はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

さようなら、こんこん。

卒コンのことでも。


裕ちゃんのとき。
自分がヲタになってはじめての卒コン参加。
今までフツーにいた人がいなくなる喪失感を味わう。
ごっちんのとき。
タンポポ祭では感動して泣いたが、彼女の卒業に関しては放心状態にはなったが泣かなかった。なぜならラストの「手を握って歩きたい」で「ソロ」というネクストステージがはっきり見えたから。
圭ちゃんのとき。
最初で最後の主役を務めた圭ちゃんの存在感。加護の卒業メッセージ。
昼に松浦コンを見た後だが泣いた。
なっちのとき。
美しい白景色、そしてなっちの言葉にただただ涙。そしてその後MC役の人に怒りを覚える。
初のハロコンでの卒業はあらゆる想像を超えていた。
辻加護のとき。
自分と4期の歴史を重ね合わせて泣いた。4期の絆に泣いた。
最後は笑顔な4人を見ていて微笑ましい気持ちと寂しい気持ちが一緒に込み上げた。
圭織のとき。
盟友がいないステージでの卒業。最後のオリメン。モーニングの歴史に泣いた。
梨華ちゃんのとき。
史上最上級に充実していた春ツアー&久々のワンマンでの卒コン。
途中いしよしの絆に泣いたけど、終わってみれば笑顔のすごく楽しい卒コン。


そして今回のこんこん。
自分が目撃する9人目の卒業者。
しかしながら過去の卒コンとは違うテンション。
それまではある種「卒コンは特別なもの・神聖なもの」的な感覚で臨んでいたのだが、今回は「特別」でという感情はほとんど無かった。
それは梨華ちゃん卒業と同時期あたりから徐々に娘。とのズレを感じて、今の自分が過去最大級に娘。と距離を置いてしまっているからだと思う。
4期世代の自分にとって、5期メン以降は「後輩」という感覚で見てしまう。
距離を感じつつも、加入時から知っている5期メンの紺野の最後の晴れ舞台。
また彼女はハロプロに残らない卒業と言うことで、この日を最後に二度と見ることが出来ないかもしれない。
だから参加した。
しかし失礼な話、彼女の卒業にそこまで真剣に向き合ってない中途半端な気持ちだから、昨日も書いたけど今回の卒コンで自分が泣くとは思わなかった。
でも泣いた。。。
特別な気持ちで臨まなくても、比較的冷静に見ていたつもりでも涙は出てくる。
「娘。魂」が残っていたのかな。
最近どんなに彼女たちから離れていても、ボクはモーニングからハロプロ好きになった事実は変わりないわけだから。。。
や、やっぱ卒コンってのはいいもんですね。
そこには心を打つものがたくさんあります。
ってこんなの今の娘。ファンにしてみれば「今さらなにを都合のいいことを」と思うかも知れないけどね。



そんな中、5期はやっぱり5期だった。いろんな意味で5期らしさが最後まで出てた。
話したいことがまとまらずにガキさんに突っ込まれる高橋のシーンとか、2年前の4期の時のように最後に4人でカーテンコールしようとするもまとまらないシーンとか特に。
決めるトコで決められない。
ホント出来の悪い不器用な子たち。
でも一生懸命さは伝わってきた。
それは5年間で築いてきた「絆」ってやつなのかも。
よっすぃ〜が「後輩の卒業はなんかヤバイ」みたいなこと言ってたが、それに激しく共感。
ちなみにボクが最初にウルッと来たのは「好きな先輩」でガキさんが登場して

ああ やっぱ出来ません ここに来たは いいけれど

って涙声で歌った瞬間。
歌詞そのままのガキさんの姿に泣けたよ。。。
その姿を見たらわずかながら「目には見えない力」をあげたくなりました。




はい、ここからは毎度お馴染みのグチね。
別に隠さないので嫌な人は見ないほうが良いよ。
圭織、辻加護、なっちと過去3回ハロコンでの卒コンに参加したけど、毎回「ハロコンでの卒業にメリットは無い」ってしつこくグチってきた。
去年の梨華ちゃんの充実した卒コンを見てしまうと、ハロコンの卒業には意味があるとはまったく思えない。
でも今までお世話になった人たちの卒業のシーンには立ち会いたいとの思いから、節目となる公演には全て参加してきた。
で、今回見て。
やっぱひどいな。ハロコンでの卒業は。
今回も「感動」に浸らせてくれない。
それも過去最大級に浸らせてくれない。
昼を見て、娘。のコーナーの後にキッズが「Go Gorl」歌ったり、理解に苦しむ変なメドレーがあることは分かってた。
さすがにこれをそのままやったら明らかにサブイ。
2年半前のなっちの卒コンの時は、曲順変更などの考慮がされていた。
だから今回も変更されているのではと思った。
と言うより願ってた。
でも変わらなかった。
娘。がいなくなった後、フツーに「Go Gorl」のイントロが鳴り、℃-uteBerryzが笑顔で登場してきた。
笑顔なのはアタリマエ。彼女たちだってプロなんだから。
でもボクはこの時ばかりは真下で一生懸命踊っているであろうBerryzたちを見ることが出来なかった。
だって見てしまったら、Berryzのメンバーに対して、多少でも嫌悪感を抱いてしまうんじゃないかと思ったから。
彼女たちに罪は全く無いのを知った上で、自分の一方的な負の感情を彼女たちになすりつけてしまう気がしたから。それがとても恐かったから。
だから遠くにいる℃-uteの背中をボーっと見てた。
早くこの曲終われと思った。


それでも紺野が最後にチャラにしてくれた。
それは最後の花道一周の時。
列の最後で歩いていた紺野が4つある角のところで止まって手を振っていた姿がすごく印象的だった。
不器用だけど会場の全員に届くように一生懸命笑顔で手を振るその姿に、またちょっと涙が出てきました。
そして最後の最後、階段を下りて消えゆく瞬間、彼女は笑ってたように見えた。
舞波もそうだった。
その笑顔は何の笑顔なんだろう。
彼女もまた最後に謎を残して去っていった。