はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

COUNTDOWN JAPAN 09/10 初日@幕張メッセ

今年で7回目を迎えるCDJ
自分は2年ぶり4回目になるのかな。
まあいずれも単日参戦ですがね。
繰り返し幕張まで行くのしんどいしw
今年も初日のみ参戦。
http://rijfes.co.jp/countdownjapan/0910/index.html


12時に海浜幕張駅に着くと人でわんさか。
幕張メッセまでの道のりも渋滞してることからも、このフェスの人気の高さが伺える。
ただそんな人大杉状態であっても会場ゲートはあっさりと通過。
毎年思うが、このフェスの人さばきの上手さには感激するわ。

開場直後なのでグッズ列がなかなかの混み様。
ユニコーンのTシャツ買おうと思ったが、金を下ろし忘れて数千円しか持参してないミス。。
仕方ないので今年はグッズは全スルー。
クロークに荷物預けて場内散策し、とりあえずDJブースへ。
ちなみにこの日はユニコーン×ユニクロの4946Tシャツ。

DJブースは去年から場所が変わってコンコースを挟んだ向こう側に移動してしまったんだが、これがなかなか距離があって不便な感じ。一昨年までのような「フードエリアにいながら漏れる感じで気楽に聴こえる」ってのが良かったのになぁって思った。これでは「DJブースに行くぞ!」と気合を入れなければならない感じがしてちょっとしんどい。
で、13時前に行くが案の定スカスカ。ただステージの造りは豪華でカッチョイイ。スクリーンとかなんかキレイで金が掛かってるのは分かるwあとは会場がアリーナの造りになっているので、後方に座席がある。座りながらまったり時間つぶしができるのはちょっと嬉しい。


13時になったのでメインのEARTH STAGEへ移動し、渋谷の朝礼を聞く。
やはりというか、フジファブリック志村正彦のことにも触れていた。。
そしてトップバッターの9mmが呼び出される。
「Discommunication」で始まったが、2曲聞いたあたりで退出。
9mmは何回聞いてもちょっと肌に合わないんだよな。。
とりあえず同時刻に始まってるPUFFYを見に、EARTHから一番遠いGALAXYへ。
着くとちょうど「渚にまつわるエトセトラ」が始まった。
やっぱヒット曲は盛り上がるな。
ってかサポートドラムは川西幸一50歳とかw
最後はフジファブ志村作詞作曲の「DOKI DOKI」で締め。
渋谷の朝礼といい、今回はどうしても「フジファブリック志村正彦の死」の影響がデカイ。


PUFFYが終わりフードエリアまで出る。
みなと屋名物「ハム焼」の行列が少なかったので並ぶ。
5分ほどで購入。
とりまバドワイザーも購入し、ハム焼&ビールな昼食。
やっぱりハム焼は以前に比べてしょっぱい感じがする。。
ちなみにこの日フェスで食ったのはこれだけ。。
常に財布の心配しないと帰りの電車賃すらギリだったからな。。寂しいし惨めだ。。


14:15のPerfumeまで時間があったのでまたDJブースへ。
なんだかんだ言いつつ意外にDJブースを活用してたりw
片平さんは相変わらず無条件で盛り上がるJ-ROCKのアゲ系を上手に活用されてますな。
時間になったのでアースへ戻る。

Perfume(EARTH STAGE)

