はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

横浜VS楽天オープン戦見てきた。

最近プチニート気味なのでw今日もはるばる横浜まで行って野球観戦。
記憶が正しければハマスタに来るのは1987年以来となる。いやこれマジで。
(昨年8月の「Berryz工房ハマスタ来襲」の時は行けなかったのでw)
スーパーカートリオ(屋敷・加藤・高木豊)・ポンセパチョレック・高橋雅・遠藤・欠端・岡本透・斉藤明夫などが活躍していた時代です。
昔自分はホエールズファンだったのだ!いやこれマジでw
そんな久々のハマスタ
今日は天気もいいし気温もまずまず暖かい。
絶好の野球観戦日和でした。


オープン戦なので2500円の「内野自由席」のチケットで、シーズン中は「内野指定席」に区分されているエリアで観戦することができた。お得。
3塁側の10列目くらいに座る。ちなみに全く意識しないで座った席番は見事に「222」w
最近の流行なのだろうか、内野席とグラウンドの間にはネットが無くて非常に見やすい。十分「フィールドシート」的な感覚が味わえる。目の前を通る選手が近く感じられた(その分打球の行方には十分注意が必要だが)。


今日の先発は「YB工藤43歳・E田中18歳」という「年の差25歳差」の見るほうがワクワクする対決。
結果は5対3で楽天の勝利。
工藤が7イニングを投げて4失点(自責点0)、田中も7イニングを投げて3失点。
試合展開などはこの辺この辺を参照で。


以下、楽天ファン目線で気になった点。


<投手>
・1回裏、注目の田中の初回。先頭打者・仁志を打ち取ったが、石井に内野安打を許した後になんと3連続四球で押し出し。さらに暴投から相手の好走塁によりもう1点を献上。いきなり2点のビハインド。とにかく制球が悪かった。常にボール先行。厳しいコースを突こうとするが、それが空回ってしまう、というより相手もさすがにプロ。高校生なら振るであろう「誘い球」に全くと言っていいほど手を出さない感じがした。自分を苦しくしてしまった。
・それでも2回以降は徐々に立ち直、、、と思いきや相変わらずボール先行が続く。5回あたりからはさすがにストライクが取れるようになり、打たせて取るスタイルが確立され安心して見ていられた。
・今日の最速はおそらく147km。7回を投げて三振は「5」だが四球も「5」。彼の球威・変化球なら三振にこだわらなくてもいいと思う。「スライダーにタイミングが合わず泳いで引っ掛けて凡打する」シーンもそこそこあったし、種田のバットをへし折って二飛に打ち取るなど、「さすが」と思わせる力強いシーンもあった。結果として横浜のほぼ主軸打者相手に長打を許してないのだから、たしかに制球に難はあったけどシーズンに入っても計算できる「駒」であることは間違いないだろう。
・その後は松本→福盛と盤石のリレー。共に三者凡退で抑える快投。
・松本って投手はこれまで「去年ホークスから交換トレードで来た」ことくらいしか知らなかった。昨年の一軍登板は無かったし。で、調べたらもう10年選手なのね。この時期にここで使うってことはノムさんが秘密兵器として計算しているのかな。球威はまずまずあった感じはした。



<打線>
・1〜3回まで工藤になすすべなく三者凡退の楽天打線。。。
・が、4回に反撃。簡単に二死取られたが礒部がクリーンヒット。続く山崎武の遊ゴロをなんと石井タクローが二塁へ悪送球!!これには驚いた。思わず「おおっ!」と声が出た。完璧なまでの綺麗な「石井タクローのエラー」。これはある意味非常に貴重なものが見れた感じがした。
・やはり野球はエラーの後が恐い。二死二・三塁となった所で5番・大廣がレフトオーバーの2塁打!!これで同点。さらに元横浜のウィットが工藤から左中間へ奇跡の2ラン!!これで4対2と勝ち越し。まさか2アウトを取られた時は、工藤相手にそこから4点を取れるとは思わなかった。野球は分からないものだ。
・5回の塩川のプッシュバントを成功させての内野安打は見事。
・8回の攻撃・追加点の取り方が良かった。「一死後鷹野のクリーンヒット→代走に俊足・森谷→牽制を入れられるも初球から盗塁を企画!→しかもやっぱ速い!→→悠々セーフのタイミング→しかも捕手の悪送球で一気に三塁へ→一死三塁となり鉄平がレフトに打ち上げる→鈴木尚の肩VS森谷の脚→森谷悠々セーフで1点追加」、相手のミスを活かして加点する野球。相手にとっては嫌なことこの上ない。こういう野球をしていけば今年のイーグルスの成績も、、、期待できるんじゃないかな。
・このシーンの「キー」はやはり森谷。代走に森谷が送られたから・・・バッテリーも意識して何度も牽制をした、捕手も焦って悪送球してしまった、やや浅めの外野フライでも悠々生還できた。自分は個人的に「森谷の脚」は買っている。昨年のキャンプではノムさんから「一番打者候補」とされるもノムさんが考えるような高度な頭脳プレーができず失格の烙印を押されてしまったが・・・なんか好きなんだよね、こういう「一芸」に秀でた選手。この日も分かったように「脚」は相手にとっては驚異の武器となる。その武器である脚を活かすケースもシーズンに入ったら多々あるだろう。だから森谷がんばれ。
・そして今日の一打で大廣の開幕一軍はグッと近づいたのではないか。しかも開幕はフェルナンデスが家庭の事情で帰国してしまうから「開幕スタメン」も大いに有り得る。パワフルな打撃を活かして、昨年の鉄平以上のブレイクに僅かながらでも期待したい。この他にも5回にプッシュバントを決めた塩川もいる。彼の持ち味は粘っこさ。昨年の交流戦阪神・藤川から何球もファールで粘った光景は印象深い。昨年後半には初ホームランも記録したし今年の飛躍に期待。
・今年はこの二人を筆頭に若手が徐々にだが伸びてきている感じがする。特に内野陣。現在の内野陣は高須以外は横並びの激戦のイメージ。競争が激しい。この日も途中からショートで出場した新人の渡辺直人も守備は軽快だったし好印象。昨年後半に出てきた西谷も好素材。さらには2年目の西村・草野も堅実さを身に付ければまだまだ伸びそう。このあたりが競い合ってさらに伸びてくれればチームの戦力として厚みが増す。さて、誰がここから抜きん出てくるのか。楽しみだ。選手層が厚くなって初めて「強いチーム」と言えるのだから。(正直ホセ・山崎武は別として、吉岡・沖原あたりとは入れ替えの時期なのかな、とも思うので。。。)




