はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

ジョッキーマスターズ

そしてこの日の個人的メインは、最終レース後に行われた「ジョッキーマスターズ」。
今は現役を引退したダービー・オークスジョッキー9人によるエキシビションレース。
岡部幸雄河内洋松永幹夫加藤和宏的場均根本康広中野栄治安田隆行本田優、という豪華&懐かし名前が並ぶ。*1
そんな懐かしの騎手たちが、久々に勝負服、それも実際にダービー・オークスを勝った馬の勝負服身にまとうわけですからね。たまらない。懐古厨としては最高のイベントですよ。
最終レースが終わり、馬券も売らないレースなのに、パドックはものすごい人の壁。写メしようにもできない状況でした。なんとか人と人の隙間からチラッと見えた感じ。
カワカミプリンセスの勝負服の本田さん、トウカイの勝負服の安田さん、アグネスの勝負服の河内さんをはじめ、みなさんの勝負服姿になんとも言えない感慨を思えたが、個人的にはやはり岡部さんがシンボリの勝負服を着てる姿は何とも言えなかった。
的場さんやミキオさんは、馬に乗りながらファンの声援に手を振ったりとサービス抜群でしたw


http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070423-188568.html
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200704/ke2007042304.html
↑の記事にもあるが、横山典・後藤・細江純子が誘導場に騎乗したり、岡部の永遠のライバル・柴田政人師がスターター役*2をしたり、皐月賞ジョッキー・カツハルがスタンド席で解説してたり、と憎い演出もあり。
レースのほうも、誰も出遅れるとの無いスタート。
アイネスフウジンでダービーを逃げ切った中野は逃げられず、イソノルーブルオークスを逃げ切った松永幹夫が逃げる展開。
岡部のあの背中を丸める独特なフォームは現役時代そのまま。
そしてその岡部の直後にぴったり位置する「マーク屋」的場。
4コーナーでは根本がマクル。
直線では内から河内が一気に差し切り、本田と安田隆の追撃を振り切って先頭ゴールイン。
4着争いは写真判定となり加藤和が岡部をハナ差退ける。
もういろいろと感動でしたよ。
特にある意味一番場内を湧かせたのは根本。3〜4コーナーでは現役時代さながらのマクリで見せ場を作り、4コーナーでは的場の進路を妨害w、そして直線ではオーバーアクションなまでの風車ムチを連発するが結果は最下位、と「これぞ根本」と言うようなレースだった(笑 特に直線の風車ムチは映像に映ってないっぽいので、これは現場で見た人の特権かな。
時計は1分40秒だけど、最後の直線はスピード感があったし、各騎手の追いっぷりも迫力があった。
なにより直線で「オカベー!!」とか「カワチー!!」とか「マトバー!!」とか叫ぶことなんて、もう二度とないと思ってたもんなあw


多くのファンがこの企画を楽しみにしており、そして実際多くのファンが喜んでいた。
パドックの人の数から始まり、本馬場に移動する時には大勢のファンがダッシュ
スタンドに行くとそこはもうGⅠ並の観衆。
レース前のファンファーレでは大歓声。
ゴールの瞬間や各馬が引き上げて来る時には大拍手と大歓声。
ウィニングランこそ無かったけど「河内コール」も良かった。
もうホント、凄まじい熱量だった。
「競馬はギャンブル」と考えてるだけの人はこの時はほとんどいなかっただろう。みんな競馬を愛してる人たちが残っていた。そういう人たちで埋まっていた感じがとても良かった。
まさしく「大成功」の企画と言えよう。
しかしいくらエキシビションと言っても、実際の競馬のレースをすることは危険が伴う。もし落馬でもしたら・・・と言うことを考えるとね。。それに柏木さんも言っていたが、こういう企画は「たまにあるから」おもしろいわけで。
それでもまたやってほしい企画。
この日のファンの声援のすさまじさと、9人の元騎手の清々しい表情を見ると、「第2回」がいずれあるのは必然のような気もします。
今度は大西や南井や小島太や小島貞や岸や村本なんかも呼んでさw



しかし実況の杉本は「エリモシック」とか「メリーナイスの中野」とか間違え多すぎだなw
短波の実況のほうを残してほしいよw

*1:まあ本田さんは2ヶ月前まで現役だったけどw

*2:実際はスタンド前での擬似だと思われ。でも妙に似合ってたw