はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

キングオブステージin武道館

3月31日にRHYMESTERのライブが日本武道館で行われた。
この日に武道館でライブがあることは知っていたけども、翌日にベリコン@SSAが控えていたこともあり参加することはできなかったんだが、、、巡回していたらゲストのあまりの豪華さにグゥの音も出なかった。。ゴスペラーズ横山剣SUPER BUTTER DOGなどの他ジャンルのアーティスト、そしてHIP HOP勢からはギドラやラッパ我リヤやキック*1やリップ*2など、彼らのライブで無ければありえない組合せ。2007年にキックの三人が同じステージに立つなんてこのライブ以外ありえないと思う。
そしてライブのほうも「キング」たるものだったようで。
武道館を制圧したとのこと。
全40曲、3時間半のステージ。
彼らの長いキャリアの集大成の、こちらも記念碑的な公演になったようですね。
今後はしばらく新作音源を聴いたり、ライブを見たりはできないようなので、行けなかったことを残念に思う気持ちがどんどん強くなってきた。ホント今回ばかりは日程の巡り合わせがホント悪かったとしか言えない。
夏頃にはこの武道館公演を完全収録したDVDが出るらしいので、是非ともそれを入手して見たい。伝聞だけで済ますことなんてできない。DVDとは言え自分の目で見たいのです。(ただゲストが豪華すぎて利権の問題は平気なんだろうか・・・)



で、なんでこれを[ハロー]カテでも書いたのかって言うと、界隈を巡回していたらこのライブにメロン記念日の4人も見に行っていたことを知ったから。
キングオブステージのライブを、それも武道館という「特別な場所」で行われた記念のライブを見たメロンの4人は、いったいどれだけのものを感じたんだろう。
片やヒップホップ、片やアイドルユニット、と一括りにされるのかもしれないが、RHYMESTERもメロンも「アンダーグラウンド」でありながら「先駆者」的な存在である、という意味では似ているのではないか。
RHYMESTERはこの国に馴染みの薄い「HIP HOP」という音楽・文化を10年以上前から発信し続けた第一人者。でこぼこの畦道を整備していき、後進のアーティストが歩きやすい道を作っていったようなイメージ。実際、90年代後半以降、彼らの道の後を多くのHIP HOPアーティストが続いていき、今やHIP HOPは完全に日本に定着した。
そしてメロン記念日は「ハロプロアイドル」という枠に囚われず、いやむしろそんな枠を取っ払って、外に向かって勝負をかけているグループ。
そして二組が最も輝く場所は「ライブステージの上」。
共通するものは多い。
ライムスターの凄い所はライブにおいて「知らない客までも盛り上げる」こと。これまで4回くらい彼らのライブを見たけど、傍観者をも巻き添えにして、知らず知らずに大勢の人の手を挙げさせるその光景は圧巻でした。歌を上手く歌うとかそういう小手先のテクニックでは無いんだ。「ヒップホップとかロックとか関係無い。いい音楽はいい音楽!」とでも言うような、揺るがない絶対的な自信・信念があるからこそ言葉に魂が乗るのではないかな。
その点、メロンはまだまだ内弁慶。「アイドルはかわいらしいって誰が決めた?そんなの関係無い。ウチラはただロックするだけ。いい歌を歌うだけ!」と、どこに出ても言い切れるぐらいの自信が欲しいなと思う。
そして最早「話術」ともいうべきMC。勉強してないとあそこまで豊富な語彙は使いこなせないわけで。アウェイでどれだけやれるか、ってのを知るためにも、無謀かも知れないがこの夏あたりどっかの夏フェスに出ないかなあ。そして「自分たちを知らない・イロモノ扱いで見る客をどう盛り上げるか」と言う非常に高度な難題に挑戦し続けてもらいたい。地道に続けていれば本物はいつか輝く。メロンにとって今のこの時期に「キング」のライブを見たことはとても良かったんじゃないかな、と思う。すごい学んだはずでしょう。そんなライブを見た感想を、是非とも4人の口から聞きたい。なので今度一緒に酒でも飲みながらゆっくりと話を(ry



ちなみに余談なのだが、RHYMESTERの曲で「音楽は素晴らしい」ってのがあるんだけど、ここのブログタイトル「音楽とはすばらしいものだ。」はそれをパクッたワケじゃないですよ*3。その曲が収録されたアルバムのリリースより、このブログの開設のほうが先なんで。(一応↑の「プロフィール」のトコには載っけているけど)知らない人・勘違いする人・憤る人などがいたらアレなので一応言っておくw

*1:KICK THE CAN CREW

*2:RIP SLYME

*3:どちらかと言うとキンモクセイのアルバムタイトルからパク(ry