せっかくなので横浜のことにも、、
・仁志の青いユニフォームに違和感w工藤はそうでもないんだけどね。
・工藤は「唯一自分が野球を始める前からプロにいる選手」なんで、とにかく頑張って欲しい。応援してる。その背番号の年齢「47」までは投げて欲しいです。実際、今日も味のある投球してたし十分活躍できると思う。
鈴木尚、今年はいいんじゃないか?久々に「ヤル気」が滲み出てる気がする。大矢効果?
・種田の「ガニ股打法」が前に見た時よりもさらにすごいことになってて少し笑えたw
・古木は、、、w
・今日の継投は「工藤→木塚→クルーン」と完全に勝ちパターンのモノ。ってかまさか横浜が負けている展開でクルーンが見られるとは、、、ラッキーだ。さすがオープン戦。
・投球練習の段階からクルーンの直球は速い。アタリマエのようだがこれ実際に横から見ると違いが歴然なんですよね。少年のように「すげー」って言ってしまったよ。ゲームでも常時149〜153kmあたりを計測。それに140kmの高速フォークを織り交ぜられるのだから、大廣・渡辺直人・沖原などではどうすることもできない。。簡単に三者凡退に終わりましたよ。藤川もそうだけど「登板するだけで歓声が起こる投手」ってのはやっぱすごいね。



それと最後に、、、


田中はスターだ。
降板後クールダウンのために3塁側内野席スタンドの前を軽くランニングし始めたのだが、それを見たファンが後方からわらわらと前のほうに押し寄せてきたのだ。少しでも近いところで田中を見たいのだろう。グラウンドギリギリの所で写メを撮ろうと携帯をかざす人が大勢いた。球場整理員が席に戻るよう注意を呼びかけるが、多くのファンはそれを聞き入れない。もちろんこんな光景は軽いモノなんだろうが、フィーバーの一片を垣間見た気がした。
これに似た光景を知っている。
西武球場での松坂だ。
以前、自分は西武球場で整理員のバイトをしていたのだが、松坂がブルペンに現れると、それまで座っていたファンが立ち上がり一気に前に押し寄せてくるのだ。こちらが注意しても聞き入れない→仕方が無いから警備員を呼んで半ば強引に席に戻ってもらう。そんな出来事があった。
だから今回のハマスタの整理員の気持ちが多少なりとも分かるのだが、もう「しょうがない」んだよね。「スターのオーラ」ってのは隠しようが無い。「陽」があるところに人は集まるものなんだから。そしてその「オーラ」ってヤツは練習でどうこうできるものでは無いと思う。そういう意味では田中くんにも「人を集めるオーラ」ってのがあるんだろうね。それが松坂級かどうかは置いておいて。
そんな8回表〜裏の軽い喧騒を、座りながら「すごいなあ」って思いながら見てた。




そんな感じで野球観戦はやっぱイイデスネ。
シーズンを目前にしてこの[野球]カテも盛り上がってまいりましたw
そしてなんと今年は人生初の「開幕戦」に行くことも決まりました!!
「開幕厨」を自負する者として、なぜ今までプロ野球の開幕ゲームに行ったことが無かったのかと、不思議でならないw
ちなみに試合はもちろんグッドウィルドームで開催される「西武VS東北楽天」です。
(おそらく)西口と岩隈の投げ合い。楽しみ。
始球式にはウエンツも来る、、のは去年の荒川静香からエライ落差だがw
何はともあれ華やかな雰囲気を楽しんできます。(さすがにそこそこ人は入るじゃろうw)