でウィーン。ウィーンはこの時点では経由をしただけですぐにミュンヘンまで電車移動しドイツ入国。
ドイツではSバーンに乗り込み、ダッハウ収容所・ノイシュヴァインシュタイン城(フュッセン)を見学したりしたのが強く印象として残っている。ダッハウ収容所は重くとても心苦しかった。日本の原爆記念館を訪れる外国人の心境もこんな感じなのだろう。そして山麓にそびえ立つ古城は圧巻というべき外観だった。またミュンヘンではノイエピナコテーク(美術館)を訪れ、クリムトの画に感動したりした。
ミュンヘンからはボーデン湖のほとりであるスイスとの国境の町コンスタンツまで移動し、歩いて国境を渡る貴重な体験をしたり、名産のワインを4本購入したりした。
ドイツ料理はよく「田舎料理」と揶揄されるがボクの口には合った。ビールがめちゃくちゃ美味かった。とにかく「濃い」んだよね。最高。特にウィンナーとビールの組み合わせは至福の味でした。今でも鮮明に覚えているのだが、ミュンヘン市街地の広場でスーツをビシッと着こなしたエリート風サラリーマンが、午前中から売店で「ヴァイスビュルスト(白ウインナー)+ビアー」をかっ食らっていたという非常にロックな光景。すげえカッコよかった。もちろんすぐさまオレも真似した(笑


ドイツからはスイスを経由してICEでイタリア・ミラノへ。
ドイツ人の表情が全般的に暗かったのに対し、イタリア人の底抜けなまでの陽気さにはちょっと腹が立ったw 
スリやサギが多発する国だけにすごく慎重になった。イタリア人には騙されるまい!と警戒心を強めていたことを思い出す。
ミラノでは本場のピザ・パスタを食ったり、ドゥオーモ見たり、ガラにもなくブランド街行ってフェンディの財布とネクタイ(父への土産)を買ったりした。
翌日ミラノ→ヴェネツィアに移動し、その当時名波浩が所属していたこともありセリエAの「ヴェネツィアVSカリアリ」の試合を見た。熱気がすごかった。その試合で名波は最後の3分くらい出場した。スタジアム前の売店で記念にレプリカユニも買った。ヴェネツィアは海抜が低く「水の都」と称されるだけのことはある。「海に街が浮いている」イメージ。歩いてもすぐに川や運河にぶつかるので移動手段は徒歩か水上バスくらい。自動車どころか自転車での移動もほとんどままならない街づくり。リゾットが美味かった。将来的にはこの街は海底に沈んでしまうらしい。残念だ。。サン・マルコ広場の風景は平和だった。


最後は夜行列車に乗り込みオーストリア・ウィーンへ。ウィーンではモーツァルトの生家に行った。モーツァルトは大好きな作曲家だ。そしてチョコレート菓子「ザッハトルテ」の「本家」を巡って対立している「ザッハー」「デーメル」の両店で「食べ比べ」をした。片や「高級ホテルのカフェ」、一方は「皇室御用達」という共に「名店」だけあって敷居は高かったが、味は結構フツーのチョコレートケーキだと思った(味音痴w
またウィーンの美術館ではエゴン・シーレの画も見た。当時、自分はシーレの画に無性に心惹かれた時期だったので、画の前に立った時は念願が叶い感動して震えたものだ。


旅はいい。。。
7年前のことなのに思い出が尽きることなく湯水のように湧き出てくる。。



ここを偶然読んで欧州旅行に興味を持った人がいたら、死ぬまでには一回は行くことをお勧めいたします。
ただ時間と金の両方が無ければ無理な話。
もう学生じゃない人は転職の期間中に行くとか、さもなければ定年後とかになってしまうだろうね。



そんな感じで今日は自己満足に浸りながら落ちます。