はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

ごっちんハロプロ卒業 G-EmotionII〜How to use SEXY@大宮ソニックシティ

昼間に品川で参加した松浦イベの感想はまた後日。
今夜のテンションではこの話題以外書くことが出来ないんで。
もう多数の人が知っているように、後藤真希ハロプロから卒業することとなり、今日の夜公演のアンコールでその事実が本人の口から直接報告されました。



「ヒサブリにごっちんライブが見たい!だから大宮に会いに行こう!ファイナルだしね!」的な軽い気持ちで参加したごちコンで、まさかこんな衝撃発言を聞かされるとは思ってなかった。
家に戻りネットを見た。ヤフーなどでもトップニュースとして報道されてた。
卒業の理由は「弟の逮捕に対する禊」と「活動の方向性の違い」みたいです。




ダブルアンコールで登場し、「本日をもってハロプロから卒業します」とごっちんから直接聞かされた時、正直そこまで驚かなかった。
これまで、ライブ中に初めて「卒業」を知らされたケースは、舞波Berryzを卒業する時となっちが娘。を卒業する時と二回経験している。どちらの時もヒザから崩れ落ちた。これは誇張ではなく事実で、そのぐらいはじめは落胆した。
でも今回はそんなことは無かった。自分でも不思議なくらい冷静だった。
正月のハロコンへの不参加が決まっていることや、前々から移籍という話も出ていたから、その影響が知らず知らずのうちに染み付いていたのかもしれない。
ハロプロ卒業」そのことには反対は無いし、むしろ最近の活動を考えればそうしたほうがベターかも知れない。
だが一番気持ち悪いというか引っ掛かるのが、今後の活動に全く触れていない点。つまり今後が全く見えない状況になるってこと。
彼女からの報告を聞いてるうちに徐々に不安が大きくなっていった。自分の中で「今後またごっちんの姿が見れるのかな・・・もしかしたら・・・もう・・・二度と・・・」って気持ちが大きくなってきた。「だとしたら今のこの時が彼女の声を生で聴く最後の機会になってしまうんじゃ・・・」と思い始めてきた。




02年にごっちんが娘。を卒業する時は、エースであった彼女が娘。から抜けることに対し、「今後の娘。はどうなってしまうんだろう」と悲観的に捉えた人がたくさんいたのを記憶している。
横浜アリーナでの卒業公演でも多くの人が涙したと思うが、オレは「タンポポ祭」では泣きこそしたもののごっちんの卒業式の時は笑顔だった。それはこの卒業後には「ネクストステージとしての後藤真希」という明確なヴィジョンが示されていたから。だから全然寂しくなかった。むしろ期待のほうが大きかったから、笑顔で卒業を祝うことが出来た。
そして期待通りソロになってからも進化を続け、アツいライブを常に見せてくれた。
娘。在籍時より卒業後のソロ活動時のほうがオレはごっちんにハマった。



でも今回はどうなんですか??
今日の時点では次の展開は白紙なわけで、事務所移籍を含めて謎だらけ。
(弟の件で発表が早まったのかもしれないが)
移籍したらしたで、これまでのごっちん楽曲の数々は封印されることになってしまうの?
だとしたらすごく悲しいし勿体無いんだよね。
エイベックスに移籍した鈴木亜美のように、移籍後も昔の曲(「BE TOGETHER」とか)をライブでやることは権利的に可能なのかい?
そもそもごっちんの曲で誰もが知ってるヒット曲ってあるんだろうか。。
スクランブル」はそこまで世間に浸透してる?
すっきりしない、道が見えない、だからもやもやして複雑な気持ちなんだよね。。




話は今日のダブルアンコールに戻す。
報告MCの途中から彼女は涙目になっていった。
「音楽性の違い」という大義名分があるとは言え、ハロプロを卒業すれば暫くの間ファンの前から姿を消すことになるわけで。いま彼女がしている報告がつらいものであることは彼女自身も分かっているような感じがして。。
でもそんな姿を見てるうちに逆に「ここまで来たらごっちんハロプロラストステージを見届けよう」という気持ちになった。
そしてこれまで以上に集中して聴こうと思った次の曲。それはアルバムのラストに収録されながら、これまで歌われることの無かった「LIFE」だった。そしてその歌詞がとても心に刺さった。

