はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

フラワーカンパニーズ「20年だョ!ワンマン2デイズシリーズ〜被り曲なしの2日間」@LIQUIDROOM

4月24日と25日の土日はリキッドでフラカンのワンマンを見てきた。
2daysなんだが、初日にやった曲は基本的には二日目にはやらない。
つまり両日に行かないとすげえもったいない気がするわけですw
また被り曲なしということで曲数が倍になるわけで。
定番曲・ヒット曲だけでなくレア曲の披露も自然と増えるわけで。。
アタマを空っぽにして踊れる曲から心を鷲掴みにされる泣ける曲まで。。
未発表の新曲から10年以上前の名曲まで。。
曲良し。ライブパフォーマンス良し。トーク良し。
前日4月23日に21周年を迎えたフラカンの底力をまじまじと見せ付けられました。
まさにフラカン漬けの二日間でした。
最高に楽しかったぜ!



そんなわけでライブの感想でも。
まずはセトリから。


■初日

It's Only Roc'kyun'Roll
パンクはうまく踊れない
あの日見た青い空
永遠の田舎者
空想無宿
流れ星だろ人生は
ふっ飛んでJUMP
トラッシュ
靴下
40
真っ赤な太陽
深夜高速
年をとるってこと
この胸の中だけ
元少年の歌
ロックンロール・スターダスト
終身刑
俺たちハタチ族


EN1
発熱の男
元気ですか


EN2
アイム・オールライト
真冬の盆踊り


■二日目

白眼充血絶叫楽団
脳内百景
NUDE CORE ROCK’N’ ROLL
SHAKE MY LIFE
はぐれ者讃歌
BELLBOTTOM JACK
どろぼう
どっち坊主大会(新曲)
大人の子守唄
春を待つ
虹の雨あがり
吐きたくなるほど愛されたい
東京タワー
春色の道
馬鹿の最高
捨鉢野郎のお通りだ
YES,FUTURE
プラスチックにしてくれ


EN1
たらちね
深夜高速(ゲスト:YO-KING


EN2
元少年の歌
恋をしましょう


EN3
サヨナラBABY
ホップ ステップ ヤング

また今回は「被り曲なし」となっているが、それはいちおう本編だけの話のようで。
二日目のアンコールでは、前日にもやった新曲「元少年の歌」と「深夜高速」を披露。
しかも「深夜高速」では、サプライズとしてYO-KING登場!!!
これにはさすがに観客大盛り上がり。
そのまま圭介と一緒に歌うという、貴重なワンシーンを目撃することが出来ました。
でもYO-KINGはあまり歌詞を覚えてなくて、ほとんど圭介が歌ってたけどw


しかし、あー、もうセトリ見返すだけでお腹一杯だわw
こう曲だけ見返すと、両日とも「流れ」は同じような感じなんだな。
序盤は「ガツッと盛り上がる曲」で固めて、懐かしのレア曲をやって、中盤はミディアムテンポの泣ける曲を中心にやって、終盤は再びラストスパートで盛り上げる。
印象としてはこんな感じ。
ただ、どれもこれも名曲なんでね。
もう曲が流れるたび、うわーってなりましたよ。


