はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

加藤来門逮捕

ヤフーニュース見たら「ヒデとロザンナ二男が大麻所持」って見出しが出てて・・・世間的には「ヒデとロザンナの二男」と紹介しないと分からないんだろうけど、自分は「あぁ、、来門がかぁ。。」と一発で分かったのでショックでした。
来門ってのは記事でもあったようにsmorgasのMC・来門のことです。smorgasはこのブログでも何回か紹介してるように、「ミクスチャー」とカテゴライズされてる日本のバンドの中でオレが一番好きなバンドです。CDはベスト盤含めてインディーズから全部持ってるし、DVDも持ってる。そんな彼らとの出会いは01年の夏頃。友達が「smorgas来門ってヤツのパフォーマンスがすげえよ」とか教えてくれて、そこから音源(たしか「ワイバーン」か「ゴンドワナへの旅」だったかな)を聴いたらこれいいじゃん!と思って、最初にライブに行ったのが01年11月のワンマン。場所は新宿時代のLIQUIDROOMだった。これがもうすげえカッコよくてね。自分が20代の前半だったって事もあるかも知れないけど、もう終始前のほうでガッツいて暴れて感じまくった。主にリーダー・アイニが造り出すブレイクビーツの効いたミクスチャーサウンド。ギターのSENSHOさん、ベースの河辺さん、ドラムのあらきゆうこさん、とテクニシャン揃いのバンド。静と動、タイプは違うが個性ある2MC。この5人によるライブパフォーマンスに圧倒された。中でも来門のテンションの高さとキレのあるパフォーマンスはこれまで見たことないものだった。野性味のある動きと叫びをライブ中ずっとしている。そしてライブの終盤ではリミッターが振り切れたのか、スピーカーによじ登ってそこから飛び降りたりと、もう体全体で衝動を表現していたその姿を鮮明に覚えてる。5人が出してるステージからのパワーも強いが、それに応える客のパワーもすごかった。ある意味「smorgas VS オーディエンス」のバトルのようだった。。終わった後は「ライブって楽しいなあ。。」と心から思わせてくれたし、「なんか生きてるなぁ」って感覚さえ覚えた。もう最高のライブだったという記憶しかない。
以後フェスやイベント入れたら10回以上ライブを見たんじゃないだろうか。その間にメンバーが変わったり抜けたりした。音楽性も変わったりした。でも最高のサウンドを届けてくれたし、なによりライブが毎回毎回楽しく最高だった。06年1月に河辺さんが抜けてからはほとんどsmorgasとして活動はしてなくて、最後にライブを見たのも06年の夏。それでも来門は最近「JUNGLIST YOUTHS」っていう新バンドを立ち上げたみたいだし、それなりに活動してると思ってたんだけど。。まさか大麻なんてやってたとはなあ。。子供が生まれてからは昔のような荒々しさは薄くなって、愛のあるポジティブなメッセージやリリックが多くなったというのに。。それもこれもクスリによって生まれてのか・・・とか思ってしまうとやりきれないですわ。。
薬で逮捕って聞くと自分的には麻波のベーシストのそれ以来の衝撃ですかね。smorgasも麻波ん時みたいにバラバラになってしまうのかな。。これまでたくさんの思い出をくれたバンドだけに、このまま消えてしまうのは心情的に寂しいよ。。