はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

カイジ 人生逆転ゲーム

マンガの原作が好き+藤原竜也松山ケンイチ香川照之山本太郎といった僕が大好きな役者さんが出てるので見てきた。原作は1作目は学生時代に全巻読了しているので、ストーリーは把握している。あの原作のヒリつくようなゲームの数々を、カイジ役の藤原竜也がどう再現するのかなーと思ってたが、なかなかどうしてさすがの熱演で、全編通してダレることなく最後まで楽しめました。まあ「限定ジャンケン」「鉄骨渡り」「Eカード」の3つを2時間ちょっとに纏めるとなると、そりゃあかなり端折らなければならないわけで。そういう意味ではもうちょっと深く突き詰めて欲しい(特に限定ジャンケンが軽すぎた)とは思ったけど、やっぱ役者がいいと映画は締まるね。藤原竜也カイジにしては男前すぎるけど、緊迫感のある場面での熱い演技は舞台出身役者らしく「入り込んで」いて最高でした。あの大きすぎる演技が彼の持ち味だと思います。利根川役の香川さんも原作の雰囲気とは異なるが、言葉に重みがあり表現も豊かでさすがだなあと思いました。松ケンは「銭ゲバ」を見た後だからどうしようもない貧乏役がちょっと板に付いてるなあと思ったwてか松ケンが佐原役をやるなんて事前に知らなかったのでちょっと意外だった。石田さん役の光石研さんと兵頭会長役の佐藤慶さんに関しては、ルックスがマンガにかなり似ていた。特に会長はクリソツすぎて吹いたw山本太郎の船井はちょっと薄かったかな。もう少し濃いキャラだからね。山本太郎に関西弁もあまり合ってなかったように感じた。てか「藤原竜也×山本太郎」が対峙するシーンでは「新選組!」や「バトルロワイヤル」を思い出してしまい、「藤原竜也×松山ケンイチ」がスクリーンにアップになるとどうしても「デスノート」を思い出してしまった。
結論としてはなかなかおもしろかったです。
次は「沈まぬ太陽」か「さまよう刃」が見たいです。