初日

「It's Only Roc'kyun'Roll」から「ふっ飛んでJUMP」までアップテンポの曲で畳み掛ける。
「It's Only Roc'kyun'Roll」「パンクはうまく踊れない」「永遠の田舎者」とかアガる。
「マンモスフラワー」収録の「トラッシュ」とかまさか聞けるとは思わなかった。
圭介がギターを持ち「靴下」へ。この曲は昨年末のスピッツがゲストのフラカンイベントでマサムネが歌ったが、やっぱ圭介の歌のほうがしっくり来る。そして竹安のギターソロがやはり熱い。
新曲の「40」だが、圭介はあと数日で41歳になるので、この日が正真正銘40歳最後の「40」。
「真っ赤な太陽」〜「深夜高速」の流れは胸が締め付けられる。
「この胸の中だけ」では特に圭介の魂がぶつかってくるような気がした。
正直、セリフ部分で情景が頭に浮かんできて涙が出てきた。
あんな人の心を震わせて鷲掴みにする魂の熱唱ができる人はそういない。
エレカシ・宮本氏かフラカン・鈴木圭介くらいしかパッと思い出せない。
新曲「元少年の歌」もいいんだが、「この胸の中だけ」の次だと少し褪せる感じがした。
それだけ「この胸の中だけ」という曲が持つパワーはハンパない。
「そもそも幸せって一体何だろうねぇ?」
「夢中になれるもの持ってるってことだろ?そんな事もわからなくなっちゃったの?」
「しっかりしてくれよいい年こいて。今年で41だろ?背中曲がってるぜ、おっさん」
「君が会いたいって思えばいつだって会えるさ」
「僕は君の心の中に住んでるんだから。」
この曲、オレが40歳50歳になっても聴き続けたい曲だ。。
本編は「ロックンロール・スターダスト」「終身刑」「俺たちハタチ族」で盛り上げて終了。
アタマん中死ぬまでハタチ。
大人だって子供だったんだぜ。
アンコールはまず「発熱の男」。
昨年末のイベントでピーズのはるがこの曲を原曲キーで歌って死んでたっけw
ラストのワンオクターブ上がった後のエモーショナル全開の圭介の歌に直立不動になる。
そして次はなんと「元気ですか」。。
「元気ですか」とかおそらくライブで初めて聴くんだけど・・・昨年「涙より早く走れ」をライブで初めて聴いた時もそうだったんけど、このあたりのフラカン楽曲を聴くと、学生時代を思い出して・・・最初の圭介のアカペラの時点でもうダメ。。最後のシャララの部分では、もう完全に込み上げてきてしまいました。いいメロディーだなぁ。。
ダブルアンコはまず「アイム・オールライト」で会場をカラッとピースフルな空気に。
そしてラストは「真冬の盆踊り」。
マンネリと言われようとも、あのヨッサホイの一体感はグッと来る。
グレートのコール&レスポンスが面白かったw
ヨーッサヨーッサヨーッサホイのホイ!w



フラカンライブと言えば「グレート&圭介」を中心としたお笑い芸人以上の爆笑トーク


今後メンバーチェンジはしないと宣言!誰かが死んでも補充はせず、そこには「骨壷」が置かれてくらしいw圭介が死んだらインストバンドになるらしいw
新幹線でリクライニングシートを倒すとき、後ろの人に声を掛けるのがイヤだという圭介。「社会のルールだから」と言うグレートに対して、「どうせ『いいですか?』って言ったって断るわけないんだからいいじゃん」「だって断る人なんている?」「それともお前はそんなに友達の輪を広げたいのか?」と子供のような反論ww
新曲のストックが25曲くらいあって今は削る作業をしているフラカン。お蔵入りさせるのがもったいないという客の声に対し「3枚組にすればいいけど今時そんなの買う?」「EXILEならまだしも」などEXILEとはキャパシティ面で違う的なことをやんわり認めるが、「EXILEより声はでかい」と言い切る圭介。「歌がうまいじゃないんだ」とグレート。そして「歌はあっちのほうがうまいよ」と認めてしまう圭介w
リキッドの2階のスペースに「元少年の歌」のジャケ写を基にした「顔がくりぬかれてる観光地にありそうな看板」が置いてあるんだが、正直イマイチ盛り上がってないらしいwちなみにこの看板は勢いで製作したらしく5万円するらしいw帰りにみんな穴に顔を入れて写真撮ってとのことwフラカンメンバーはこの看板が好きらしく、最近も弁慶の顔看板をやったりしたらしいw
グレートマエカワのライブ正装である「裸にオーバーオール」。「このままで帰ったら捕まるかな?」と客に聞くグレート。
その流れで「ファンならアーティストと同じ格好をするでしょ?」「一時期みんながEXILEだったりDRAGON ASHだったりしてたときあったじゃん」「でもさすがに裸にオーバーオールはいないよね」という圭介に対し、「さすがにこの格好はレベルが高いからな」と返すグレートだが、以前シモキタでこの格好をしてる人を見たらしいw完全プライベートでw
さらに「そうは言うけどピエロ先輩のマネしてる人とかいるか?」とグレートwちょっと前にロティカのライブでピエロのペイントしてる集団を見たオレ閉口w
ちなみに「ミスター小西はツナギだから胸に「P」のマークを付けてサンバイザーすれば今すぐPOLYSICSに入れる」「今ならカヨちゃんのポジションが空いてる」「でもポリファンが認めない」とかw
竹安に向かって「顔色悪いよ」「ドーラン塗ってるみたいだよ」「土色してるよ」と激しい突っ込みが続くw最後に「ピロウズのドラムの人みたいだよw」と言うが、さすがにこれには「これ2ちゃん以外に書いちゃダメだよ」とのことw
この日のために白髪染めをしてきた竹安。最近鼻毛が白くなってきたらしい圭介が「鼻毛はどうやって染めるの?」と問うが、「鼻毛は染めなくていいでしょ」と冷静に返す竹安w
時折「やっぱリーダーだよな」とデレる圭介wリーダーが取ってきた仕事はちゃんと「こなす」と失言し慌てるw「こなしてないよな?いつだって全力だよ」wまあ確かにそうなんだけどw




