「メジャー→インディーズ」の先輩に

ボクが大好きなフラカン(フラワーカンパニーズ）というバンドがいる。
ボクはフラカンが大好きだ。
初めて知ったのは97年の夏。
当時スペシャでパワープッシュされてた「最高の夏」って曲がきっかけ。
それでCD買って、そこからはリリースするごとにアルバムを買った。
98年ごろには「HEYHEYHEY」にも出演。
この頃は認知度もかなり高かったはずだ。
そしてボクが初めて「ライブ」に行ったのもフラカン。
98年の野音でのワンマン。
そこで「ライブの楽しさ」を知る。
しかしそんなフラカンも思ったように売上枚数は伸びずに低迷。
2000年にメジャー契約が切れてしまう。
そして01年にインディーズから再スタート。

何かの雑誌のインタビューで見たけど、この頃は泥水どころか地獄を見たと言っていた。
でも一度地獄を見た男たちはすごかった。
インディーズ以後の楽曲はメジャーの時以上のパワーを持った楽曲が次々と、ハイペースでリリースされていった。
もちろんボクはメジャーの時も楽曲も大好きだ。
メロも歌詞もいい曲がたくさんある。
現在より昔の、メジャー時代のフラカンの曲のほうが洗練されている。
その代わりインディーズになってからの楽曲は説明しづらい物凄いパワーを持っている。
40近い男たちの、地下からの爆発力っていうか、瀬戸際のクソ力っていうか、底辺からのエネルギーっていうか、メジャーへのカウンターっていうか、、、
「なにくそ！」
「やったろうじゃん！」
みたいなパワーがビンビン出ている。
その「パワー」というのはたしかに屈折してるかもしれない、お世辞にもキレイとは言えないかもしれない。
けど、たしかに「パワー」は存在する。
その目に見えないパワーにボクは引きつけられる。
そのパワーを一番知ることができるのは、やはりライブ。
いろいろあって彼らのワンマンライブには3年ちょっと行けてないが、ライブパフォーマンスの高さには定評がある。
今夏、RIJFで久々にフラカンのライブが見れるのがイマから楽しみでならない。