はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

火天の城

安土城築城のお話。
中盤までの展開は淡々かつシリアスに話が進んでて興味深く見ていったんだけど、途中から迷走してクライマックスも「これで終わり?」って感じでした。ちょっと消化不良。原作は見てないのでアレだけど、ストーリー的にもう少し練れなかったのかなあと。ネタバレすると村娘だと思ってた水野美記が実は暗殺者で信長の命を狙ってて山本太郎と共に殺されたりとか、戦に借り出されて死んだと思ってた石田卓也が実は生きていてラストシーンに登場とか。。
それ以外にも福田沙紀が必要以上にやたらとクローズアップされてた感じがしたり、石田卓也は春先に見た「ROOKIES」の濱中役が自分の中で拭いきれなかったり、次長課長の河本が秀吉役してるのには違和感しか覚えなかったり、ココリコ・遠藤の登場は意味があるの?と思ったり、等々、若手や芸人の配役や描写にはちょっと冷めた感じ。福田沙紀たんカワイイからいいんだけど、ピンで映ってるシーンは浴衣姿の現代の女子高生にしか見えなかったwあと関係ないけど福田沙紀って℃-ute矢島舞美に似てるなあと思ったw


そうは言っても映画的には好きなジャンルだし、なにより主役の西田敏行をはじめ、大竹しのぶ寺島進夏八木勲椎名桔平緒形直人などのベテラン俳優の演技の渋さにグッときた。やっぱこのクラスの役者さんの存在感がすごいな。若いと思ってた緒形直人もいつの間にか40代になってるんだなあ。


開演前の予告を見てたら、10月に公開される「沈まぬ太陽」に興味を持った。
日航機墜落をモチーフにした山崎豊子原作の小説で、主役が渡辺謙で、三浦友和香川照之石坂浩二大杉漣などの渋めの俳優が脇を固める。キャスト的には申し分ないのでかなり期待してる。