そんなこんなで初日が終了。
外に出たらどしゃぶり地獄ww
さすがフラカンww




二日目

「白眼充血絶叫楽団」で絶叫スタート。客席ものっけから沸点に。
「脳内百景」「NUDE CORE ROCK’N’ ROLL」「はぐれ者讃歌」と勢いは止まらない。
そして聴こえてきたノイズギターのリフ!10年前のシングル「BELLBOTTOM JACK」。リリースされた当初から好きな曲なのに、ライブでは初めて聴いたんだが、これがもうムチャクチャかっこよかった。竹安のギターとか特に最高だった。もっとライブでやってほしい一曲。ベルボトムジャック!!
「どろぼう」とかのレア曲の次に未発表の新曲「どっち坊主大会」を披露するとかw
新曲はスピード感があるというか、休む間もなくひたすら圭介が歌ってる曲。「昔は怪獣の名前を覚えてたヤツが大人になってさっぱり忘れちゃって悲しい」とか「昔と今で自分に対しての呼び名が違うことの寂しさ」みたいなのを歌った曲らしいが、グレートに「こんな細かいテーマを曲にする奴、他におらんと思う。ギネス級じゃない?」とコメントされるw
圭介がギターを持ち「大人の子守唄」を語りかけるように歌い始める。昨日に続きまたもや胸が締め付けられる。
昨日に続き「マンモスフラワー」から「虹の雨あがり」をしっとりと。「いつまでもそう どこまでもそう これからもきっとそうさ」という歌詞が染みる。。
さらに「吐きたくなるほど愛されたい」と「泣きソング」は続く。
極め付けは「東京タワー」
淡々とした語りから始まり暴発するサビ。
もうこの日一番の熱量だった。
「オレも東京タワーみたいになりたいなあって思ってた」
底辺をウロウロしてるダメダメ人生のクソったれた男だからこそ放てるパワー。
サビでの「ヘイヘイホー」の叫びに対しても、答えるでもなくただただ見入ってた。。
こんなエネルギーを使う曲を歌い終えたら、普通は精魂枯れ果ててステージに倒れこむよ。。
それでも圭介は飄々とグレートと軽妙なトークを繰り返す。
ベスト盤に惜しくも入らなかった「春色の道」を披露。
前半部分のグレートのアコギフレーズが最高だった。
「馬鹿の最高」からはラストスパート。
「YES,FUTURE」「プラスチックにしてくれ」では一斉にモッシュが巻き起こる。
アンコールは「この二日間で一番古い」名古屋時代に作ったという「たらちね」
終盤のセッションはもはやインストバンドのそれ。見入った。やはり技術がすごすぎる。
そして先述したようにここでゲストとしてYO-KINGが登場して「深夜高速」
キングがいたからか、圭介の気合の入り方もハンパなく、初日よりこの日のほうが良かった。
ダブルアンコでは「この曲はやっておきたい」ということで新曲「元少年の歌」を。
「恋をしましょう」ではAメロを竹安・グレート・小西と歌いまわすという粋な演出も。
二日目はトリプルアンコも有り。
ポリのパン投げのように、20周年の記念ハッピを客席に次々に投げ入れる。
曲は「サヨナラBABY」と「ホップ ステップ ヤング」
この二曲のシンガロングと手振りとピースの一体感にまた涙が出そうになった。


