はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

馬場育三 追悼献花式

今年4月21日に逝去したDragon AshのベーシストIKUZONEこと馬場育三の追悼献花式が、
本日6月6日に東京・SHIBUYA-AXにて執り行われた。
会場には平日にもかかわらず、各地から多くのファンが集まった。
本日の献花式は、馬場を応援してきたファンとのお別れの場として企画されたもの。
祭壇には馬場の写真や愛機のベース16台、
実際にライブで使用していたアンプ、モニター、ライトセイバーなどが飾られたほか、
スクリーンには生前の馬場の姿が映し出され、在りし日の姿を思い出させた。
さらに会場のロビーには親交のあったアーティストや関係者たちからの花も置かれ、
馬場の信望の厚さを伺わせた。
Dragon Ashの曲が流れる中で献花式が始まると、メンバーが司会者の案内で登壇。
黙祷を捧げたのち、それぞれ献花を行った。
その後、ファンが続々と花を手に遺影の馬場と向き合い、その早すぎる死を悼んだ。

http://natalie.mu/music/news/70630


僕も参列してきました。
Dragon Ashのファンとして。
この追悼式に行けなかったら一生後悔してたと思います。
そのくらい重要な式でした。
インナーには百合の紋章Tシャツを選びました。
手向けた花はもちろん百合にしました。

AXのこけら落としライブをしたDragon Ashだけにこの会場が相応しいなと思いました。
内容は上記ナタリーの通りです。
式中はいろいろ込み上げてくるものがあり、涙が自然と溢れてきてしまいました。
馬場さんカラーで作られた祭壇。
そこに並んだ16台のベース。
そしてスクリーンに映し出される生前の馬場さんの姿。
それらを見て、まずグッと胸が熱くなりました。
特に亡くなる直前のロットンと対バンした時のライブ映像がヤバかったですね。
この数日後にまさかこの世から姿を消してしまうなんて。。。
そしていつも馬場さんがいた位置には、
いつものhide人形をあしらった電源の入ったアンプ2台、
赤と青のベース、2本のライトセイバー等が置かれていました。
いつでも爆音を鳴らせるように、というメンバー・スタッフの配慮とのこと。
この「いつも通り」の風景がさらに胸を熱くしました。
場内には「Lily of da Valley」「FIRE SONG」「陽はまたのぼりくりかえす」が繰り返し流れていました。
式が始まります。
メンバーの登場、黙祷、献花。
6人の表情を見てると悼まれない気持ちになりました。
黙祷の際、馬場さんと握手した時のことを思い出してしまい、さすがに涙が出てきました。
メンバーが去り、ファンの献花に移ります。
大きく取り乱す人はいませんでしたが、泣いている人は大勢いました。
当然でしょう。
そして15分くらい過ぎて自分の番。
遺影と目を合わせ礼をしました。
そして、いろいろな人のいろいろな想いを乗せて、一輪の百合を供えてきました。
合掌中は馬場さんとのことだけではなく、
これまで数十公演見てきたDAライブでの出来事等、
いろいろ思い出してしまい、
さすがに涙が溢れてどうしようもなかったです。
最後に一例をして会場を出ました。
出口では笑顔の馬場さんが写ったポストカードとピックをいただきました。

最初に馬場さんの訃報を知ったとき、さすがに膝が崩れ落ち、放心状態になりました。
ミュージシャンの死でここまでの気持ちになったのは、98年のhideと、09年のアベフトシだけです。
これまで何十回とDAのライブを見てきたわけで、
そのステージには*1常に馬場さんがいました。
昨年のPENPALSの復活ライブでは客席で誰よりもはしゃいで、ダイブしてたりもしました。
そんな人がいきなり死んだと言われても・・・
正直、実感が全く無かったんです。
受容できないと言うより実感が無かったんです。
それでも、とりあえず今回追悼式に参列できたことで、自分の中で一区切りつけられたような気がします。
何て言うか、これまで以上に馬場さんの死を実感し、受け入れることができたような気がします。
そしてくよくよするだけじゃなく今を楽しまないといけないのかな、と改めて思いました。
この追悼式に参列し、馬場さんに背中を押してもらったんじゃないかなと感じています。
このような場を設けてくれて、ファンとしては本当に有難く思います。


馬場さん、安らかにお眠りください。
本当にありがとうございました。

*1:撓骨神経麻痺で療養していた昨年以外