はんぞーのブログ

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立浪和義 引退試合

楽天史上初の年間勝ち越しが決まったことも嬉しいが、今日はそれよりこっち。

中日の立浪和義選手(40)が30日、今季限りでの現役引退を発表。ナゴヤドームでの試合前に会見を開き、「自分の理想は打って走って守るだが、守りと走りで衰えた。昨年の契約更改時に09年限りと球団に話した」と明かした。
レギュラーシーズンでは本拠地最後の試合となる、この日の巨人戦には「6番・一塁」で今季初の先発出場。試合は敗れたものの、二塁打1本を含む4打数3安打と活躍し、歴代7位の通算安打数を2480本に伸ばした。試合後にはPL学園高時代の監督、中村順司・現名商大監督や、先輩桑田真澄清原和博(ともに元巨人など)の両氏やPL同期の片岡篤史氏(元日本ハムなど)らから花束を贈られた。
立浪は公式戦残り3試合、クライマックスシリーズも出場選手登録される予定。   
 ◇立浪の主な通算記録(順位は歴代)
2480安打=7位▽487二塁打=1位▽10030打席=7位▽1086四球=10位(9月30日現在) 
◇たつなみ かずよし 大阪府摂津市出身。PL学園高では桑田真澄清原和博(ともに元巨人など)の2年後輩で、野村弘樹(元横浜)、橋本清(元巨人)、片岡篤史(元日本ハムなど)らと同期。主将として87年に史上4校目の甲子園春夏連覇を達成した。ドラフト1位で中日に入団し、88年にセ・リーグの高卒新人としては59年巨人・王貞治以来の開幕戦で先発出場(2番遊撃)。オールスター出場、新人王獲得も果たした。97年にサイクル安打をマークし、03年に2000安打。05年に二塁打の最多記録を更新した。ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞は3ポジション(遊撃手、二塁手三塁手)で5回、球宴11回出場。

http://mainichi.jp/select/today/news/20091001k0000m050134000c.html

ドラゴンズファンではないですが、立浪和義という選手は大好きです。ボクが小学生の時に入団した選手なので、もはや「中日ドラゴンズの背番号3」と言ったら立浪しかいない。今でこそ童顔にもシワが目立ち、走る姿なんかは年齢を感じてしまうが、90年代〜00年代前半の全盛期の走・攻・守の三拍子揃ったスピード感溢れるプレーは印象深い。獲得タイトルは新人王、ベストナインゴールデングラブ賞くらいなものだが、高卒ルーキーとしてスタメンに名を連ねて以来22年間、常にドラゴンズの中心でトッププレーヤーとして君臨し続けてきた。プロ野球ファンのすべてが「ドラゴンズには立浪がいて当たり前」と思うくらい、その存在感は抜群の輝きを放っていた。歴代7位の2480安打。そしてプロ野球史上最多の487二塁打。記録にも記憶にも残る小さな大選手だった。。「守りと走りで衰えた」と立浪は言うが、そのミート力と打撃技術は全く衰えていない。今日のナゴヤドームでの公式戦最終戦。今年初のスタメンながら3安打の猛打賞。特に最終打席で巨人の越智から放った右中間への二塁打はお見事としか言いようがない。あの打撃を見る限り、誰が見ても代打の神様としてまだまだチームの力になれるのは明白なのに、、打撃コーチとして彼に心酔する若手選手が多いのに、、それでも自ら引退を決意するというのは彼ならではの信念と野球哲学なんでしょう。凡人には分かるまいというレベルの話でしょうね。
とにかく「名前をコールされただけで球場を震わすことのできる」数少ない現役選手でした*1。まさに「ミスタードラゴンズ」と呼ぶに相応しい。野球殿堂入りはおそらく確実だろうし、背番号3は永久欠番にしてもいいぐらいだと思う。
立浪選手、ドラゴンズ一筋22年の現役生活お疲れ様でした。


*1:このクラスの現役選手はもう、、残るはカープ前田智徳くらいしかいないかなあ。。もうちょっとで桧山って感じか。