http://ro69.jp/quick/cdj0910/detail/29089
5月の代々木ワンマン以来のPerfume。2年前にこのフェスで見たときは一番小さいMOON STAGEだったのに、この日はアースが満員。周りを見ると古参ヲタらしき人もちらほらいたが、9割以上はカッポーやロックファン。ちょい前なら「アウェイ」な空間なんだろうが、今の彼女らにはここが「ホーム」になっているという。。あらゆる人種の手を上げさせて熱狂させるってのはホント大したもんだ。
2年前のMOON STAGEのフロントで「ここが僕のいるべき戦場!」と思い意気込んでいたあの頃とは違う感覚で見るPerfumeもまた乙なモンでした。
ただ茶番劇あたりは微笑ましく見ていられたけど、「男子・女子・そうじゃない人、メガネ・コンタクト・裸眼」のくだりの声出しにはいまだに馴染めん。。
ただどう竅った見方をしても、曲が良いのは事実。特に「エレクトロ・ワールド」と「チョコレイト・ディスコ」がたまらなかった。や、「ワンルーム・ディスコ」の一発目の音や「Dream Fighter」のイントロなんかもヤバさを感じるんだけど、まだどこか冷静でいられる部分があるんだよ。でも「エレクトロ・ワールド」のサビでは熱量のMAX具合というか、もうアタマを空っぽにしてぶっ飛べる感覚になるんだよな。ここは時が過ぎても変わらない所。
うだうだ言ってますが、やっぱオレPerfumeは大好きです。ここまでテンションを上げさせてくれる存在って、そうはいないですよ。今は来春のファンクラブトゥワーが待ち遠しい。

I still love U
ワンルーム・ディスコ
エレクトロ・ワールド
〜MC〜声出し・茶番劇
Dream Fighter
Zero Gravity
MC〜
チョコレイト・ディスコ
ポリリズム

しかし久々に見るのっちの大腿部はバリヤバイw

MASS OF THE FERMENTING DREGS(COSMO STAGE)〜奥田民生ひとり股旅(GALAXY STAGE)

http://ro69.jp/quick/cdj0910/detail/29097
(↑の公式サイトのマスドレのスペル。「FERMENTING」の「N」が抜けてるんだけどw)
Perfumeが終わってソッコーでアースからコスモへ移動してマスドレ。5月のモーサムイベントで見てハマった。女性ボーカルっていう点でミドリと似ている感触を受ける人もいるみたいだが、オレは断然マスドレの音のほうが好み。ドラムが下手にある変則的なフォーメーション*1。そこから繰り出される不穏な轟音は自分のツボ。マスドレの音はモーサムナンバガ的な衝動が垣間見られるから好き。この日も「かくいうもの」スタート。2月発売の新曲はちょっとポップな感じがしたが、「ハイライト」そして最後の「ベアーズ」でやっぱりアガった。いやあマスドレ良いわ。ワンマンとかは時間が合えば行きたい。30分の濃密なステージ。最初はスカスカだったコスモが、退場時は出るので一苦労だった。

かくいうもの
ひきずるビート(新曲)
She is inside,He is outside
まで。(新曲)
ワールドイズユアーズ
ハイライト
ベアーズ

マスドレが予想より早く終わったので、途中からでも「奥田民生ひとり股旅」を見たかったのでGALAXYに移動。すると弾き語りというシンプルなスタイルなのにGALAXYは超満員。「コーヒー」を聴きながら、なんとかステージが見える最高までたどり着くも、次が最後の曲とか。そして最後に選んだ曲はフジファブリックの「茜色の夕日」だった。弟分の志村の急逝を惜しむかのように熱唱する民生。↓の写真でも分かるが、最後はあの民生が涙ぐんで歌えなくなる場面も。。この選曲に加え、そんな民生の姿を見せられたら、、もらい泣きする人多数続出。オレも目頭が熱くなった。民生は最後に「フジファブリック!」と吠えてステージを去る。そして多くの客は無言のままGALAXYの会場から出ていった。泣き叫びながら出て行く人もいた。それぞれがいろんな感情を胸に抱えていたんだろう。そんな光景を見て、改めて志村の死のデカさに気付いた。
http://ro69.jp/quick/cdj0910/detail/29098


その後はカエラまでダラダラ。
COSMOの前を通りかかるとTRICERATOPSの「GOING TO THE MOON」が聴こえてきた。10年前のポカリのCMソング懐かしい!と思って見て行こうとしたが、人でパンパンだったのでフードエリアのイスに座りながら聴いてた。トライセラをカラオケでよく歌ってた学生時代を思い出した。
ちょっと眠くなったのでリクライニングエリアに行って30分ほど仮眠。
時間になったので隣のEARTHへ。

