はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

DRAGON ASH@SHIBUYA-AX 070315

アルバム「INDEPENDIENTE」をリリースしたDRAGON ASHの1年3ヶ月ぶりのワンマンツアーが木曜・金曜とAX2daysからスタートしたわけだが、ボクは初日の木曜にほうに行ってきました。
ここでも何回か書いたが、今作は前作「Rio de Emocion」よりさらにラテン・サンバ的なサウンドを深く掘り下げたような作風ということで最初は正直戸惑った。
が、聴き込んでいくうちにその音にどんどんとハマっていった。
そして今回の待望のライブ。
やっぱDRAGON ASHの音はカッケエ。
そしてDRAGON ASHのライブはカッケエ。
毎度毎度の感想にたどり着きました。
サウンドは確かに変化してる。
でもそれって結局「服」なんだろう。
バンドが来ている「服」。
確かにここ数年で服装・外見は変わったろう。
DRAGON ASHというバンドが着てる「服」というのが、昔はヒップホップ寄りの服だったり、ゴリゴリロック寄りの服だったりしたわけだが、今はラテン系の服を着ている、ただそれだけに過ぎないのではないか。
服装は変わろうとも「中身」であるバンド自体は変わってない、と思う。
人間でも、服装が変わって内面が変わるヤツもいるし、変わらないヤツもいる。
そういう意味ではDAは後者なんじゃないだろうかね。
「既存の音楽をやりたくない、それがオルタナティブ」的なことを以前kjが言っていたけど、そのまんまのことをこのバンドはやっているんだなーって思う。
ある意味、有言実行してるんじゃないかな。



まあそのくらい今回のライブはカッコよかったし興奮しましたよ、ってことです。
数えたらワンマンは99年から行き出して、今回で13回目。
DA主催のTMCイベント入れたら19回目。
RIJFでは01年から毎年見てるし、その他イベントとか入れたら33回目だってw
(調べた俺、乙w)
初めてライブ見たときから興奮させてくれる、アツイ気持ちにさせてくれるバンドです。



しかし新作の曲はすごい踊れる。気持ちよく踊ったよ。
今まではあまりこういうノリを経験したこと無かったけど、体感したら良かった。
まあ正直この年齢だと、01年〜02年あたりのガッツリしたノリのライブでは体がついていかない感じもするので、このくらいの踊れるノリのライブだと個人的にも嬉しいw
特に最初の「Develop the music」、途中の「El Alma」〜「Samba'n'bass」のあたりなんか、もうホント最高!
本編の締めに「Beautiful」を持ってきたのも良かった。とてもキレイでした。いい曲。
最後の「夢で逢えたら」もシングルで聴いた時はそんないい印象は無かったんだが、こうしてライブで聴くとスケールの大きさを感じた。kjがこっちにマイク向けてみんなで「ゆめ〜であ〜えたら〜」の合唱とか、一体感が出ててなんか良かった。


「Develop the music」をはじめ、何曲かでkjがティンバレス叩いてたのはちょっと笑ったw
位置的にあまり見えなかったけどBOTSもなんか叩いてたな。
馬場さんはアンコールで出てくるなり、アンプの上に置いてあったウイスキーをそのままガブガブ一気し始めたwあの中身がマジで本物だったら、、、すげえわw
サクちゃんは今回コーラスに忙しそうでしたwアンコールでサックリンの登場を期待したが、初日だしそれは無し。残念。もうこれは6月のファイナルのZEPP行けってことか?w

あと新作に混ぜて放り込まれる旧作。
前回のツアーでも披露された「Just I'll Say」「Under Age's Song」はそんなに新鮮味は無かったけど、「Public Garden」が懐かしかった。ただこの曲はレゲエver.じゃなくてオリジナルで聞きたかったかな。この歌、超好きなんで。
途中で(ミッシェルの「リボルバー・ジャンキーズ」みたいに)レゲエからオリジナルに変化するのかなー、とか期待してたんだけど最後までレゲエでした。
アンコールの「Iceman」「Hot cake」もそんなに新鮮味は無いけど、やっぱ盛り上がるし名曲だけに聴いてるとグワーってなるな。
ってかまさか「天使ノロック」(ファーストミニアルバムに収録)をやるとは思わなかったよ。このアルバムのリリースは97年2月。もう10年が過ぎるんだねぇ。。前のほうの一部だけ盛り上がってたw
でも全体的に前回のツアーでやった「Don't worry 'bout me」「Monkey Punch Monkey Kick」「Fever」くらいのオドロキは今回は無かったかな。。。
それに前回は「morrow」「Freedom Of Expression」「Snowscape」あたりもあったしね。
長いことやってると曲数も増えて聴きたい曲はいっぱいあるから仕方ないんことなんだけど。。
それを言ったら「陽はまたのぼりくりかえす」なんて何年も聴いてないしなあ。。
まあツアーが進むにつれセットも変わる感じもするんでね。。
ってことはやっぱファイナルのZEPPに行けってこ(ry

そして「百合の咲く場所で」はやはり特別な歌なんだと感じた。この曲のイントロが鳴った時のあの何とも言えない歓声、そして静寂。何度聞いてもこの「特別感」みたいのが消えない。それは演者も客も思うことなのかも。あと何年この特別感は残るんだろう。ずっと続いたらいいな。
そしてこの曲からの「FANTASISTA」への繋ぎ。もう「偉大なるマンネリ」の域に達したような感じ。なんでこのサウンドはここまで魂震え上がるんだろう。吠えたよ叫んだよ跳んだよ。この曲をライブでやられると、何歳になっても若い頃と同じような気持ちに一瞬で還れる、盛り上がれる。
曲の力ってすげえね。ホント。



ただやっぱ昔の曲を知らない人も多かった感じ。
「Under Age's Song」終わって周りの女がツレの男に「ねぇ、今の曲何?昔の曲?」とか聞いてたし、アンコールの最初の3曲に至っては棒立ちに近い人もチラホラいたし。しかもかなり前のほうなのに。昔ならこんなこと有り得なかったよね。前のほうで棒立ちなんて。このあたりちょっと温度差感じたかな。



今回のライブ行って「こりゃあたぶん6月のファイナルも行くんだろうなーオレ」って思った。そんぐらい彼らのライブは最高なんだわやっぱ。
「気持ちよく踊れる、それでいて盛り上がるトコではガッツリノレる」
簡単にまとめるとこんな印象。
今の自分にはそのバランスがちょうど良かった。
自分の音楽の嗜好の変化と、DAの音楽的服装の変化がちょうどマッチしてる。
踊れるだけのライブだとちと物足りないし。かといってずっと盛り上がり系でノリっぱなしのライブではもう疲れるんでねw



(O.A. Loonie)
01.Independiente
02.Develop the music
03.stir
04.Just I'll Say
05.Fly
06.Public Garden (レゲエ ver.)
07.Libertad de fiesta
08.Palmas Rock
09.Rainy
10.Under Age's Song (パンク ver.)
11.Ivory
12.El Alma
13.Samba'n'bass
14.百合の咲く場所で
15.Fantasista
16.few lights till night
17.Beautiful

アンコール
18.天使ノロック
19.Iceman
20.Hot cake
21.夢で逢えたら