銭ゲバ
今日で最終回。
久々に1クール通して見たドラマだったわ。
見応えがあって面白かったです。
こういうドロっとしたテイストの作品はやっぱ好きだ。
原作を先に読んでいたこともあるので、結末はまあ当然と言うか納得。
でもやはり原作よりマイルド＆温もりを残した感じかな。
まさか定食屋にお金をあげるとは思わなかった。
原作は希望もなにもない終わり方だったからねぇ。
前回のラストシーンでダイナマイト巻きつけて部屋に入ったので、最終回はどうするんだろうと思ったけど、風太郎が理想とする幼少の頃からの「幸せな人生」が時系列的に挿入されていた*1けど、これが実に切なかった*2。
これまで貧乏が故に母を亡くすなど不幸を経験してきた風太郎。
金のためなら人をも殺し、大切なのは心じゃなく金と言い切る風太郎。
でも風太郎は誰よりも「平凡な幸せ」を望んでいた。
風太郎が理想とする「幸せな人生」ではみんなが笑顔で幸せに満ち溢れていた。。
理想と現実。。。
愛を欲しながらそれを手に入れられなかった人生。
それを惜しむように死の間際には不様な抵抗をする。
しかしダイナマイトは爆破し、銭ゲバ・風太郎は死んだ。
最終回の幸せなシーンの数々を見てると幸せなんだけどホント切なくなったわ。
これまでのドラマでは常にドロドロした暗い展開だったので、まるで違うドラマを見てるんじゃないかと言う錯覚にすら陥った。
ってかオレ自身も実はこういう平凡で幸せな人生を望んでるのかもしれない。
でも現実はこんな人生は遅れていないでここまで来ている。
だから最終回の映像のような人生を羨んでいるのかも知れない。
ってことはオレも風太郎とたいして変わらないって事なんだろうな。
人は殺してはいないけど。
そして最後に松ケンからの忠告。
人間は誰でも銭ゲバ。。*3
うーん、、
幸せってなんなんだろう。。
愛ってなんなんだろう。。
生活していて自分が幸せって思えればそれがその人にとっての幸せなんだろうけどね。
金が一番とは思わない。
でもそれはオレがそこまで金に困ってないから言えるセリフなんだと思う。。
そして人間は死んだらそこで終わりなんだ、とも思った。。
なんだろう、、色々考えさせられるドラマでした。
視聴率は悪かったみたいだけど、俺は毎週楽しみでしたよ。*4
しかしやっぱ松ケン最高だわ。
瞳がなんか説得力あるんだよな。。
彼の出るドラマや映画は今後もチェックしていきたいと思う。
