はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

くるり「とろみを感じる生き方」@大宮ソニックシティ

昨日は大宮ソニックくるりのワンマンを見てきた。
くるりワンマンデビューの7月の武道館に続き、今年だけで二回目のくるりワンマン。オレそんなにくるり好きだったっけか?と我ながら思うが、まあこれも巡り合わせってことでw会場の大宮ソニックは地元で近いしね*1。ちなみに大宮ソニックで見るライブは07年のごっちんハロプロ在籍ファイナルライブ以来。ハロプロ以外のライブでは来るのは意外にも初めてなんだな。
この日の席は2階11列。オサレ女子やカッポーも多くてハロプロ系の客層とは明らかにアレwただ客電が落ちても、くるりが登場しても、周りが誰も立ち上がらないのには驚いた。まあ、くるりならこんなんもアリだし、これはこれで乙なので、まったりと見させていただきましたw
武道館のときから特に新曲を出したわけでもないので、この日のセトリも今年6月リリースの新作「魂のゆくえ」からの曲が中心。「Natsuno」や「魂のゆくえ」あたりが良かった。特に「魂のゆくえ」は前回武道館で聴いたときはダブルアンコだったのだが、この日は序盤での披露だったので個人的には軽いサプライズを感じました。この曲のリズムは好きだ。あと本編ラストが「図鑑」に収録されてる「宿はなし」だったのはちょっと意外だった。
旧曲では、2曲目から「Superstar」が流れたので軽く高まり、「ばらの花」でまた高まり、終盤での「ブレーメン」「ワンダーフォーゲル」の畳み掛けには思わず身を乗り出して見入った。「ブレーメン」の曲の構成はいつ聴いても惚れ惚れするし感嘆してしまう。すごい曲を作ったものだ。今回のフォーメーションは武道館の時のスリーピース*2に加え、サポートキーボードとして世武裕子さんが参加。いいアクセントになってました。「京都の大学生」では岸田と世武さんとのデュエットがキレイにハマってたし、「ワンダーフォーゲル」では鬼のような鍵盤の弾きっぷりが見ていて華麗で見事だった。あと初期の名曲「さよならストレンジャー」は岸田が一人ステージに残って弾き語りをしており、これがまた染みた。
MCは相変わらず岸田と佐藤による独特のくるりワールドが展開されてた。
「今日ここに来るまでさいたまスーパーアリーナでやると思ってた」
「大宮は新宿から埼京線で35分くらいで着くから、ZEPP TOKYOと大して変わらないので親近感を持ちました」
「湯たんぽ10年くらい使ってます。ウソですけど。。」
「開場してお客さんが入ってくるのをモニターで見てたけど、皆さん席に着いてから上着を脱ぐんですね。会場に入ったときに脱ぐとかじゃないんですね」
「東京の埼玉の境にはまあ川があるわけですけど、その川を越えて埼玉側に入ったほうが都会な感じがしますよね」
まあ変に煽るでもなく、飄々淡々とした佇まいがくるりの魅力の一つでしょうね。
「最後は『東京』をやろうと思ったんですが、さっき川の話をしたので『リバー』をやろうと思います」
ってことで、最後の曲は「リバー」でしたw
「ばらの花」「ワンダーフォーゲル」「ブレーメン」「Superstar」「BIRTHDAY」「リバー」「さよならストレンジャー」などの代表曲は披露されるも、終始座りながら「観覧」してたのが自分でもなんか変な感覚だった。かと言って1階席の前のほうで見てたらガンガンに盛り上がって見てたかと言われれば否と答えるでしょう。なので今回は「楽しい!」って感想より「いい音楽聴けたなー」って感想のが強い。ライブというよりコンサート的な感覚とでも言っておこうか。まあそんな感じで家に帰ってから初めて、なるほどこりゃあ「とろみを感じる生き方」のツアータイトルがぴったりだなあと思いました。
くるりは年末の28日にもう一度CDJで見ると思うんだけど、その時はフェスを意識したセトリになってると思うので、まあそっちはそっちで楽しみです。はい。

愉快なピーナッツ
Superstar
Natsuno
かごの中のジョニー
魂のゆくえ
さよならストレンジャー(弾き語り)
京都の大学生
ばらの花
ベベブ
つらいことばかり
ナイトライダー
シャツを洗えば
さよならリグレット
三日月
ブレーメン
ワンダーフォーゲル
太陽のブルース
宿はなし
en
BIRTHDAY
リバー

*1:つっても一時間かかるけどw

*2:岸田・佐藤・ボボ