はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

カフェボーノ!!!

待望のBuono!アルバムが本日アマゾンより到着。

Cafe Buono!(初回限定盤)(DVD付)

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なので早速プレイ。





いい。。いいですな。アイドルのアルバムにカテゴライズはされるんだろうけど、これは良い。良いものは良いと認めなさい!そして「12曲中9曲が新録曲」ってのが、最近のハロー関連じゃ珍しいこと。なのでせっかくなんで珍しくアルバム曲の感想でもw


・Café Buono!
歌詞も「チャオ」から始まり、食べ物に関する言葉が多く続く。そう、ここはイタリアンカフェ。ここから魅惑のBuono!ワールドのはじまりはじまり。。合言葉は「Buono!」!!!(愛理は℃-uteって言ってるけどw)
1stアルバムの1曲目にタイトル曲を持ってきたことからも、さしずめ「Buono!のテーマ」とでも言った位置づけなのだろうか。コンサやってこの曲が一曲目ならまず文句は無さそう。
どうでもいいけど正しい表記は「Café Buono!」なんだけど、いろいろと手間がかかるので今後は「Cafe Buono!」って書くかもw


・泣き虫少年
うん。こういうシンプルな王道ロックサウンドは好きです。この曲から次の「恋愛ライダー」への繋ぎは良いなあ。と思ったら両曲共に作曲は「AKIRASTAR」という人。そりゃ食い合わせも良いわな。しかしこうしてシングル曲「恋愛ライダー」〜「ホントのじぶん」と二曲続けて(しかもリリース順とは逆に)聴くと、この2曲はやはりクオリティが高い。聴いてて心がウキウキするもの。あれ、「泣き虫少年」の感想ほとんどしてないwでも好きっすよ。好き好きっす。


・バケツの水
名シングル2曲に続いての5曲目。自分のココロの中にはバケツがあって、日々の生活でそのバケツには水が溜まってしまう。人によってバケツの大きさは違う。こぼれちゃうと大変だよ。だから毎日それを捨ててしまおう。みたいな歌詞の世界観は「こころのたまご」と似た感じ。水滴の音を効果音として使っているのも心地良くておもしろいな。


・ガラクタノユメ
イントロのフレーズが布袋の「POISON」wってのはご愛嬌で、中身は新世代へ向けてのピュアな「人生応援ソング」かと。ガラクタに見えてもダイヤの原石かも知れないんだよ。人の価値を値踏みするヤツはいないって藤君も言ってたよ。そこまでアツく歌ってるわけではないのにココロのアツさを感じます(ちょっと意味不明だなw


・internet Cupid
中期Perfumeとか中期capsuleとかそのへんの空気感。おもしろいから「中田ヤスタカ meets Buono!」ってうたい文句にしちゃえwまあ8bitも散りばめられてるからPerfumeをモロ意識したワケじゃないと思うけど、ここまで純度の高いテクノポップってハロプロでは初じゃないかな。「デコボコセブンティーン」とか「ディスコクイーン」とかとはまた違う感じだし。
ってか去年の4月1日のSSAで初めて「サクラハラクサ」を聴いた時も思ったことだけど、桃子の声をボコーダー加工するとやっぱ面白いなぁ。
ル ’ー’リ<ワ・タ・シ インターネット・キューピット
だけでメシ2杯食えるw
ル ’ー’リ<恋のウィルスを世界中にまき散らす
まき散らしちゃえばいいんだよww
作曲・編曲の中野定博って人は、ニューヨーク仕込のR&Bからゲームミュージックまで幅広く手掛けているらしいね。ハローだとなっちの「OLの事情」(ピロリンのカップリング)の編曲をしているみたい。


・Last Forever
「never end and last forever」の雅フレーズと各サビの最後の「ね」、これだけでメシ3杯(ry ハロプロでこういう雰囲気を持った曲と言えば、松浦の初期の名曲「笑顔に涙〜THANK YOU DEAR MY FRIENDS〜」でしょう。あのレベルに達してるかと言われると即答は出来かねるけど、珠玉の卒業ソングなのに異論は無いです。こんな爽やかな青春時代は誰にもあったんだよなぁ。。


・星の羊たち
御大・筒美京平作曲。これだけで軽くひれ伏しそうになったわwでも歌詞や曲調含め、一番Buono!っぽくない曲に仕上がった感じ。なんかスゥみたいなふわふわした感じでさw逆を言うとBuono!の可能性を広げる一曲とも言えるか。


・ロックの神様
前曲と一転して明らかに「Buono!っぽい」曲。タイトル通りエナジー溢れるロックソングで、大方のパブリックイメージはこんなBuono!でしょう。それだけに流れ的にはもうちょっと前に配置しても、それこそAKIRASTAR3部作として序盤に持ってきても良かった気もするんだよな。ラストの「君がいれば」への繋がりもちょっとイマイチな感じだし。。でも「星の羊たち」から「君がいれば」への繋ぎにしても違和感はあるか。。まあ「ロックの神様」として曲単体で聴いた場合には全く文句は無いんですけどね。
あと「小さなステージでもあたしたちにはブドーカン」という雅フレーズを聴いて、「ライブハウス武道館へようこそ!!」というBOOWYフレーズを思い出した。まさに正反対。もう一つどうでもいいけど、今日街を歩いてたら偶然にも「ロマンスの神様」が流れてきた。以上。


・君がいれば
満場一致のラストソング。そういえば最近こういうスケール大きめの「ラストソングですよ!これで文句無いでしょう!」的なバラード曲って少ないなあと思う。数年前のハローのアルバムはほぼ絶対「アルバムラストですYO!」って曲で〆られてたような気がするから。それこそ無理矢理スケール感を出そうとしててもね。
ってことで今作はこのような名バラード曲で〆られて満足です。



まとめると、CDとしては名盤だと思います。同じアニメ発の小春「☆☆☆」が、あくまで「作品」であって「ライブ」を意識はしてない曲が多いと思う(もちろんそれはそれですばらしいことなんだけど)のに対し、Buono!は作品としてもすばらしいが、ライブだとまた感じ・色が違って聴こえてくるんじゃないかなと思います。まあ今後Buono!としてのライブがあるか無いかはまだ分からないけどね。


とりあえず08年のベストアルバムの1枚だってのは間違いないからみんな買いましょうw買えばいいじゃない!!!


あとやたらと「internet Cupid」の枠を大きく取ったけど、特別に「名曲!!」って感じでこの曲を推してる訳ではないよwむしろこの曲より好きな曲はあるし。
ただやっぱ「おもしろい」、この一言に尽きるな。新鮮なんだよね。ハロプロとしてこういう楽曲を聴くのはさ。これまでのハロプロにこういう曲がなかったのは、チャレンジすることの恐さがあったからじゃないだろうか。今回はフットワークのまだ軽いBuono!だからできた曲だと思うしね。や、ちょっと前のBerryz℃-uteであれば出来たかも知れないけど、今や娘。に匹敵するくらい規模の大きな存在になってしまったからな。大きくなるとどうしても守るものも出てくるわけで、その中でこういう意外性のある曲にチャレンジすることは難しくなってしまってると思う。だって今度の新曲が共にカバー(ry とか言ってその次のシングルがめちゃくちゃ真性のテクノポップだったら笑うけどww
とここまで書いて思ったが、つんくってテクノポップあまり好きじゃないのかも知れないね。今回も外注だから出来たことなのかも。