はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

OKI DUB AINU BAND / MO'SOME TONEBENDER@渋谷CLUB QUATTRO


二日連続の渋谷。
今日の会場は06年5月の「RAM RIDER・aM・GREAT ADVENTURE」以来の渋谷クアトロ。
久々だからかなんなのか、クアトロのあるビル*1を見つけるまで時間が掛かりましたw
向かいのヨシモトの出待ちギャルの多さに驚いてたら、フツーに素通りしちゃったよw
しかも以前は下が服屋さんとかだったはずなのに、ブックオフとかになってるんだもんなw
そりゃわからんw
そしてビルの階段を上ってみてさらにびっくり!
4階のエントランスが超オサレなスタイリッシュな内装になっとる!w
調べたら去年改装されたみたいですね。知らなかった。
ロッカーも増えてるし、以前のような狭苦しさはないのもいいですね。
しかも価格は200円据え置き!クアトロ偉い!w
ただフロアの中はまったく変わってなかったけどなw
相変わらず左の柱がジャマだww
そんでもってクアトロ名物「オロナミンビール」も消滅・・・残念ですw
発泡酒をチビりながら開演待ち。
ステージのドラムが明らかにイサムさん仕様なので、モーサムが先。
ただ10分前になっても相変わらずフロアはスカスカw
でも始まるとそれなりに人で埋まるw
毎回思うがこの客入りの悪さこそ、モーサムライブクオリティ!w


順番はモーサムOKI DUB AINU BANDだけど、OKI DUB AINU BANDの感想から。
アイヌバンド「OKI DUB AINU BAND」はもちろん初見。
不思議な魅力を持ったバンド。こんなバンド他にはまずない。まさに唯一無二。
http://tonkori.com/
ボーカル、コーラス、ベース、ドラムの編制。ボーカルとコーラスの人が持っていた楽器は、アイヌの弦楽器「トンコリ」と言うそうな。でもって、ドラムはiLLのライブでもお馴染みの沼澤尚さんだってw帰ってHP見るまで気付きませんでしたw
海外のフェスにも参戦してるらしく、外人さんの客がかなりいた。聴いてる限り、歌には日本語、アイヌ語、英語を取り入れてるように感じた。コーラスの人は曲によってはアイヌの踊りのようなものをやっていたりもした。
正直モーサム終わった後は「数曲聞いて退散してもいいかな」とも思ってたのだが、聴いてるうちに引き込まれていくというか、もう一曲、もう一曲と思っていたら、結局最後まで帰れませんでした。完全に見入った。なんだろう、足を止めさせる魅力を持っているとでも言うのかな。
ダブバンドだけにディレイがいい具合に掛かっている上に、トンコリを持ったフロント二人のいかにも「アイヌ人」という外見も合わさり、ものすごい気分のいい空間が作り上げられていた。
すばらしい民族音楽を見ることができました。
フェスやイベントなんかで機会があったらまた見たい。
あとアイヌ繋がりで余談だけど、2ヶ月前に行った中野のアイヌ料理屋「レラ・チセ」が先日閉店してしまったそうです。。朝日新聞の夕刊で偶然目にしたのですが、不況の煽りで客足が遠のいたことが原因とか。道外では唯一のアイヌ料理屋だっただけに残念です。。ギョウジャニンニク、美味しかったのになぁ。。



そしてモーサムの話。
一言で言えば「やっぱかっこいいライブをするバンドだなあ」としか言えませんわ。


数日前からオフィシャルサイトのトップで

声明文

MO'SOME TONEBENDERはこれより実験期間experimental termに入ります。
まずは11月16日(月)渋谷CLUB QUATTROにおいて
昨年LIQUIDROOMのマンスリーライブで行った勇NIGHTの実験の続き、
そして未知なる新曲(ネオへヴィーロック)の発表を行います。
これからのバンドの方向性が伺える夜になるかも知れないし、
この夜だけの幻の実験になるかも知れません。
このexperimental termを経てバンドはさらに新しい世界へ突入したいと思っています。

