はんぞーのブログ

旧・音楽とはすばらしいものだ。

100s「百来来!!!!!!」@渋谷AX

M・A・G・E!マゲ!!
って感じで今日は100sのワンマンを見るため渋谷AXに行ってきた。
隣のNHKホールではくるりのワンマンがやっているのにもかかわらず中村一義を選んだ。
半径100mくらいの会場で、くるり100sのライブがかぶるってどんだけー!
まあでもチケを前から持ってたのは100sだし、100sのライブは前から楽しみにしてたし、100sは今日しか行くチャンスが無いけど、くるりは9月の中野サンプラザに行くつもりだから(まだ先があるから)。しかも自分はくるりより中村くんのほうがファン感覚が深いと思ってるから(何だそれw
初めての中村一義のワンマン「博愛博」がAXで行われたのは2002年の春だから、だいたい5年前になるんですね。5年かぁ。。
ライブのほうだけど、前作「OZ」が自分の中では超名盤だったのに比べると、今作「ALL!!!!!!」はCD音源段階ではどうしても・・・って感じだったから、ライブ始まる前は正直ちょっとどうなのかなぁとか思っていたんだけど、やっぱライブを見ると変わるね。「ALL!!!!!!」の曲もライブで映える曲が多かった。



セットは下に記載。そしてネタバレあります。お気をつけあれ。


「ALL!!!!!!」収録曲は全部と、前作「OZ」から「バーストレイン」「A」「Honeycom.ware」「いきるもの」の4曲。
そしてアンコールで大名曲「犬と猫」と「キャノンボール」!!!!
あとはアンコールでレキシ(池ちゃん)の曲と、ギター・町田さんの曲がありました。
時間はきっちり2時間。
レキシとまっちぃの曲を除いたら17曲。


1曲目〜2曲目はCDと同じ「そうさ世界は」〜「希望」の流れだし、終盤もシメの「ももとせ」〜「もしこのまま」をはじめCDと同じ流れと、今回はもちろん新作中心の流れ。
「ALL!!!!!!」の中では「シンガロング」と「ももとせ」が特にすばらしかった。「ももとせ」はここまでスケールでかいとは思わなかった。グッと来た。
「OZ」の曲では「Honeycom.ware」かな。「シンガロング」からの繋ぎも良かった。
今回は100s名義以前の曲はほぼ姿を消したわけだが、その中でも久々に聴く「犬と猫」はやはり絶品でした。「ど〜〜ぉぉ??」の一声で全ての風景が塗り潰される感覚。
そしてWアンコールの「キャノンボール」の一体感。完全なるアンセムですよ。

「僕は死ぬように生きていたくはない」

この言葉が自分の人生の中でこれまでどのくらい支えになってきたか。。これ大袈裟な話じゃなくてマジで。
だからね、欲を言うならもっとソロ曲やってほしかった。。ってこれはまた後で。。
そんな感じで、やっぱ前回の「OZ」ツアー、前々回の「博愛博」ツアーのほうが衝撃度は高かったかな。
や、もちろん今日のライブもすごく楽しかったし感動しましたよ。
真ん中あたりは程良くスペースもあったので、まっちぃサイドで適度に踊って気持ちよくノリながらライブを楽しんでました。
でも「博愛博」や「OZ」のライブではそれを上回る衝撃度があったのよ。
「博愛博」では一曲目の「犬と猫」の第一声。その瞬間にそれまでの思いが一気に込み上げてきてマジでライブの初っ端からブワーッと来たし。
「OZ」では「扉の向こうに」で中村くんが精魂枯れ果ててステージに倒れこむ→そこからステージ上でメンバーが見守りながら回復を待って名曲「光は光」を歌う姿、ってのがね、もう何て言うか、美しくて、かっこよくて、すばらしくて、マジでゾクゾクしっぱなしでした。
けど今回はそこまでの激しい衝撃は無かったかな。。。
ただ代わりに、今日は前に見た時よりさらに中村くんが楽しそうに歌ってたように感じた。
結成して年を経るにつれ「100sというバンド」という意味では、より深く結束していっているんだろうなー、とか思った。
池ちゃんは相変わらず卑怯なぐらいおもしろいし、まっちぃは相変わらず情熱的だし、小野ちゃんは相変わらずビール飲み過ぎで酔っ払ってたし、トムさんのドラムはカッコいいし、ヒロさんのベースはクールだけどビンビンに響く。
100sってバンドがすばらしいってのは変わって無かった。
でも悪く言うと中村一義と言う個性は薄れてきている感じも受けた。
ってか昔が濃すぎただけだけど。。
まぁ中村くんが楽しそうにライブをしているのならそれはそれでいいです。
だってオレは中村一義の声が好きなんだから。
特にライブでの彼の声が好き。どこが好きとか簡単に言えないんだけど。。。
CDだとその特徴ある「高音ボイス」が魅力だけど、ライブだとその高音に「感情」が加わる。その時の艶ぽっさも加味された声がグッと来るんだろうな。
今日なんかも「Q&A」とか「つたえるよ」とかでは、CDで聴いてるだけでは分からなかった魅力を感じた。
だからアンコールで披露された町田さんのソロ曲。曲としては好きな感じなんだけど、100sのライブで中村くん以外の声で歌われることにやっぱ違和感があった。しかも「犬と猫」の次にやったから余計にそう感じたのかも。。。
あとこれもアンコールの話だけど、レキシ(池ちゃん)の枠が長すぎww15分くらい彼のワンマンステージでしたよww
確かに最初はおもしろおかしく見てたけど、さすがに途中からは長くてダレたかな。そんなに時間あるなら中村くんの昔の名曲やってくれよと思った。
でもレキシの(ってか池ちゃんってかバタードッグ流れの)ファンキーな音の感じは好みではありました。だからきっとレキシをサクッとやって、その後昔の曲やってくれたらここまで言ってないと思う。


そんな感じでやっぱり100s、中村くんが好きだ!ってことを再確認して渋谷を出ました。
今夏はフェスなどで100sを見ることはできないし、8月末の国技館でのライブも行けなさそうなので、果たして次のライブはいつになるかは全く未定。。。
でも何年たってもいいから、100s中村一義のライブは見たいですわ。

そうさ世界は
希望
バーストレイン
なぁ、未来。
シンガロング
Honeycom.ware
Q&A
A
まんまる
あの荒野に花束を
つたえるよ
蘇州夜曲
ももとせ
もしこのまま
<アンコール>
犬と猫
まっちぃのソロ曲
レキシの曲「〜ちょんまげ」
いきるもの
<ダブルアンコール>
キャノンボール

ALL!!!!!! (DVD付)

ALL!!!!!! (DVD付)

OZ

OZ