MASS OF THE FERMENTING DREGS「ひきずるビート／まで。」＠LIQUIDROOM
9日の金曜日はリキッドにマスドレのワンマンを見に行ってきました。
マスドレのライブは昨年末のCDJ以来。モーサム繋がりでこのバンドに出会い、ワンマンを見るのはこの日が初めて。モーサム直系の轟音ロックは虜になっちゃいます。
ただ開演時間10分前になってもフロアはスカスカ。メジャーデビューしたと言ってもまだまだ認知度は低いのかな、リキッドでのワンマンはまだ早いのかな、と思うが、開演する頃にはそれなりに埋まってました。このあたりもモーサムと似てるなｗ
客層は男率高し。そして想像以上に高め。人のことは言えんけど、かなりのオジサマもちらほらいらっしゃったｗ
CDJとかと同じく、今回も前方の吉野さんサイド*1で見る。
19時10分を過ぎた頃メンバーが登場。
なつこんの「せーの！」の合図で一曲目がドロップされる。
「She is inside,He is outside」「かくゆうもの」と、のっけからの強烈なワンツーパンチ。
轟音とノイズが気持ち良い。
この後も「I F A SURFER」「このスピードの先へ」「青い、濃い、橙色の日」と続くが、インディーズの曲はやっぱりどれも強い。
新曲などを挟みつつ、途中では昨年リリースされたくるりのトリビュート盤「くるり鶏びゅ〜と」から「飴色の部屋」も披露。CDで聴くよかやっぱライブのほうが映えるなあ。これはメジャーデビュー曲の「ひきずるビート」にも言えることですが。
でもって「普段のライブではなかなかやれない」という8分以上のインスト曲「エンドロール」も披露。スケールの大きい曲を観客が息を飲んで見ている」という光景が良かった。
「ハイライト」からのラスト4曲は圧巻。
「ワールド イズ ユアーズ」のドラムリズムがツボ。
ラストはもちろん「ベアーズ」。この曲でマスドレを知ったのでこの曲が始まると当然アガる。
でもやっぱオレは「ハイライト」が一番好きです。
モーサムの「HigH」に似た高揚感というかアガってく感じがなんともいえず気持ちいい。
アンコールは無し。
「なんなん」以外は全曲披露。
まだミニアルバム2枚とシングル1枚の合計14曲しか持ち曲が無いからな。
今後フルアルバム等出ればまたいろんなセトリが組めるんでしょう。
あとは途中途中でMCを挟むんだけど、これがちょっと冷めるというかなんというか。。
これまでのいい感じの空気を変な空気にしてしまう印象があった。
この日がなつこんの誕生日ってことでgdgdなハッピーバースデーがフロントの一部だけで巻き起こったりとかもあったし。
最後のほうでは「後ろの人、もっと前に来ようよ」「なんか遠いよ」とかの煽りがあったんだけど、煽るのはいいけど、煽り方が中途半端だとオレみたいな天邪鬼なオヤジはそれに乗れないというかｗ
例えばBRAHMANのトシロウやDAのkjとかに「前に来い！」「もっと来い！」「飛べんだろ！」とか言われたら「うぉぉぉぉぉ！！！！」ってなるんだけどね。
まあモッシュ等で盛り上がってるのは最前の一部だけで、フロントエリアでもオレの周りは快適に踊れるぐらいスペースもほどほどにあったし、さらに後方は静かに見てた人が多かったんでしょう。
telephonesの石毛もそうだけど、自分より年下のバンドはMCがヘタな印象がある。
MCのおかげでライブの出来を少し下げてる気さえする。
フラカンとかMCが多いけど、あれはMCが一つのコーナーと言うか単純に面白いし、逆にMCがないとか考えられないバンドなんですけど。
個人的にはマスドレの音楽ってムリにMCを入れなくてもいいと思う。
それこそBRAHMANとかみたいに。
MCなしは極論としても、まあ最低限の告知等くらいにしてくれると。
そんな感じでMCがもうちょっとアレなら、もっとライブ全体が締まって見えてカッコよく感じるんだけどなー、とか思ってしまいました。
個人的にはこのバンドには期待してる。
こういう音楽が単純に好きだから。
あとはもっと曲の雰囲気に幅があればもっと好きになりそうな気がする。*2
別に轟音ワンパターンの曲ばかりでもないんだけどね。。
そう考えるとモーサムの振り幅のデカさはやっぱ別次元なんだなとか思う。
てかなんか色々他のバンドの名前、特にモーサムの名前を出してしまったけど、別に2バンドを比較するつもりもないし、マスドレにモーサムのフォロワーを目指して欲しいとかもないです。
ただマスドレを見るとなんかモーサムを思い出してしまうのは事実。
そしてマスドレのライブを見た後にモーサムのライブを見たいなあと思ったのも事実。
終演後にもらったフライヤーによると、9月18日にはSHIBUYA-AXでワンマンやるそうな。
なんか順調すぎるくらい順調な階段を昇ってるんだけど、そんなに順調なんですか？ｗ
他に予定がなかったらAXにも行きます。
あとは夏のRIJFに出てくれることも希望。
01 She is inside,He is outside
02 かくいうもの
03 I F A SURFER
04 このスピードの先へ
05 青い、濃い、橙色の日
06 新曲
07 まで。
08 skabetty
09 飴色の部屋（くるり）
10 エンドロール
11 ひきずるビート
12 新曲
13 ハイライト
14 delusionalism
15 ワールド イズ ユアーズ
16 ベアーズ