みたいな声明文が出されていたので、なんかすごいことになるのかなと思っていた。まあ実際はそんな大きいフリをするほどのもんでもなかったと思うけど、序盤に2曲、終盤に2曲の計4曲の新曲が披露。一部はこれまでのライブでも披露済らしいのだが、オレは初聴き。イサムさんが作ったような打ち込みの曲があったり、ちょっとポップ調の曲があったり、モモの裏声がキモい曲があったりwとバラエティに富んでる感じはした。音源化が楽しみ。
ただ「続・イサムナイト」と宣言してただけはあって、その部分においては納得な感じでした。


赤いパトライトにサイレンが鳴り響く不穏な空気でまずは「TIGER」を一発お見舞い。「TIGER」スタートは5月の「NO EVIL NIGHT」と同じですね。で、新曲を挟んで「GO AROUND MY HEAD」「joy」「hang song」「BAD SUMMER DAY BLUES」と、モーサムの中でも打ち込みの踊れるカオス楽曲を連続投下。やべーやべーとしか言えないこの展開に完全に高まる。特にバッサマの終盤ではストロボがバンバンに焚かれて、その中で狂気的なパフォーマンスを見せる三人の姿が最高にカオスだった。てかこんなにストロボ使うライブを見るのはBOOM BOOM SATELLITES以来だわw
バッサマ終わってホッと一息つくのも束の間、イサムさんがドラムセットから離れる。
イサムギターがキター!!!w
さすが!これぞまさしく「続・イサムナイト」だわw
ヘッドレスギターを持ちモモとセッション。前回のイサムナイト同様「ハラヒレ」の流れ。「ハラヒレ」のリフというか音使いはすごい好きなので、久々に聴けて嬉しい。続けて「Young Lust」と、アルバム「C.O.W.」からの楽曲2連発。これで「エンゲルロージー」があれば完全に昨年のイサムナイトの再現だったのになw
さらにこの日はギャングオブフォーのカバー曲「To Hell With Poverty!」も披露。06年の年末のGOLD LUSH@AX以来っぽい。この曲はやっぱ序盤のタケイの叫びがキモ。あれだけで完璧にアガる。
コーラスで熱唱する姿やステージ上を走り回るイサムさんのテンションの高さがステキでしたw結局最後までの5曲はギターを持ってドラムに戻らなかったしwイサムさんが濃すぎて、イサムさんがフロントに来てからは、タケイさんの影が若干薄かったもんなwあ、タケイさんといえば彼のボーズ姿にはまだちょっと馴染めてないですw



そんな感じでやっぱモーサムライブは楽しいです。終わった後の充実感はでかい。もう何年もオレの中で最高級レベルのライブを見せてくれてるモーサムってバンドはすごいなあと思ったりしますよ。今年はワンマンないのがアレだったけど。。
ちなみに12月2日のRooftop33周年ライブ@LOFTはTHE COLLECTORSだけじゃなく、メロン記念日の参戦も決定したようです。数年前まではモーサムハロプロ(メロン)なんてまったく繋がらないと思ってたのに、年月が過ぎこうやって繋がってしまう機会が訪れるとは。*2。最初聞いた時は笑いしか出なかったけど、今はなんかちょっと恐ろしい感じすらする。。まあ、でももちろん行きますけどねwちなみにLOFT行くのもクロマニヨンズの招待ライブ以来3年ぶり。
あとは12月21日にthe telephonesとPILLS EMPIREとのイベントライブ@代々木ザザズーもある。年内にあと2回、今の充実しきったモーサムライブを見られるというのは、やはり楽しみ以外の何ものでもない。

TIGER
新曲
新曲
GO AROUND MY HEAD
joy
hang song
BAD SUMMER DAY BLUES
ハラヒレ
Young Lust
To Hell With Poverty!
新曲
新曲

*1:パルコ

*2:まあ絡むのはコレクターズだけだと思うけどw