はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

フラワーカンパニーズ「上京15才」@下北沢SHELTER

昨日はSHELTERにフラカンのワンマンを見に行ってきた。
昨年末の赤坂BLITZでのワンマンには行けなかったので、昨夏以来のフラカンライブ。
今回のライブは最新アルバムである「たましいによろしく」のレコ発ツアーだけではない。
2月4日はフラカンが94年に名古屋から上京してきた記念日。
なのでライブタイトルは「上京15才」というわけ。
そんな記念日なので、セトリのほうも過去の名曲をたくさん披露。
最新曲と過去の曲がごっちゃになったセトリに、けいすけも(客の盛り上がりとかを)不安に感じてるような感もあったけど、ボクはそんなことはなかったです。満員のSHELTERの客には最近の曲しか知らない人もいたと思うけど、それでも感じるものはあったはず。
とにかくボクは「孤高の英雄」と「冬のにおい」を聴けて大満足です。「孤高の英雄」は久々にやったみたい。ラッキーだわ。この曲の語り部分で昔泣いた覚えがある。。ってか先日のライブでは「元気ですか」をやったとか。これもまた羨ましすぎる。
「たましいによろしく」からは12曲中8曲。「変わらないもの」はライブ初披露とのことで、これでアルバム曲は全てライブで披露したとか。アルバム曲では「大人の子守唄」を聴きたかったけど、これは次のライブのお楽しみにします。そして「この胸の中だけ」はやっぱ名曲過ぎて泣ける。。ってか序盤の「サヨナラBABY」の最後の合唱部分でもすでに泣けた。「この胸の中だけ」では歌詞を一部変えて「今年で40だろ」て言ってた。ちなみに「上京14才」でも「上京15才」って変えてた。


そしてフラカンのオモシロMCは相変わらずw
いつものように覚えているだけ羅列w


・4人の上京話。2月4日に上京したのはけいすけ以外の3人。(けいすけは2月1日に上京)
・グレート・竹安・ミスコニ・当時のローディーはシンコーミュージックが借り上げた巣鴨のアパートで共同生活。けいすけは神経質なので世田谷上町で一人暮らし。
・竹安の部屋は脱ぎっぱなしの服や本が地層のように何層も重なり、たまに探すと3層目くらいからギターが出てきたとかw
・アパートでゴキブリの孵化の瞬間を見てグーパンチでそれ(子ゴキ)を必死に潰すけいすけw
・一日一食の極貧生活なのでヤクルトラーメンで飢えを凌ぐ。夜の23時くらいになると手が震えてくるが、ヤクルトラーメンを食べると元気になるw
・しかしその時期は体重が46キロ→40キロに激減したらしい。
・そんな上京を見かねて、鈴木母はたまにボンレスハムを仕送りするらしいが、けいすけ宅には冷蔵庫はおろか包丁もまな板もないので、仕方なくボンレスハムを丸かじりしてたらしいwそしてけいすけが「勘弁してくれ」と言うと「私が悪かった」と誤る鈴木母w
・上京当時、渋谷のラママの店長に「君たちはタテノリかヨコノリかよく分からないなあ」って言われてムカついたらしい。でもその後ラママでやった時はいい店長だったらしいw
・結成20周年&上京15周年とか言ってるが、これまで一度解散したことがあるという話。
・12年位前のシェルターで行われた年越しライブで竹安がライブ前に泥酔してしまい、けいすけのアンプを笑いながら蹴ったりしたのでけいすけがキレて竹安に蹴りを食らわせる。実際のライブでも「恋をしましょう」のイントロのギターを泥酔状態のため弾かないなど、客に「金返せ!」と言われるくらいの散々なライブをやったため、けいすけの怒りは収まらず楽屋で「解散だ!」と宣言して実家に帰る。楽屋でポツーンと取り残される竹安w
・年が明けて数日後に竹安が電話(家電)で謝罪し再結成w
・その後、けいすけの前で竹安が取り乱すほど泥酔することはなくなったらしいw
・竹安「雨降って地固まるだね」 グレート「お前が言うな!」w
・ちなみにこの伝説のライブを見に来てた人には竹安がお金返すらしいですw
・とか言ったら会場にいた数人が挙手wすごいねw
・上京したのがなぜ2月4日かというと、ミスコニの父の誕生日が2月3日らしく、父の誕生日を祝ってから上京したいというミスコニの要望によるものw
・最近のミスコニは「笑点」のような口調で道徳的なことを喋るらしいwなので今後ミスコニは「道徳キャラ」として売っていくとかw結成20年にしてミスコニのキャラが固まったw

・けいすけは最近再び「カワイイキャラ」で行くとかw理由は「お客さんがそれを求めているから」らしいwその日のライブのお客さんが何を求めてるかを感じ取り、カメレオンのように自分のキャラを変化できるらしいw
・「カッコイイキャラ」ではクールなので喋らなくなるとかw
・それに対してグレート「そっちのほうがいいわ」


トークは長くなるのでこのへんでw
ライブじゃないとオモシロさは分からないw



聴かせる曲からガッツリ盛り上げる曲までまさに変幻自在のフラカン
多数の名曲に加え、キャリアに裏付けされた圧倒的なライブパフォーマンス。
若い世代からアラフォー世代まで愛されるバンド。
彼らに心酔するミュージシャンが多数いるのも頷ける。
ボクも最初に野音フラカンのライブを見て11年以上が過ぎる。
それから現在まで変わらずに愛すべきバンド。
むしろ今のほうが好き度は高いな。
とにかくフラカンの曲を聴くと「染みる」んだよね。
やっぱいいわフラカン
「変わらないこと」のすばらしさを再確認したライブでもありました。


MCでは今年は東京でワンマンをたくさんやると言っていた。
今年は彼らのライブを見る機会がたくさんありそうで嬉しい。
まずは4月29日のリキッドルームのワンマンに行きたいと思ってます。

SHAKE MY LIFE
フェイクでいこう
ライトを消して走れ
上京14才
サヨナラBABY

雨よ降れ
はぐれ者讃歌
冬の陽

この胸の中だけ
はじまりのシーン

孤高の英雄
酒と女とバクチと自由
変わらないもの
たましいによろしく

ロックンロール・スターダスト
終身刑
Yes,Future
プラスチックにしてくれ


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冬のにおい
どしゃぶり地獄
真冬の盆踊り