はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

川σ_σ||<行ってきたでし!

ってことで本日は池袋シアターグリーンに行って「私を土星に連れてって!」に行ってきた。
一つ前の更新で「土星には行けない!」とか言っていたんだけど、「おもしろいよ!」という高い評判を聞くうちに行きたい思いがどんどん強くなり、「行けるなら今日しか無い!」ってことでなんとか都合をつけて現地に。
もちろんチケは無かったのだが、開演30分前に着いたら幸運にもまだ当日券が残っていた。
この会場に入るのは昨年11月のゲキハロ以来。
当日券なので後ろから2列目なのだが、相変わらずギュッと狭い空間なので舞台は近い。
自分の両隣は空席。他にも後方にはチラホラ空席があり「満員御礼」というわけでは無かったようだ。



川σ_σ||<この先はネタバレあるでし!




ネタバレ防止用友理奈(全くもって関係無いw



いやあおもしろかった!!
これが終わった直後の感想ね。


2時間ちょっとの公演時間があっという間だった。
ストーリーが「RPG」、それもかなりベタなRPGをベースにしてる*1ので、とても親近感があり気楽に見ることが出来た。シンプルで分かりやすい喜劇。
現実と仮想を行き来する展開も「テンポがいい」を通り越してハイスピード。つかまってないと振り落とされそうなくらい。付いていけない人は付いていけないかもね。。でもそんな息を吐かせぬ展開、ボクは好きです。加えて全編通してコミカルな要素が強いので肩の力を抜いて気楽に見ることが出来た。
言うなれば「ギャグRPG」な感じですな。
「メロン&稲葉」のコンビと言えば、昨年のミュージカル「Girl’s Knight」と似てる部分・近い部分もあったかな。「RPGっぽい」あたりとか。戦闘部分とかのあゆみを見てたらふと思った。まあ「ガルナイ」もたしかに「現実と非現実(劇中劇)」を行き来してたけど、あれはシリアスでサスペンスでミステリアスで非常に難解だったから。。ストーリーを理解・解釈するので精一杯だった感もあったしねぇ(^^;
その点今回はホント、ギャグやネタや多少のエロも織り交ぜられており、終始楽しんで見ることが出来ました。オチというかラストもまあなんとなく理解できてしっくりできたし。
しかも客席の上からボールが落ちてきたり、演者が客席の後ろから登場したり、と演出のためには客席も利用するところなんかも親近感があってよかったなあ。
上にも書いたように、自分の席はほぼ最後方だったので、近くの通用扉からアツコが出てきた*2り、最後のほうにも同じ扉から役者の一人が出てきて、いきなり「土星のレプリカ」を掲げ出してその土星がオレの顔にぺちぺち当たったりとかw予想してないサプライズがあったのもおもしろかった。(「ガルナイ」も村田さんが客席から出てくる演出とかあったけどね)



劇団のサイトを見たら、この劇は10年前のリメイクらしい。ちょっとした懐かしさを感じたのはそのためかも。
しかし劇団「X-QUEST」を中心とした役者の方たちは、やはり存在感・迫力・声量が違うね。 
特に主人公のヒワマタノボル役の塩沢こうせいさん。もう全力フルパワー。すごい発声量とアクションは見ていて凄みを感じました。あれを毎回やるんだもんなあ。すごい体力だよ。あのハイテンションの演技で脳の血管がブチ破れないことを祈ります。でもヒロイン・原田麻衣と接近できたり、最後にはあゆみに抱きつかれたり、とすげー羨ましいかったわw
その他の劇団員さんたちも皆キャラが立っており濃い人たちでした。「眼・耳・鼻・口」を持って戦うトコがなんかおもしろかった。
で一応w「ヒロイン」という扱いだった原田麻衣さん。あのヒロインの衣装かわいかったなあ。さらにはあの「猫」とか結構オレのツボだったしw「オレのコロナ!!」w
ってかオーラスで彼女が舞台を降りて客席の階段を昇ってくるんだけど、その時自分のすぐ横を通ったんだ。そんでまじまじと見たら無茶苦茶スタイルいいしキャワじゃん!!「埼玉出身のB型」ってのもオレと一緒だし、そんな共通点があるとさらに親近感が湧くね。しかも音大出身であのスタイル。いいねぇ〜。新作DVDも今月末に出るんだ。へぇ〜(謎w



そしてこの劇のキーワードは「でし!」でしょうw
今日までの3日間で、見た人が軒並み「でし!でし!」言ってるから何のことかと思ったけど。。やぁ、これがウワサの「でし!」だったんかぁ。
川σ_σ||<いやでしっ!敬語は嫌でしっ!
確かにこれは破壊力あるわwあの甘ったるい声は参るわw
そんでもって僧侶・あゆみに回復魔法をかけてもらいたい!
川σ_σ||<かいふくっ♪
昨年の「終着駅」では主人公に嫉妬する悪女。「Girl's Knight」では
川σ_σ||<愚かな、、、
という名セリフもあるくらい、このところ「影」のある役どころが多かったのにねぇw
今回は「アフォなメガネっ子&僧侶」の二役という、久々に「ピュア」な感じが前面に出てて良かったんじゃないかな。
まあ個人的にはそんなあゆみと同じくらい、原田麻衣の「猫」も同じくらい来るモノがあったけどね(シツコイw
そして村田さん、マサオ、さいとーさんの3人組。こいつらは、もうwwゲキハロの時と同様、「濃い脇役」として非常にいいアクセントになってたように思う。この3人がどんなヤツラかを知ってる者が見れば見るほど笑えてくるwもうね、この3人はこのくらい気楽な立場でフリーにやらせたほうが生きるのかもと思ったりしたよw
あっちゅは最近では珍しく「26歳」という若い役どころwしかも二人の若い男から好かれるなんてwwもう二度とこんなオイシイ役は来ないんだろうなwあ、ダンスは相変わらずスピード・キレ共にすばらしかったです。他のメンバーに合わせるために少し落としていた所もあったように見えたし。


そんな感じで今日ムリヤリ見ておいて良かった。
この先はスケジュール的にもう見れないから・・・DVDが出るみたいなので誰かに借りてまた見たいと思いますw
とにかく17人の役者が醸し出すいい劇、いい空間でした。
川σ_σ||<でした!


ちなみにチラシの裏とかに書いてあっただいたいのストーリーはこんな感じ

「ヒワマタノボル」はごく平均的なサラリーマン。
憧れの「ホシノカナ」に思いを寄せるものの、カン違いな行動ばかりが目立ってしまう。
しかし今回ばかりは濡れ衣だ。社内にあるノボルのパソコンに、
あろうことかホシノの「コラージュH画像」が入っていたのだ!
すっかり社内での評判を落としたノボルは、帰り道、中古ゲームソフトショップで1本のRPGソフトを買う。
タイトルは「Fly Me To The Saturn」
現実から逃避して、精神の快楽をゲームに求めるノボルは
果たして 真の勇者になれるのか・・・?
現実世界とRPGのファンタジックな世界をスピーディに行き来して、
「現実と非現実」「静と動」「精神の明と暗」を対比させながら描く、
アクション& ディープエモーショナル・ドラマ!

*1:オレはハード機は「ファミリーコンピューター」と「スーパーファミコン」しか所持してない(しかも全クリしたRPGは「ロマサガ」、しかも「1」しか無い)「超ライトゲーマーw」なわけだが、それでも「RPGってこんな感じでしょ」ってのは分かってるので親近感はありました

*2:しかもそのシーンが終わってハケて行く時にアツコは小声で「みんなごめんね〜」って言いながら去っていった。すごくいい人だなと思ったw