木村カエラ(EARTH STAGE)

http://ro69.jp/quick/cdj0910/detail/29120
もちろん満員のアース。その光景に、もう完全にロックアイドルのアイコンはカエラだなと思い知らされる。この日も9曲中6曲がシングル曲で、今年の夏フェスから「Magic Music」を抜いて「Jasper」を追加。さらに09年を代表する名曲「Butterfly」ももちろん披露。そんなヒット曲を連発されたらそりゃ盛り上がるわな。マイケルTシャツ+ジーンズのラフな姿で妖艶に歌い踊るカエラはマジでカッコよかった。来年早々にはベスト盤も出るそうな。その流れで昔の曲をもうちょっとやってくれるんだったらワンマンでも見たいですわ。

マスタッシュ
YELLOW
TREE CLIMBERS
Phone
Butterfly
You Bet!!(新曲)
BEAT
Jasper
BANZAI

RAM RIDER(DJ BOOTH)

http://ro69.jp/quick/cdj0910/detail/29168
始まる前までずっと「RAM RIDERのLIVE」だと思ってた。実際はRAMさんのDJタイムだったのは自分の中で誤算だった。。久々(2年半ぶりくらい)にRAMさんのLIVEを見れると思ったんだけどなあ。。これなら時間の重複で泣く泣く諦めたMOONのグッドラックヘイワを見れば良かったな、、とも思った。。まあそうは言っても、CHARAとか米米とかRYUKYUDISKOとかスチャダラパーとかマイケルとか様々なアーティストの曲をセンスの良いリミックスで躍らせてくれたので楽しかったですけど。RAM RIDERの曲も一曲やったかな。確か「Sun Lights Stars」だったと思う。またRAM RIDERの曲をガッツリ聴きたいなぁ。


RAMさん終わってそのままDJブースに居残る。RAMさんの次は本日2度目の片平さん。9mmやベボベRADWIMPSエルレなんかを流すからブース前はモッシュが起きてたwwみんな若いなwwそんな光景を、後方のイスに座りながらまったりうとうとしながら見てるオレw
19時前になったのでCOSMOに移動し、後方で阿部真央を見る。「カントリーロード」をSEに登場。ギターはもちろん潤子さんじゃないw一曲目から名刺代わりに「ふりぃ」を。そのパワフルな歌声はさすが。来年はもっと売れるんじゃないかな。くるりが見たかったので1曲だけ聴いて退散。

くるり(EARTH STAGE)

http://ro69.jp/quick/cdj0910/detail/29148
人は大勢いたが間隔があったのでフロント近くまでするすると移動。12・17のワンマン@大宮ソニック以来11日ぶりのくるりwサポートはワンマン同様にボボさんと世武さん。ただ今回はフェス仕様。いきなり「ワンダーフォーゲル」を叩き込み場内大盛り上がり。「ばらの花」のイントロが鳴った瞬間も会場が湧く。やっぱこのあたりの曲は鉄板だな。
そしてこの日「デフレの申し子」ことくるりが我々にプレゼントしてくれたのは「松任谷由実」という超大物!!まさかこんなところでユーミンの御姿が拝めるなんて!!もちろん初接見です。いやあすごい貴重な経験をしたわ。一曲のためだけにユーミンが降臨してくれるなんてなにこの贅沢なサプライズwハンマープライスでもなかなかない商品よwユーミンが去った後に岸田が「みんな ええもん観たなあ」と言ってたけど、その言葉にただウンウンと頷くしかなかったもんな。
そんなくるり×ユーミンの共作「シャツを洗えば」で興奮した後は「魂のゆくえ」「太陽のブルース」でしっかりと締め。曲は7曲と少なかったがすごく濃い時間だった。