「NUDE CORE ROCK’N’ ROLL」に「お祭り騒ぎが 死ぬまで続けば 最高なんだよなぁ」という歌詞があるけど、ホントにそう思う。と同時に、この曲は「お祭り騒ぎは 終わりが来るから 最高なんだよなぁ」という歌詞で締められる。これもまさにその通りなんだよなあ。終わった後の「終わっちゃったなぁ。。」というある種の虚脱感みたいなものが、次のお祭りに行きたくなる大きな要因になるんだと思います。




でもって二日目のMCからまた一部抜粋。

曲の途中でグレートが前に出てアピってくるが、実は圭介はウザイと思ってるらしいw
「ウザイ」って言葉を初めて使った圭介w
しかも「ウザイ」って言葉が嫌いなのに使ったとかw
唐突に「怪物くん見た?」と圭介。
プロゴルファー猿が実写になったら間違いなくグレートにオファーが来るよね」とw
確かにリーダーは猿顔だけどさw
「ワイは猿や」って言うけどアイツは関西人なのか?ってか関西猿?w
グレートが「プロゴルファー猿」なら小西は「笑ゥせぇるすまん」とかw
竹安が「圭介はスネオだよね」って言ったら「スネオはスネオヘアーだよ〜」と圭介w「スネオヘアーなんて名前なのに選ばれなかったらアイツかわいそうじゃん」「あ、アイツなんて言っちゃった」w
圭介は以前、ワンマンだと思って下北のQUEに行ったら知らないバンドがリハをしてて「急遽オープニングアクトが入った」と思ったらしいが、実はライブの日を一日間違えていたとかw結局そのまま知らないバンドのリハを全部見て「お〜いいねぇ」とか言って去っていったとかw
竹安は「グレートと新宿リキッドにライブを見に行く」つもりが間違って「赤坂BLITZクラムボンのライブを見た」ことがあったとかwクラムボンフラカンは大して親交はなかったみたいだが、同じプロモーターなので不審がられることもなく簡単に入れたことで、開演まで間違いに気付かなかったとかw
この日のライブの模様はカメラも音声を入ってないらしいが、小西はカメラがあると意識してしまいいいパフォーマンスが出来ないらしく、この日調子がいいのはカメラが入ってないからだとみんな納得w
ゲストで登場したYO-KINGが圭介に向かって「目が楽屋の3倍輝いてるね」とw
「君はこういう場があってよかったね」とまで言われる始末w
さらに圭介とキングは「尿管結石」という共通項があるらしく、その話題で盛り上がる。
尿管結石の痛みはピストルで撃たれるよりも出産よりも痛いらしい。。
キングがでっかいメガネがドーンとプリントされたTシャツを着てたので、それに対抗すべく竹安がダブルアンコで「メガネがいっぱいプリントされたTシャツ」を着てきたw


もうこれ以上思い出せませんw
ここに書いたのは、たぶん全体のトークの2割くらいだと思うw
しかも字じゃ絶対に伝わってないと思うw
実際はもっと面白いのでみんなフラカンのライブに来るといいよw



年内にワンマンだかツアーを3回くらいやるとか行っていたので期待します。
「メンバーが骨壷になってもチェンジも補充もしない!」と言い切ってくれたフラカン
その言葉を信じてずっと応援していきます!




初日は「ピエロ先輩」ことニューロティカのあっちゃんが、二日目は伊集院光が来てたみたい。

しっかりCMしていくあたりがやらしいぜあっちゃん!w