「また朝の光昇るから しっかり歩いて行こう しっかり歩いて行こう」

最後に吐き出されたこの言葉は、自分に、そして僕らファンに言い聞かせていたように聴こえた。とても力強いものだった。
「LIFE」を歌い上げ、彼女は「バイバイ」とだけ言い残してソデに消えて行った。。


会場はお通夜のような雰囲気に包まれた。
しかし客電は付くも追い出しのアナウンスは流れない。
すると影アナでごっちんの声が。。
三度彼女はステージに登場し、最後に「スクランブル」を歌った。
この時の一体感はすごかった。すごい良かった。もうね、みんなが「悔いの残らぬよう」にごっちんの姿を目に焼きつけ、胸に刻み込み、歌声を耳に残そうとしていたように見えた。この場にいたみんなごっちんが好きなんだ、ってのを感じた時間だった。
「LIFE」で静かに幕が閉じるのも、物語的・伝説としては良かったかもしれない。
でもこうして最後に「後藤真希のソロコンサートとしての代表曲」で締めてくれたことは、オレ的には良かったと思う。
今日の公演、と言うよりもこのダブルアンコール以降の出来事・流れはDVDとして残らないんでしょうか。残らないとしたらとても勿体無い。ってか事務所としては残さなければいけないでしょう。パシフィコのDVDの特典映像でもなんでもいいから収録すべき。今日会場に来られなかった人にも、彼女の最後の言葉とパフォーマンスをDVDとして残し収録することで届けるべきだ。それがこれまで長年に渡りハロプロに貢献してきた功労者に対する配慮なんじゃないだろうか。





オレはもちろん後藤真希のことが好き。大好き。
彼女の歌、歌声、パフォーマンス、トーク、どれも好き。
だから次に彼女を表舞台で見ることがあれば絶対応援する。
違う道を歩むことになっても応援している。
それだけは絶対。間違いない。
ごっちん、今までありがとう。
あなたが娘。に入った頃からハロプロに興味を持ち始めました。
あなたがいたお陰ですっごく楽しいハロプロライフを送ることができました。



でもこうなった以上ウチラは待つことしか出来ない。
この先がどうなるか分からないけど、今は「朝の光」を信じて待つしかない。
イマ言えるのはこのぐらい。
またごっちんに逢いたい。
これは偽らざる気持ち。



01.シークレット
02.How to use Loneliness
03.SOME BOYS! TOUCH
04.City Wind
05.LOVE。BELIEVE IT!
06.溢れちゃう...BE IN LOVE
ダンスパフォーマンス(男性ダンサー)
07.エキゾなDISCO
08.ねぇ 寂しくて
09.DAY BREAK
10.秘密
11.LOVE LIKE CRAZY
12.WOW 素敵!
13.LIKE A GAME
14.抱いてよ! PLEASE GO ON
15.ガラスのパンプス


アンコール
16.GIVE ME LOVE
17.Hips Don't Lie(原曲:Shakira)
18.愛のバカやろう


ダブルアンコール
19.LIFE


トリプルアンコール
20.スクランブル

最後に本編の感想、すなわち「卒業」を知る前の「純粋なごっちんライブ」としての感想を。
ライブ自体は新作「How to use Sexy」を中心にした構成で、昨年の「Ⅰ」より統一感があって個人的には好き。「LOVE。BELIEVE IT!」や「溢れちゃう・・・」なんかも今回のライブにフィットするようにアレンジを変えていた。
ごっちんのパフォーマンスに関しては今さら特に言うことも無し。ダンサブルの中にも激しいステージ。その中で彼女らしいほんわかトーク
アルバム曲では「WOW 素敵!」なんかすごくライブ感があって良かった。「How to use Loneliness」もカッコよかったなあ。
そして「プリゴ」の熱量はハンパなかった。この日は2階から終始タイガーで見てたんだけど、この曲のときばかりは昔の血が騒いだ。
松浦コンもそうだけど、どうしても昔の曲のほうが盛り上がってしまう。それは必然で仕方ないこと。このあたりをどう「同居」させていくか難しいところではあるよね。