ワンダーフォーゲル
トレイン・ロック・フェスティバル
ベベブ
ばらの花
シャツを洗えば (withユーミン
魂のゆくえ
太陽のブルース

ユニコーン(EARTH STAGE)

http://ro69.jp/quick/cdj0910/detail/29170
そしてトリはもちろん本日のお目当てユニコーン!!
くるりファンとの軽い入れ替えを経て完全に最前フロントエリアまで進入。
8月末のSLS以来、今年4回目の生ユニコーンを待ちわびること約30分。
夏は「蝉」のSEで登場したが、今回は「ハッタリ〜ジゴロ」のSEで登場と、のっけからテンションを上げてくれる!そこから来る一曲目はもちろん「服部」!!もうこの完全に何かが吹っ切れました。後はもう新旧織り交ぜたセットリスト。
「ケダモノの嵐」は待望の初聴き!鳩尾に食い込んだ!
川西さんがドラムを離れて民生の服のゴミを取るという謎な行動を取ったと思ったら「半世紀少年」へ!EBIとの掛け合いラップと感動の大サビが同居するスケールのデカイ曲だ。大旗を振る5人と客席の手振りが一体となり、さらにスケール感を増した。
ちなみに今回の衣装は背中と左胸には漢字の刺繍が入った「白のツナギ」。
民生:「民」
阿部:「義」
EBI:「海老」
手島:「手」
川西:「幸」
なぜだかEBIだけ二文字w
「半世紀少年」が終わっても川西さんはドラムに戻らず、そのまま「PTA〜光のネットワーク〜」へ。民生パートでは川西さんとEBIが民生の歌詞にかぶせる茶々を入れて民生が噴き出す場面もwそしてこの曲でもサビの手振りが決まる。これ、後ろから見てると感動的な光景だと思うんだけど、どうなんだろう。
「PTA」の直後に「すばらしい日々」という大名曲で見る人の心を鷲掴みするその振り幅。。もう目を閉じて口ずさんでました。。美しすぎる。
そしてカウベルを鳴らして「WAO!」へ。これもやっぱ大サビが美しい。。ちなみに今回はカウベル寸劇は無しw
さらには「大迷惑」を叩き込む。完全にヒートアップで大興奮状態。
「WAO!」と「大迷惑」の2曲なんて20年以上の差があるのに、そんなことを全く感じさせない。
やっぱユニコーンは別格ですよ。いろんな意味で格が違う。
ラストは「HELLO」でガッツリと締める。この日の「HELLO」がまたすごかった。1番と2番の間奏なんかものすごいエネルギーを感じた。なんだろうあのステージ上に蠕いているパワーは。。まさしく「圧巻」でした。
ここで本編終了。もちろんアンコールが巻き起こる。
数分の暗転を経て5人が再登場。
注目のアンコールは、、、
大名曲の「雪が降る町」、、、
事前に「時期も時期だし、もしかしたらあるかな、、」と淡い期待は抱いていたのだけど、その想いが現実となった瞬間、もうあのイントロが流れてきた時点で目には涙が浮かんできました。。ここ何年か聴いてないはずなんだけど、自然に歌詞が口から出てきました。。中学生の時にこの曲を初めて聴いた時の感動は忘れられない。あれから17年、こうしてこの曲を生で、しかもこんな近くで聴けるなんてなぁ。。ステージ上から泡で出来た「雪」が降ってくる演出と相まって最高の空間でした。。世の中は色々あるけど。。今日はユニコーンのライブを見れただけで、特にこの「雪が降る町」を聴けただけで、大満足です。。なにかこの曲に見えない力をもらった感じがします。。
とにかく濃密な60分。
老若男女関係なしに盛り上がったユニコーンの笑いと涙で満載のライブ。
頑張ってフロントまで行った甲斐があった。
来年も、、、活動するのかな。。
まあ民生も「来年もたまに出たときはよろしくお願いします」とか言ってたんで、たぶんマイペースで活動してくれるんでしょう。うん。きっとしてくれるはずだ。
なので来年もユニコーンを高い優先順位で推させてもらうと思います。
ホント、ユニコーンが復活してくれて良かったなぁ。。

(ハッタリ〜ジゴロ)
01.服部
02.ペケペケ
03.オッサンマーチ
04.ケダモノの嵐
05.半世紀少年
06.PTA〜光のネットワーク〜
07.すばらしい日々
08.WAO!
09.大迷惑
10.HELLO
en
11. 雪が降る町

*1:ちなみにドラムは最近正式加入したらしいw