はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

後藤真希'05

ごっちんからは「ステーション」「19歳のひとり言」「スッピンと涙。」の3曲を挙げます。
今年のごっちんはシングルを一枚しか出ていない。つまり今年のごっちんへの評価は「3rdステーション」をどう評価するか、でかなり分かれると思います。このアルバム、全曲つんく作曲なんだけど、過去2枚のアルバムとは明らかに「違う」からねえ。
ボクは「アルバム一枚」で見た場合はとてもすばらしいアルバムだと思う。
いまだに愛聴しているくらい好き。。。なんだけど、バラして聴くと、、、「??」って思いもある。つまりランダム機能等を使ってアルバムをバラバラな曲順で聴くと変な感じがするんですよね。どうにもノレない。
それは今回の秋ツアーも見たから、余計にそう感じてしまうのかもしれない、、、
例えば、アルバム曲の中ではおそらく「エキゾなDISCO」は高い評価を受けるような気がするんだけど、ボクはあまりに「変化球」すぎて最後の5曲には入らない、と思ったので最初の時点で切ってしまいました。
そもそも周りが言うほど「ウィスパーボイス」ってそこまで絶賛されるものなのか?という思いがある。
アルバムを買って、プレイヤーにセットして、いきなりの第一声が「ウィスパーボイス」!!
この時は正直面食らった。
「うぉぉ!!このアルバムは今までと違うぜ!!」って興奮した。
でもその興奮はあまり持続性は無かった。
即効性はあるけど中毒性は無い、と言うのが正直な感想。
だってもしライブの途中でいきなりこの曲をやられたら、違和感ありませんかね?
や、「途中に流れるこの曲」を見たことは無いんだけどさ、ボクは違和感を感じると思うんだよなあ。
つまりこの曲はライブでもCDでも「一曲目」だからカチッとハマるんであって、「曲単位」で見るとそこまでのインパクトをボクは感じないんだよね。。
同じく「シンガポール トランジット」も転調多用してクセのある感じがたまらない曲なんだけど、さてそこまで「名曲」と言えるかと言うと、、そうでもなかったりする。。
「ポジティブ元気!」についても、この曲より「パワー」を持つ曲はいくつもあるし、それらを押しのけるほどの「パワー」は無いな、と言う印象。
その中で「ステーション」と「19歳のひとり言」は強いインパクトを持ち続けていた。
「ステーション」はリズミカルだけどどこか物悲しい、そう、ごっちん十八番の「セツナ系楽曲」です。昔からこういった類の楽曲を歌わせたらハロー随一であるんだけど、年々その凄み・説得力が増している気がします。「聴きやすい」んだけど「強い」んだよなあ。
そして「19歳のひとり言」は優しさを持った曲。。。染みるぜ。。
とまあ、このアルバムで残した2曲と言うのは、彼女の「王道」と言える曲じゃないだろうか。得意なジャンルだと思う。
とまあ、今回に関しては「変化」より「王道」を評価した結果となりました。


話はちょっとずれるけど、今回の秋のツアーを見て「今年の後藤真希は脱皮の途中なのでは?」と思ったのです。または「更なる高みへの階段を昇っている途中」と言えばいい?
そんな「過渡期」にある時期にリリースされた「3rdステーション」はある意味「実験的要素が強い」のは当然と言えば当然なんじゃないかな。
次の4枚目のアルバムはすごい作品になるんじゃないだろうか、と期待しています。
来年中に出たらいいなあ。


さて、今年唯一のシングル曲「スッピンと涙。」だけど、最初の感想は「ちょっと地味だなあ」だったと記憶している。
でも季節が移り変わり、寒くなるにつれてこの曲の評価がどんどん上がっていってます。
「19歳のひとり言」と一緒に成長している楽曲だと思う。
昨夜の川口でのライブの印象が強すぎて、単純に「楽曲のみの評価」以上の評価をしてしまっているのかもしれないけど、CD音源でも十分「伝わって」きます。名曲だと思うよ。
ってか、この曲に関しては、7月リリースってのが良くなかったんじゃないか?
炎天下で聞く曲ではない気がする(笑